ケンちゃんのお姉ちゃん 大寿君の妹ちゃん
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隆ときちんと付き合ってやっと落ち着いてきた
乾君からあれ以来連絡は来なかったし、通学路でバッタリ会ったりもしなかった。私はいつも通りの日々を過ごしていたけれど相変わらず喧嘩やゴタゴタが多くてあのメンバーに手当てをした回数は数知れず
暇さえあれば応急手当の方法を調べて、薬局で包帯や消毒液に痛み止めを買いながらうちは病院じゃないのにとブツブツ文句を言う私。デートに行けば絡まれて、私はいつも喧嘩が終わるのをひたすら待つ。最近はもう慣れたのでアイスを買って食べながら見ているか、近くにあるカフェで珈琲を買って待っているなどに進化した。いや、もしかしたら退化かもしれない
付き合ってから段々と隆の事もよく分かってきた
私が考えてる彼とは違う所もあったけど、基本的には凄く優しいし思いやりもある。手先も器用で、頭も良くバランスが良い人だ。
私に寂しい思いや辛い思いをさせない様に自然にそう動いてくれたり、優しい言葉をかけてくれる彼を尊敬しているし
多分隆なら、こんな阿呆な私の事をずっと好きで一緒にいれるだろうなと思う。そう思わせてくれる彼が凄いのだと最近良く思う
今日は最終授業が数学だったので、お昼休みの時点で授業をサボって隆に会いに行こうと決めていた。特別に何かあった訳では無いけれど、ただ中学生の隆を見れるのは後少し。女の子達の中に混じり部活をしている隆を一目でも良いから見て見たかったのだ
隆には内緒で、私は少し浮かれた気分で渋谷第二中学校へ向かっていた。徒歩だとけっこうかかる距離だと思っていたけど、コンビニでアイスを買って隆が好きだと言っていた音楽を聞き、食べながら早足で歩いていると割りと直ぐに校門が見えてきた
当たり前だけど隆と同じ制服の子が沢山いて、通り過ぎる子達は私を珍しい物を見るような目で上から下まで見てくる。思っていたよりも隆や、ペーパーコンビみたいな不良っぽい子達は学校にはあまり居なくてのほほんとしている中学校だった。大体手芸部ってどこなんだろと昇降口に勝手に入ってキョロキョロしていると先生らしき人が私を見つけて声を掛けてくる
「……貴女、高校生じゃないの。何か用事?」
「あ、すみません。3年の三ツ谷の親族なんですけど、手芸部って何処でやってますか?」
「……三ツ谷君の。……用事を手短に済ませて早めにお帰りくださいね」
ちょっと迷惑そうに言われ、場所だけ教えて貰ってそそくさとそちらに向かった。やっぱり、教室に入るのはちょっと抵抗があったので裏手に周り外の窓から眺める事にして足を進める。大きめの木が木陰になっていて、その下の高めの花壇にちょこんと座ってペットボトルのミルクティーで喉を潤しながら少し先の教室に目をやり銀髪のベージュのセーターを探した
思っていたよりも女子の数が多くて、内心驚いたけれど、隆の姿はやはり目立つので直ぐに見つける事が出来た。窓際で真剣な顔でミシンに向かう姿に、何だか私も真剣に隆を見つめていた。女の子達に色々質問されていて、内容は全く聞き取れないが良く笑い、笑顔で親切に説明している所が隆らしかった
少しその様子を眺めながらミルクティーを飲んでいると、金色の髪の男の子とぺーちゃんが教室に入ってくるのが見えた。何気に目が良いのか、私と目が合ったぺーちゃんが凄く大きな声でねーちゃん!と叫ぶと隆が振り返ったので私はにししと笑って、よっと手を上げた
「何やってんだよ、雪那さん。全然気づかなかった」
ガラガラと窓を開けた隆がビックリした顔でこっち来いみたいに手招きする。その手に応えるように微笑んでから窓に足を進める
「見つかっちゃった。まだかかる?」
「あー、たけみっちの直すからちょっとかかるかも」
「んじゃ、ここから見てる」
いきなり頬に手が触れて、ん?と言うと今日メイク濃くね?と言われ首を傾げた隆は心配した様子で寝不足?と聞いてくる。8時間寝たから寝不足では無いはずと言って笑うと優しく涙袋を親指で撫でてくる隆に、ぺーちゃんが2人っきりの時にイチャつけよ何て後ろで騒いでいる。誰が居ようがいまいが隆は普通に触れてくるなと少しだけ笑ってしまった
ふと、視線を感じてそちらを見れば手芸部の女の子達の目線は私に釘付けだった。ちょっと恥ずかしかったので、隆に待ってるから終わったら教えてと言って早々とさっきの場所に戻った
携帯でゲームをしていたら割と直ぐに隆達は学校から出てきた。その間ずっと女の子達からの興味津々な視線を窓越しに盛大に浴びてもう二度と来るまいと誓った
「遅くなってごめんな」
「いや、私が勝手に来たからさ。」
そう言って顔をあげると、さっきぺーちゃんと教室に入って来た金髪の男の子と目が合った。少しだけ照れたように初めましてと頭を丁寧に下げてくる
「あ、初めまして雪那です。よろしくね」
「 雪那さん、たけみっちは最近東卍入ったんだ」
「へぇ、怪我しないでね。割と本気で」
「なぁ、ねーちゃん歩いて来たのかよ」
「そーなの。凄い遠くてねーちゃんヘトヘト」
「ぺーやん君のお姉さんなんですね」
「ケンちゃんのお姉ちゃんだよ、タケミチくん」
「あ、……言われたらちょっとドラケン君に似てるかも」
鼻のラインとか。と言って笑うタケミチ君の顔が何だか幼くて可愛らしい印象を私に与えた。こんな柔らかい感じの子があの中に居るなんて大丈夫なのか?と少しだけ心配になる
「タケミチ君は何番隊なの??」
「三ツ谷君の所に入れって言われました」
「流石マイキー、よく分かってる。他の隊には絶対行かないようにね」
何故に?みたいに首を傾げたタケミチ君に、隆は笑う
「何だよ姉ちゃん。3番隊は駄目なのか?」
「うーん。3番隊は面白いけど危ないからなぁ」
「何が面白いのか全く分かんねぇよ」
「ペーパーコンビが面白いけど、ちょっとやんちゃだしな……。隆くらいの所が合ってそう」
私がそう言ってケラケラ笑うと、三ツ谷くんは凄く頼りがいがありますもんね。と返して来たタケミチ君からはお世辞の感じが全くしなくて私はそれに少し嬉しくなり微笑む。横に居た隆はそんな褒めても何も出ねーぞとやる気の無い声を出しながら頬をかいた
「タケミチ君、もし怪我したりお腹空いたらいつでもウチに来なね、彼女いたら一緒においで」
「 雪那さん、また食費が増えるんじゃね?」
「ぱーちゃんの分を減らすから大丈夫」
食い過ぎだしと私が言えば、ぺーちゃんと隆の2人は違いねえと笑った。帰る前にトイレ借りてくると言って、1度校舎に入り用を足してから帰ってくると3人は何やら話し込んでいて私に気付かない。また喧嘩とかの物騒な話か。何て思いながら脇に座り込んで携帯を開くと耳に入って来た会話に私は顔を上げてそちらに向いた
「……へぇ。そんな事があったんですか」
「あぁ、たけみっちもなるべくヒナちゃんと居るようにした方がいいかもしんねぇ」
「…でも、…ドラケン君のお姉さんが無事で本当に良かったっすね。」
「……まぁな。」
「三ツ谷はねーちゃんが絡むと感情が抑えられなくてパーちんみたいになるからぁ」
「えっ?三ツ谷くんてドラケン君のお姉さんの事好きなんですか?」
「あいつは俺の女だよ。てかぺーやん、ぱーと一緒にすんなや」
それを聞いて、三ツ谷君の雰囲気とお姉さんの感じがすげぇお似合いですと言って花が咲いた様に笑顔になったタケミチ君に隆の表情が変わった
その隆の何とも言えない嬉しそうな表情に、私は何だか心を奪われる様に時間が止まった気がしてただ彼を横顔を見つめてしまった
そして、ありがとなぁとくしゃりと笑った隆の言葉で私はハッと我に帰った
ぺーちゃんとタケミチ君と別れて二人でのんびり歩く
しっかり繋がれた手は全く恥ずかしくなくて、人間慣れるもんだなと改めて感じていた。隆がタケミチ君はけっこう面白い奴なんだと楽しそうに話す顔を見ながら二人で帰路をブラブラ歩く。でも隆が何を話ていても、頭の中にさっきの隆の顔がリピートされていて頭に入って来ない
「…あのさ、…さっきからお前聞いてなくね?」
「……うん。ねぇねぇ」
「……うんて言っちゃってんじゃん。やっぱ聞いてねーし。んで?何??」
「隆、本当に大大だーい好き」
「はァ、……熱あんの?」
心配そうな顔をされて、少し照れながら無いよと唇を尖らせると嘘だよと言ってその唇を食べる様に優しく口付けされる。急だったので目を見開いてビックリしている私に、満足そうな笑みを見せた隆の頭を丸めた新聞紙が飛んできてスコーンと良い音が響いた
「いってぇ」
「嘘付けよ色男、痛くねーだろ」
そこに居たのは笑いを我慢するちーちゃんと、丸めた新聞紙を手に叩きつけながらゲラゲラと笑う圭ちゃんだった。「びっくりしたなぁ。圭ちゃんか」と胸を撫で下ろした私に圭ちゃんはケラケラとまだ笑っている
「お前ら、イチャつくんなら家でやれよ」
「場地かよ。うるせーなぁ。ほっとけよ」
隆がゲンナリとした様な顔をすると、ポケットから何かを取り出した圭ちゃんはおめでとさんと言って隆のポケットに何かを突っ込んで足早に去って行った。
ぺこりと頭を下げたちーちゃんはニコッと笑ってからおめでとうございますと言って圭ちゃんの後ろに続いて行ってしまった
「何それ」
隆がポケットに入れられた封筒を取り出すと、何だこれと言って中身を取り出した。中に入っていたのはお誕生日おめでとうのメッセージカードと新作のアクション映画の2人分のチケットだった。ちょっとだけウルッときて、目頭を抑えた私はちらりと横目で隆を見ると少しだけ微笑んでカードを見つめる隆に、良かったねと笑う
「……てか、誕生日??……隆誕生日じゃん」
「……今気付いたんだ」
「ヤバい、圭ちゃんより愛無いじゃん私」
「ぷッ、何それ」
吹き出して笑う隆にごめんと言ってアタフタと何か欲しい物ある?と聞けば隆は上を向いて何やら考えてる様だった
「……あーあった」
「バイクの部品とか??」
「…… 雪那さんの事1日中抱きたいかも」
「……えっ?」
「……ぷッ、ククク。嘘だよ。本当だけど」
「……どっちよ」
「じゃあさ、雪那って呼んでいい?誕生日プレゼント」
「……えっ??そ、そんな事でいいの?」
「ああ、俺からしたら夢だったからな」
「せっかくの誕生日なのにそれだけじゃ悪いから、プラスして1日中抱くのもいいよ。お得だよ」
「……セット販売みたいに言うなよ」
てへへと笑った私に、じゃあ有難くと言った隆は私の手を取り歩き出した
家に帰り鞄を置いた私は、ソファで寛いで麦茶を飲む隆を見て右手を握りしめる
「今からお誕生日プレゼントで1日中抱きついてたいと思います」
「……はぁ?」
何故か自分が言ってきた癖に何言ってんの?みたいな顔で首を傾げた隆。
お構い無しに、よっこいせと言ってソファに座っている隆のソファとの隙間に足を入れて入り込んで後ろからムギュっと抱き締める
「うーん。落ち着く」
「……」
何も言わない隆に、プレゼント嬉しい?と顔を覗き込むと、何やら上を向いて考え込んでいたので私は黙って持っていたリモコンでテレビの電源を付けた
お笑い番組でも見ようかなと隆の腕に顔を寄せてチャンネルを変えていると、視線を感じる
「にゃに?」
「いや、今日1日中そうしてんの?」
「前が良かった??」
「……あー、じゃあ前にしてよ」
何か凄く意地悪な顔になった隆に少しだけ何だろ?と思ったけれど、誕生日だし彼の言う事は今日は聞こうと思い、移動して隆の膝の上に座ろうとすると
手を引かれて正面に座らされる。顔が近くてちょっと恥ずかしいなと思いながら首筋に顔を埋めてグリグリしていると、隆はこっち向いてと言った
「……向いたよ」
「舌出して」
「……は、恥ずかしいんだけど何で?」
「お誕生日プレゼントだって」
「……ぐぬぬ。……わ、分かった」
涼しい顔をした隆を見て誕生日誕生日と言い聞かせ、そのまま舌を出すと直ぐに隆の口の中にその舌は入ってしまい撫でる様に絡み合う。ワイシャツに入って来た手が胸を優しく触り、突起に指が触れてビクリと腰が揺れる
ショーツに硬いものが当たり、まだちょっと恥ずかしくて知らないフリをするとフッと笑った隆はワイシャツのボタンを丁寧に片手で外してゆく
ちゅっ、ちゅっとワザと音をたてるように胸の突起を舐めながらショーツに入って来た手は私の敏感な部分を行ったり来たりしていて、その指にビクリとするとすんなりと指が飲み込まれた。クチュクチュとイヤらしい水音が恥ずかしくて隆の耳を優しく舐める。自身に埋められた指が気持ちが良い所を撫でてアッと声が出て思わず隆の耳を優しく噛んでしまうと、んっと隆の口から出た悩ましい声に私はちょっとお腹がゾクゾクとするのを感じた
「……隆も、気持ちいいの?」
「……ん、まぁ」
「……ねぇ、私も触っていい?」
「はっ?どこを?」
「……く、口では言えない」
そう言った私に自分の口元を抑えて笑った隆は、お好きにどーぞと言って私の頭を撫でた。
隆から1度降りて、カチャカチャとベルトを外してボクサーパンツを下ろし反り立ったそれと対面する
銭湯にいる小さな男の子の物では無いし、勿論見慣れていないから何だか不思議でマジマジと見つめてしまう。1分くらいすると、あのさ睨めっこやめてくんね?と呆れて言った隆に我にかえった
「なんか……立派になったね」
「まぁ、もう小学生じゃねーからな」
優しく、ゆっくりとそれを撫でて先端を触るとピクリと反応する。何だか可愛くて優しく握り先端を舌先で舐めながら顔が見たくて上目遣いで彼を見た
「……ちょ、ちょっストップ。まじで」
「……ストップしないよぉ」
何だか慌てた隆が可愛くてそのまま口の中に彼を入れてから舌を這わせた。やり方が分からないけれど、歯を立てなきゃ大丈夫かな?何て曖昧な感じで全体を舐めていると、んっと艶めいた声が出てその場所を舌先で攻める
はぁはぁと少し息が荒くなり、チラりと顔を見れば何とも余裕の無い、今まで見た事も無い顔をしていた
「……何か、凄い良い顔見れたかも」
「……頼むから今そこで喋んな」
「ふふふ、後どうしたら気持ちいいか教えて?」
「……あー、本当に良いの?ちょっと苦しいかもよ」
「平気だよ」
少しだけ申し訳無さそうな顔をした隆は喉の奥まで入れれる?と言ってきて、その言葉通りに深くまで咥えるとやっぱり少し苦しい。むせないように、上手になるべく深く咥えたまま舌を動かすと、本当に悪ぃと言った隆の手が私の頭に乗っかってそのまま動かされる
ちょっと苦しいと思った時に口の中に変わった味が広がってむせたら飲み込んでしまった
「……何か飲んじゃった」
「……本当に悪ぃ。我慢出来なかった」
そう言ってテーブルにあった麦茶を渡されて、手に取った私はそのまま麦茶を飲み干した
「……ふぅ。ひと仕事終えた感じ」
「……ぷッ、何それ笑える」
「私も大人になったなって思った」
ケラケラと笑う隆に何が可笑しいのよーとプンスカすると、手を取られてまた正面に抱っこされる
首筋を舐められて、ショーツに入ってきた指は珍しく優しく無くて突起と中をグリグリと刺激してくる
「……ちょ、あ、らめぇ」
「……俺にも何処が良いか教えて。雪那 」
「……ふっ、わ、分かんないかも」
「…分かんだろ、ここは?」
クィっと指が曲がり、脳まで溶けるような優しい快楽に首を横に振る。隆に口付けしようと顔を上げれば満足そうな顔で私を見つめていた
「……雪那、ここ気持ち良い?」
「……ん、んん。」
気持ち良いって言ってごらんと耳元で囁かれて強めに手を動かされる。気持ち良いと正直に小さく呟いたと同時に強い快楽に襲われて
ビクビクと足に力が入らない。はぁはぁと肩で息をする私の中から手を抜いて何処にあったのかも分からなかった避妊具を付けるとそのまま躊躇無く自身を埋めた隆は私の腰を強く抱いた
「……あ、あぁぁ、ん、」
「ちょっと、ごめんな。今日は余裕無くて悪ぃ」
「……んんんー」
奥まで突かれているのに痛くも苦しくも無くて、何だか繋がってる部分が気持ちよくてとろけそうだ。涙が滲んで激しく揺さぶられて余裕の無い顔の隆と目が合うとキュンとお腹が熱くなる
「も、らめぇ」
「……かわい。雪那、もっかい舌出して」
言われるままに舌を出すと激しく舐められて、腰も激しく打ち付けられる。しばらくすると、やべーもう無理だと力無く笑った隆は私を強く抱き締めた
ダランと力無く横になる私を見て、シャワーを浴びて出てきた隆はゲラゲラと笑う
「何よー」
「……かわい。トドみたい」
「それは、可愛い」
雪那、と呼ばれて首を傾げた私に隆は触れるだけの口付けを落とす。今何時?と聞かれ17時くらいと答えれば、後何回出来っかなと割と真面目な顔で笑う隆。
私は白目を剥きそうになりながらハハハとから笑いした
「プレゼントもう終わり??」
「……いや、お腹空いたからご飯食べてからにしよ」
「それは賛成。何食いたい?」
「隆の誕生日だし、隆の好きな物にしよ」
「……冷蔵庫にあるもんでいーよ。俺はお前の飯何でも好きだし」
「……ありがと。じゃあとびきり丁寧に作るね」
そう言えば、おぅ。と言って薄く笑った隆
キッチンで料理に熱中していると、玄関のドアが乱暴に開いてまるで小学生みたいにケーキやらチキンやらを嬉しそうに掲げて入って来たいつもの面子に私と隆は吹き出してしまった
パーちゃんがチキンを口に頬張って喉に詰まらせて、ぺーちゃんがジュースを渡す
マイキーが旗立てろと騒いで、ケンちゃんがハイハイと面倒くさそうに刺してあげる。ちーちゃんが配膳を手伝ってくれて、圭ちゃんとかずちゃんが隆にどこまでしたかとか下品な事を聞いてゲラゲラ笑う
いつも通りなんだけど、付き合ってからは初めての誕生日会。何だかんだ囲まれて楽しそうな隆を見ながら1日を過ごした
これからもずっとこんな日が続けばいーなーと呟くと
いつの間にか隣に居たちーちゃんがしんみりとした表情で頷いた
乾君からあれ以来連絡は来なかったし、通学路でバッタリ会ったりもしなかった。私はいつも通りの日々を過ごしていたけれど相変わらず喧嘩やゴタゴタが多くてあのメンバーに手当てをした回数は数知れず
暇さえあれば応急手当の方法を調べて、薬局で包帯や消毒液に痛み止めを買いながらうちは病院じゃないのにとブツブツ文句を言う私。デートに行けば絡まれて、私はいつも喧嘩が終わるのをひたすら待つ。最近はもう慣れたのでアイスを買って食べながら見ているか、近くにあるカフェで珈琲を買って待っているなどに進化した。いや、もしかしたら退化かもしれない
付き合ってから段々と隆の事もよく分かってきた
私が考えてる彼とは違う所もあったけど、基本的には凄く優しいし思いやりもある。手先も器用で、頭も良くバランスが良い人だ。
私に寂しい思いや辛い思いをさせない様に自然にそう動いてくれたり、優しい言葉をかけてくれる彼を尊敬しているし
多分隆なら、こんな阿呆な私の事をずっと好きで一緒にいれるだろうなと思う。そう思わせてくれる彼が凄いのだと最近良く思う
今日は最終授業が数学だったので、お昼休みの時点で授業をサボって隆に会いに行こうと決めていた。特別に何かあった訳では無いけれど、ただ中学生の隆を見れるのは後少し。女の子達の中に混じり部活をしている隆を一目でも良いから見て見たかったのだ
隆には内緒で、私は少し浮かれた気分で渋谷第二中学校へ向かっていた。徒歩だとけっこうかかる距離だと思っていたけど、コンビニでアイスを買って隆が好きだと言っていた音楽を聞き、食べながら早足で歩いていると割りと直ぐに校門が見えてきた
当たり前だけど隆と同じ制服の子が沢山いて、通り過ぎる子達は私を珍しい物を見るような目で上から下まで見てくる。思っていたよりも隆や、ペーパーコンビみたいな不良っぽい子達は学校にはあまり居なくてのほほんとしている中学校だった。大体手芸部ってどこなんだろと昇降口に勝手に入ってキョロキョロしていると先生らしき人が私を見つけて声を掛けてくる
「……貴女、高校生じゃないの。何か用事?」
「あ、すみません。3年の三ツ谷の親族なんですけど、手芸部って何処でやってますか?」
「……三ツ谷君の。……用事を手短に済ませて早めにお帰りくださいね」
ちょっと迷惑そうに言われ、場所だけ教えて貰ってそそくさとそちらに向かった。やっぱり、教室に入るのはちょっと抵抗があったので裏手に周り外の窓から眺める事にして足を進める。大きめの木が木陰になっていて、その下の高めの花壇にちょこんと座ってペットボトルのミルクティーで喉を潤しながら少し先の教室に目をやり銀髪のベージュのセーターを探した
思っていたよりも女子の数が多くて、内心驚いたけれど、隆の姿はやはり目立つので直ぐに見つける事が出来た。窓際で真剣な顔でミシンに向かう姿に、何だか私も真剣に隆を見つめていた。女の子達に色々質問されていて、内容は全く聞き取れないが良く笑い、笑顔で親切に説明している所が隆らしかった
少しその様子を眺めながらミルクティーを飲んでいると、金色の髪の男の子とぺーちゃんが教室に入ってくるのが見えた。何気に目が良いのか、私と目が合ったぺーちゃんが凄く大きな声でねーちゃん!と叫ぶと隆が振り返ったので私はにししと笑って、よっと手を上げた
「何やってんだよ、雪那さん。全然気づかなかった」
ガラガラと窓を開けた隆がビックリした顔でこっち来いみたいに手招きする。その手に応えるように微笑んでから窓に足を進める
「見つかっちゃった。まだかかる?」
「あー、たけみっちの直すからちょっとかかるかも」
「んじゃ、ここから見てる」
いきなり頬に手が触れて、ん?と言うと今日メイク濃くね?と言われ首を傾げた隆は心配した様子で寝不足?と聞いてくる。8時間寝たから寝不足では無いはずと言って笑うと優しく涙袋を親指で撫でてくる隆に、ぺーちゃんが2人っきりの時にイチャつけよ何て後ろで騒いでいる。誰が居ようがいまいが隆は普通に触れてくるなと少しだけ笑ってしまった
ふと、視線を感じてそちらを見れば手芸部の女の子達の目線は私に釘付けだった。ちょっと恥ずかしかったので、隆に待ってるから終わったら教えてと言って早々とさっきの場所に戻った
携帯でゲームをしていたら割と直ぐに隆達は学校から出てきた。その間ずっと女の子達からの興味津々な視線を窓越しに盛大に浴びてもう二度と来るまいと誓った
「遅くなってごめんな」
「いや、私が勝手に来たからさ。」
そう言って顔をあげると、さっきぺーちゃんと教室に入って来た金髪の男の子と目が合った。少しだけ照れたように初めましてと頭を丁寧に下げてくる
「あ、初めまして雪那です。よろしくね」
「 雪那さん、たけみっちは最近東卍入ったんだ」
「へぇ、怪我しないでね。割と本気で」
「なぁ、ねーちゃん歩いて来たのかよ」
「そーなの。凄い遠くてねーちゃんヘトヘト」
「ぺーやん君のお姉さんなんですね」
「ケンちゃんのお姉ちゃんだよ、タケミチくん」
「あ、……言われたらちょっとドラケン君に似てるかも」
鼻のラインとか。と言って笑うタケミチ君の顔が何だか幼くて可愛らしい印象を私に与えた。こんな柔らかい感じの子があの中に居るなんて大丈夫なのか?と少しだけ心配になる
「タケミチ君は何番隊なの??」
「三ツ谷君の所に入れって言われました」
「流石マイキー、よく分かってる。他の隊には絶対行かないようにね」
何故に?みたいに首を傾げたタケミチ君に、隆は笑う
「何だよ姉ちゃん。3番隊は駄目なのか?」
「うーん。3番隊は面白いけど危ないからなぁ」
「何が面白いのか全く分かんねぇよ」
「ペーパーコンビが面白いけど、ちょっとやんちゃだしな……。隆くらいの所が合ってそう」
私がそう言ってケラケラ笑うと、三ツ谷くんは凄く頼りがいがありますもんね。と返して来たタケミチ君からはお世辞の感じが全くしなくて私はそれに少し嬉しくなり微笑む。横に居た隆はそんな褒めても何も出ねーぞとやる気の無い声を出しながら頬をかいた
「タケミチ君、もし怪我したりお腹空いたらいつでもウチに来なね、彼女いたら一緒においで」
「 雪那さん、また食費が増えるんじゃね?」
「ぱーちゃんの分を減らすから大丈夫」
食い過ぎだしと私が言えば、ぺーちゃんと隆の2人は違いねえと笑った。帰る前にトイレ借りてくると言って、1度校舎に入り用を足してから帰ってくると3人は何やら話し込んでいて私に気付かない。また喧嘩とかの物騒な話か。何て思いながら脇に座り込んで携帯を開くと耳に入って来た会話に私は顔を上げてそちらに向いた
「……へぇ。そんな事があったんですか」
「あぁ、たけみっちもなるべくヒナちゃんと居るようにした方がいいかもしんねぇ」
「…でも、…ドラケン君のお姉さんが無事で本当に良かったっすね。」
「……まぁな。」
「三ツ谷はねーちゃんが絡むと感情が抑えられなくてパーちんみたいになるからぁ」
「えっ?三ツ谷くんてドラケン君のお姉さんの事好きなんですか?」
「あいつは俺の女だよ。てかぺーやん、ぱーと一緒にすんなや」
それを聞いて、三ツ谷君の雰囲気とお姉さんの感じがすげぇお似合いですと言って花が咲いた様に笑顔になったタケミチ君に隆の表情が変わった
その隆の何とも言えない嬉しそうな表情に、私は何だか心を奪われる様に時間が止まった気がしてただ彼を横顔を見つめてしまった
そして、ありがとなぁとくしゃりと笑った隆の言葉で私はハッと我に帰った
ぺーちゃんとタケミチ君と別れて二人でのんびり歩く
しっかり繋がれた手は全く恥ずかしくなくて、人間慣れるもんだなと改めて感じていた。隆がタケミチ君はけっこう面白い奴なんだと楽しそうに話す顔を見ながら二人で帰路をブラブラ歩く。でも隆が何を話ていても、頭の中にさっきの隆の顔がリピートされていて頭に入って来ない
「…あのさ、…さっきからお前聞いてなくね?」
「……うん。ねぇねぇ」
「……うんて言っちゃってんじゃん。やっぱ聞いてねーし。んで?何??」
「隆、本当に大大だーい好き」
「はァ、……熱あんの?」
心配そうな顔をされて、少し照れながら無いよと唇を尖らせると嘘だよと言ってその唇を食べる様に優しく口付けされる。急だったので目を見開いてビックリしている私に、満足そうな笑みを見せた隆の頭を丸めた新聞紙が飛んできてスコーンと良い音が響いた
「いってぇ」
「嘘付けよ色男、痛くねーだろ」
そこに居たのは笑いを我慢するちーちゃんと、丸めた新聞紙を手に叩きつけながらゲラゲラと笑う圭ちゃんだった。「びっくりしたなぁ。圭ちゃんか」と胸を撫で下ろした私に圭ちゃんはケラケラとまだ笑っている
「お前ら、イチャつくんなら家でやれよ」
「場地かよ。うるせーなぁ。ほっとけよ」
隆がゲンナリとした様な顔をすると、ポケットから何かを取り出した圭ちゃんはおめでとさんと言って隆のポケットに何かを突っ込んで足早に去って行った。
ぺこりと頭を下げたちーちゃんはニコッと笑ってからおめでとうございますと言って圭ちゃんの後ろに続いて行ってしまった
「何それ」
隆がポケットに入れられた封筒を取り出すと、何だこれと言って中身を取り出した。中に入っていたのはお誕生日おめでとうのメッセージカードと新作のアクション映画の2人分のチケットだった。ちょっとだけウルッときて、目頭を抑えた私はちらりと横目で隆を見ると少しだけ微笑んでカードを見つめる隆に、良かったねと笑う
「……てか、誕生日??……隆誕生日じゃん」
「……今気付いたんだ」
「ヤバい、圭ちゃんより愛無いじゃん私」
「ぷッ、何それ」
吹き出して笑う隆にごめんと言ってアタフタと何か欲しい物ある?と聞けば隆は上を向いて何やら考えてる様だった
「……あーあった」
「バイクの部品とか??」
「…… 雪那さんの事1日中抱きたいかも」
「……えっ?」
「……ぷッ、ククク。嘘だよ。本当だけど」
「……どっちよ」
「じゃあさ、雪那って呼んでいい?誕生日プレゼント」
「……えっ??そ、そんな事でいいの?」
「ああ、俺からしたら夢だったからな」
「せっかくの誕生日なのにそれだけじゃ悪いから、プラスして1日中抱くのもいいよ。お得だよ」
「……セット販売みたいに言うなよ」
てへへと笑った私に、じゃあ有難くと言った隆は私の手を取り歩き出した
家に帰り鞄を置いた私は、ソファで寛いで麦茶を飲む隆を見て右手を握りしめる
「今からお誕生日プレゼントで1日中抱きついてたいと思います」
「……はぁ?」
何故か自分が言ってきた癖に何言ってんの?みたいな顔で首を傾げた隆。
お構い無しに、よっこいせと言ってソファに座っている隆のソファとの隙間に足を入れて入り込んで後ろからムギュっと抱き締める
「うーん。落ち着く」
「……」
何も言わない隆に、プレゼント嬉しい?と顔を覗き込むと、何やら上を向いて考え込んでいたので私は黙って持っていたリモコンでテレビの電源を付けた
お笑い番組でも見ようかなと隆の腕に顔を寄せてチャンネルを変えていると、視線を感じる
「にゃに?」
「いや、今日1日中そうしてんの?」
「前が良かった??」
「……あー、じゃあ前にしてよ」
何か凄く意地悪な顔になった隆に少しだけ何だろ?と思ったけれど、誕生日だし彼の言う事は今日は聞こうと思い、移動して隆の膝の上に座ろうとすると
手を引かれて正面に座らされる。顔が近くてちょっと恥ずかしいなと思いながら首筋に顔を埋めてグリグリしていると、隆はこっち向いてと言った
「……向いたよ」
「舌出して」
「……は、恥ずかしいんだけど何で?」
「お誕生日プレゼントだって」
「……ぐぬぬ。……わ、分かった」
涼しい顔をした隆を見て誕生日誕生日と言い聞かせ、そのまま舌を出すと直ぐに隆の口の中にその舌は入ってしまい撫でる様に絡み合う。ワイシャツに入って来た手が胸を優しく触り、突起に指が触れてビクリと腰が揺れる
ショーツに硬いものが当たり、まだちょっと恥ずかしくて知らないフリをするとフッと笑った隆はワイシャツのボタンを丁寧に片手で外してゆく
ちゅっ、ちゅっとワザと音をたてるように胸の突起を舐めながらショーツに入って来た手は私の敏感な部分を行ったり来たりしていて、その指にビクリとするとすんなりと指が飲み込まれた。クチュクチュとイヤらしい水音が恥ずかしくて隆の耳を優しく舐める。自身に埋められた指が気持ちが良い所を撫でてアッと声が出て思わず隆の耳を優しく噛んでしまうと、んっと隆の口から出た悩ましい声に私はちょっとお腹がゾクゾクとするのを感じた
「……隆も、気持ちいいの?」
「……ん、まぁ」
「……ねぇ、私も触っていい?」
「はっ?どこを?」
「……く、口では言えない」
そう言った私に自分の口元を抑えて笑った隆は、お好きにどーぞと言って私の頭を撫でた。
隆から1度降りて、カチャカチャとベルトを外してボクサーパンツを下ろし反り立ったそれと対面する
銭湯にいる小さな男の子の物では無いし、勿論見慣れていないから何だか不思議でマジマジと見つめてしまう。1分くらいすると、あのさ睨めっこやめてくんね?と呆れて言った隆に我にかえった
「なんか……立派になったね」
「まぁ、もう小学生じゃねーからな」
優しく、ゆっくりとそれを撫でて先端を触るとピクリと反応する。何だか可愛くて優しく握り先端を舌先で舐めながら顔が見たくて上目遣いで彼を見た
「……ちょ、ちょっストップ。まじで」
「……ストップしないよぉ」
何だか慌てた隆が可愛くてそのまま口の中に彼を入れてから舌を這わせた。やり方が分からないけれど、歯を立てなきゃ大丈夫かな?何て曖昧な感じで全体を舐めていると、んっと艶めいた声が出てその場所を舌先で攻める
はぁはぁと少し息が荒くなり、チラりと顔を見れば何とも余裕の無い、今まで見た事も無い顔をしていた
「……何か、凄い良い顔見れたかも」
「……頼むから今そこで喋んな」
「ふふふ、後どうしたら気持ちいいか教えて?」
「……あー、本当に良いの?ちょっと苦しいかもよ」
「平気だよ」
少しだけ申し訳無さそうな顔をした隆は喉の奥まで入れれる?と言ってきて、その言葉通りに深くまで咥えるとやっぱり少し苦しい。むせないように、上手になるべく深く咥えたまま舌を動かすと、本当に悪ぃと言った隆の手が私の頭に乗っかってそのまま動かされる
ちょっと苦しいと思った時に口の中に変わった味が広がってむせたら飲み込んでしまった
「……何か飲んじゃった」
「……本当に悪ぃ。我慢出来なかった」
そう言ってテーブルにあった麦茶を渡されて、手に取った私はそのまま麦茶を飲み干した
「……ふぅ。ひと仕事終えた感じ」
「……ぷッ、何それ笑える」
「私も大人になったなって思った」
ケラケラと笑う隆に何が可笑しいのよーとプンスカすると、手を取られてまた正面に抱っこされる
首筋を舐められて、ショーツに入ってきた指は珍しく優しく無くて突起と中をグリグリと刺激してくる
「……ちょ、あ、らめぇ」
「……俺にも何処が良いか教えて。雪那 」
「……ふっ、わ、分かんないかも」
「…分かんだろ、ここは?」
クィっと指が曲がり、脳まで溶けるような優しい快楽に首を横に振る。隆に口付けしようと顔を上げれば満足そうな顔で私を見つめていた
「……雪那、ここ気持ち良い?」
「……ん、んん。」
気持ち良いって言ってごらんと耳元で囁かれて強めに手を動かされる。気持ち良いと正直に小さく呟いたと同時に強い快楽に襲われて
ビクビクと足に力が入らない。はぁはぁと肩で息をする私の中から手を抜いて何処にあったのかも分からなかった避妊具を付けるとそのまま躊躇無く自身を埋めた隆は私の腰を強く抱いた
「……あ、あぁぁ、ん、」
「ちょっと、ごめんな。今日は余裕無くて悪ぃ」
「……んんんー」
奥まで突かれているのに痛くも苦しくも無くて、何だか繋がってる部分が気持ちよくてとろけそうだ。涙が滲んで激しく揺さぶられて余裕の無い顔の隆と目が合うとキュンとお腹が熱くなる
「も、らめぇ」
「……かわい。雪那、もっかい舌出して」
言われるままに舌を出すと激しく舐められて、腰も激しく打ち付けられる。しばらくすると、やべーもう無理だと力無く笑った隆は私を強く抱き締めた
ダランと力無く横になる私を見て、シャワーを浴びて出てきた隆はゲラゲラと笑う
「何よー」
「……かわい。トドみたい」
「それは、可愛い」
雪那、と呼ばれて首を傾げた私に隆は触れるだけの口付けを落とす。今何時?と聞かれ17時くらいと答えれば、後何回出来っかなと割と真面目な顔で笑う隆。
私は白目を剥きそうになりながらハハハとから笑いした
「プレゼントもう終わり??」
「……いや、お腹空いたからご飯食べてからにしよ」
「それは賛成。何食いたい?」
「隆の誕生日だし、隆の好きな物にしよ」
「……冷蔵庫にあるもんでいーよ。俺はお前の飯何でも好きだし」
「……ありがと。じゃあとびきり丁寧に作るね」
そう言えば、おぅ。と言って薄く笑った隆
キッチンで料理に熱中していると、玄関のドアが乱暴に開いてまるで小学生みたいにケーキやらチキンやらを嬉しそうに掲げて入って来たいつもの面子に私と隆は吹き出してしまった
パーちゃんがチキンを口に頬張って喉に詰まらせて、ぺーちゃんがジュースを渡す
マイキーが旗立てろと騒いで、ケンちゃんがハイハイと面倒くさそうに刺してあげる。ちーちゃんが配膳を手伝ってくれて、圭ちゃんとかずちゃんが隆にどこまでしたかとか下品な事を聞いてゲラゲラ笑う
いつも通りなんだけど、付き合ってからは初めての誕生日会。何だかんだ囲まれて楽しそうな隆を見ながら1日を過ごした
これからもずっとこんな日が続けばいーなーと呟くと
いつの間にか隣に居たちーちゃんがしんみりとした表情で頷いた
