the gift
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それから30分が過ぎた頃、私の返事待ちにも限界がきていた
さすがに長い
目を開けて寝てるんじゃ無いかなんて疑いが出てきた所で小さな声だが冨岡さんが話し出した
「お前は…俺を好いているのか?」
「あ…えっと2年くらい前からずっと好きだったんです」
思わず素直に返したけれど、30分考えてその質問かよと思ったのも確かだった
「そうか、お前の気持ちは分かった」
そう言われて、ああ分かってはもらえたけれど応えてはもらえないんだなと思ったが。こっぴどく振られるよりはいいかもしれない
冨岡さんはそれだけ言うと目をつむり何か考えているようだった
元々この人は、何を考えているのかは良く分からない所がある
結婚はしてもらえないならせめて自分の最初の男になって欲しい
振られた今だからこそ言える気がした
「あの、冨岡さん」
「…なんだ?」
「恥を忍んでもう1つお願いがあるんですけど」
「今度は何だ?」
お願いがあるんですのあたりで、凄くこれ以上なにがあるんだみたいな顔に見えてしまったのだけど
もう言い出してしまったし、これから先彼と二人っきりになれるチャンスなんてない
もしも任務であったとしても、刀が握れなかったらもう二度と会えないかもしれない
後悔はしたくないな
「は、恥ずかしいんですけど。その、私は今まで男性経験が無くて。本当に好きな人と、冨岡さんと初めてをしたいんです!お願いします、もらって下さい」
口から火を吹くとはこの事かもしれない
でもどうしても顔が見たくて瞳はそらせなかった
めんをくらったような顔
その言葉が1番合ってるかもしれない。
冨岡さんにしては、さっきよりもこちらのがビックリしたようで、少し経つと非常にビックリしたような顔から難しい顔に変わっていく
震える手を握ってから、覚悟を決めて勢いよく抱きつくと
戸惑い気味だった彼の手が私の背中にまわる
いいんだな、と彼の口から溢れた時に
嬉しい反面、好きでも無い人と寝るなんて彼も健康な男性なんだな。と自分が言ったくせにそんな事を考えてしまった
まずはキスしてくれるかな?と思って目を瞑ると彼の手が包帯に触れてくる
「…やはり怪我を治すのが先だ」
「…腕だけだから大丈夫です」
「駄目だ」
「だって…もう会えないかもしれない」
「心配するな、今日は寝ろ」
抱きしめていた腕を下ろされてから、布団に入れと言われて渋々横になる。むくれている私にフッと笑ってからまたなと言って部屋を出ていった。
笑ってくれた
あんな笑顔を見たのは初めてだったかもしれない
少しだったけど抱きしめてくれた
私の心の熱と興奮はおさまらず、布団を握り締めながら朝を迎えてしまった
。
さすがに長い
目を開けて寝てるんじゃ無いかなんて疑いが出てきた所で小さな声だが冨岡さんが話し出した
「お前は…俺を好いているのか?」
「あ…えっと2年くらい前からずっと好きだったんです」
思わず素直に返したけれど、30分考えてその質問かよと思ったのも確かだった
「そうか、お前の気持ちは分かった」
そう言われて、ああ分かってはもらえたけれど応えてはもらえないんだなと思ったが。こっぴどく振られるよりはいいかもしれない
冨岡さんはそれだけ言うと目をつむり何か考えているようだった
元々この人は、何を考えているのかは良く分からない所がある
結婚はしてもらえないならせめて自分の最初の男になって欲しい
振られた今だからこそ言える気がした
「あの、冨岡さん」
「…なんだ?」
「恥を忍んでもう1つお願いがあるんですけど」
「今度は何だ?」
お願いがあるんですのあたりで、凄くこれ以上なにがあるんだみたいな顔に見えてしまったのだけど
もう言い出してしまったし、これから先彼と二人っきりになれるチャンスなんてない
もしも任務であったとしても、刀が握れなかったらもう二度と会えないかもしれない
後悔はしたくないな
「は、恥ずかしいんですけど。その、私は今まで男性経験が無くて。本当に好きな人と、冨岡さんと初めてをしたいんです!お願いします、もらって下さい」
口から火を吹くとはこの事かもしれない
でもどうしても顔が見たくて瞳はそらせなかった
めんをくらったような顔
その言葉が1番合ってるかもしれない。
冨岡さんにしては、さっきよりもこちらのがビックリしたようで、少し経つと非常にビックリしたような顔から難しい顔に変わっていく
震える手を握ってから、覚悟を決めて勢いよく抱きつくと
戸惑い気味だった彼の手が私の背中にまわる
いいんだな、と彼の口から溢れた時に
嬉しい反面、好きでも無い人と寝るなんて彼も健康な男性なんだな。と自分が言ったくせにそんな事を考えてしまった
まずはキスしてくれるかな?と思って目を瞑ると彼の手が包帯に触れてくる
「…やはり怪我を治すのが先だ」
「…腕だけだから大丈夫です」
「駄目だ」
「だって…もう会えないかもしれない」
「心配するな、今日は寝ろ」
抱きしめていた腕を下ろされてから、布団に入れと言われて渋々横になる。むくれている私にフッと笑ってからまたなと言って部屋を出ていった。
笑ってくれた
あんな笑顔を見たのは初めてだったかもしれない
少しだったけど抱きしめてくれた
私の心の熱と興奮はおさまらず、布団を握り締めながら朝を迎えてしまった
。