the gift
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戸が開いた音で目をあける
そこにいたのはお盆を持った女将さんだった
「あら、起きたんだね痛みはどうだい?」
私の枕元に座ってからお盆を下ろし傷口が腫れていないか、熱がないか額に手を当てて確認してくる
「大丈夫です、化膿しなかったようで。お医者様を呼んで下さりありがとうございました」
「困った時はお互い様さ、いつも鬼の脅威から守ってくれている鬼殺隊様を支えるのが私達の仕事だよ」
早く怪我が治るように、薬膳を作ってきたから食べなねと優しく微笑んでくれて
辛い時も沢山あったけれど、鬼殺隊をやってきて良かったなと感じさせてくれる励みの言葉だと感じた。
食べ終わる頃に皿を引き取りにくるからと腰を上げた女将さんに、半々羽織を来た男性はまだいますか?と聞くと
早朝に世話になった、あんたを頼むと言って出て行ってたと告げられた
心配するな
その言葉を信じ、私は呼吸に集中して腕の治療を始めた。
呼吸の流れを感じながら、傷が塞がり後遺症が残らないイメージで右腕に留める
8時間継続すれば明日にはリハビリに移れるかもしれない
早く治してあの人に会いたいなと窓の外を見ると寒さむとした空模様には雪がチラチラと舞い落ちていた
今頃は戦っているのかしら
あの人ならどんな鬼でも大丈夫な気がする
冨岡さんなら絶対に負けない
そんな安心感が湧いてくる人だ
頂いた包帯を自分でしっかり巻き直す、血は滲まないようになっていた。少し痛みはあるけれど手や手首の曲げ伸ばしにも異常は無い
怪我をしてすぐに確認もせずに宿まで走って倒れたから、ちょっと大袈裟だったかもと自分の昨日の冨岡への言動も合わせて恥ずかしいなと顔を手で覆う
他人の事なら、大事が無くて何よりじゃん、細かい事は気にしないと心から言ってあげれる事なのだが
自分だとやはりもうちょっと確認するべきだったと思ってしまった。
布団の中で浅い眠りの中、呼吸のイメージを繰り返しているといつの間にか、カラスが枕元にいる
いつもと変わらぬすっとんきょんな声で、冨岡さんが怪我をした私の代わりに任務を全てこなしてくれた事
お館様から雪那はゆっくり怪我が治るまで休養するようにと伝えて欲しいとカラスの声から耳に入ってくる
眠くてボンヤリする頭だけど、冨岡さんの優しさとお館様が名前を覚えていてくれた事に私の心は舞い上がり、カラスに聞こえていないふりをして同じ事を後2回程言わせてから
その幸せの余韻のまま眠りについたのだった
。
そこにいたのはお盆を持った女将さんだった
「あら、起きたんだね痛みはどうだい?」
私の枕元に座ってからお盆を下ろし傷口が腫れていないか、熱がないか額に手を当てて確認してくる
「大丈夫です、化膿しなかったようで。お医者様を呼んで下さりありがとうございました」
「困った時はお互い様さ、いつも鬼の脅威から守ってくれている鬼殺隊様を支えるのが私達の仕事だよ」
早く怪我が治るように、薬膳を作ってきたから食べなねと優しく微笑んでくれて
辛い時も沢山あったけれど、鬼殺隊をやってきて良かったなと感じさせてくれる励みの言葉だと感じた。
食べ終わる頃に皿を引き取りにくるからと腰を上げた女将さんに、半々羽織を来た男性はまだいますか?と聞くと
早朝に世話になった、あんたを頼むと言って出て行ってたと告げられた
心配するな
その言葉を信じ、私は呼吸に集中して腕の治療を始めた。
呼吸の流れを感じながら、傷が塞がり後遺症が残らないイメージで右腕に留める
8時間継続すれば明日にはリハビリに移れるかもしれない
早く治してあの人に会いたいなと窓の外を見ると寒さむとした空模様には雪がチラチラと舞い落ちていた
今頃は戦っているのかしら
あの人ならどんな鬼でも大丈夫な気がする
冨岡さんなら絶対に負けない
そんな安心感が湧いてくる人だ
頂いた包帯を自分でしっかり巻き直す、血は滲まないようになっていた。少し痛みはあるけれど手や手首の曲げ伸ばしにも異常は無い
怪我をしてすぐに確認もせずに宿まで走って倒れたから、ちょっと大袈裟だったかもと自分の昨日の冨岡への言動も合わせて恥ずかしいなと顔を手で覆う
他人の事なら、大事が無くて何よりじゃん、細かい事は気にしないと心から言ってあげれる事なのだが
自分だとやはりもうちょっと確認するべきだったと思ってしまった。
布団の中で浅い眠りの中、呼吸のイメージを繰り返しているといつの間にか、カラスが枕元にいる
いつもと変わらぬすっとんきょんな声で、冨岡さんが怪我をした私の代わりに任務を全てこなしてくれた事
お館様から雪那はゆっくり怪我が治るまで休養するようにと伝えて欲しいとカラスの声から耳に入ってくる
眠くてボンヤリする頭だけど、冨岡さんの優しさとお館様が名前を覚えていてくれた事に私の心は舞い上がり、カラスに聞こえていないふりをして同じ事を後2回程言わせてから
その幸せの余韻のまま眠りについたのだった
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