渡邉家
ひ「んん…まま…?」
子供たちと寝かしつけてた理佐がお昼寝してる時に撮り溜めていたドラマを見ようと、
寝てる子供たちと理佐の写真を撮ってから
テレビの前にあるソファに座ると
珍しくスっと起きたひかるがお膝に座ってきて
一緒に見ると言ってきた
まあ、そのうち寝ちゃうだろうと思って
頭を撫でながらドラマを一緒に見ることにしたけど
ひかるは寝るどころか
ねるよりドラマに集中していた
本当に君は4歳なの?と頬をぷにぷにしてると
『ーーーー結婚して欲しい、』
ひ「わぁ……まま、おねえさん ないてるよ
おにいさん、わるいことしたと?」
ねる「違うよ〜お姉さんは嬉しくて泣いてるんだよ?
お兄さんがプロポーズしてくれたから
嬉しい〜って泣いてるんだよ」
ひ「?…ぷる…ん?ぷろぽーじゅ?」
ねる「ふふ、言えてないね、
プロポーズだよ?
んー、なんて言うのかなぁ…
おじいちゃんおばあちゃんになってもずっと一緒に居たいくらい大好きだよ〜って事だよ」
ひ「じーじ、ばーば…に…だいすきっ…んん、」
ねる「ふふ、ひかるにはちょっと難しすぎたかなぁ
大人になったらわかるったい」
ひ「ままも、ぷる、ぷろぽーじゅしたの?」
ねる「ふふ、ママはしとらんよ〜
でもパパがしてくれたったい
その時はあのお姉さんに負けないくらい嬉しくて泣いたんよ?」
ひ「…ぱぱかっこいいっ」
ねる「んふふ、かっこよかったよ〜?
どんなプロポーズか聞きたい?」
ひ「ききたいっ!」
ねる「あのねぇ〜まずー「ちょっと待った、」
ねる「あ。」
理佐「おはよ…てか。恥ずかしいからその話はだめ。」
ひ「ぱぱ、おはよぉ
ぷろぽーじゅのおはなしききたいっ」
娘のキラッキラな笑顔で見つめられて
顔を赤くして唸るりっちゃん
そんな顔で言われたら話せないなんて言えない
でも、恥ずかしいから言えない。
うー、どうしよう、
って多分、いや、絶対そう思ってるんやろうなぁ〜
理佐「こら、笑うな、」
ねる「んふふ、バレた」
ひ「ぱぱ、ぷろぽーじゅ!」
理佐「…パ、パパは保乃を起こしてきます。」
ねる「あ、逃げた」
ひ「にげたぁー!」
理佐「聞こえない聞こえないー
ほら、ひかるも保乃起こしに行こ!」
ひ「あとでおしえてくれる?」
理佐「…今日は公園行こっか〜?」
ひ「いくー!
ぷろぽーじゅはー?」
理佐「…保乃早く起こしに行こうね〜!」
膝の上に座っていたひかるを抱っこして行ってしまった
ひかるを置いてったらねるが話ちゃうと思ったんだろう
まあ、ひかるのあの様子じゃ教えてくれるまで粘るだろうなぁ
理佐「保乃〜起きて〜」
ひ「ほのちゃん、おきないねぇ」
理佐「寝ながら笑ってるね〜可愛い〜」
ひ「ねね、ぱぱ、おしえて?ぷろぽーじゅ」
理佐「どうしてそんなに気になるの、?」
ひ「ぷろぽーじゅ、かっこいい!
ひぃもじーじ、ばーばになっても、だいすきってしたい!」
理佐「プロポーズしたいの、?誰にしたいの?」
ひ「んふふ…ひみつ…」
理佐「ママにはダメだよ?パパがもうプロポーズしたから」
ひ「……にひ、じゃぁ、ままにしないから、おしえてっ!」
理佐「…言いません。」
ひ「じゃぁ、ママにぷろぽーじゅするもん!」
理佐「だ、だめです!ママはパパと結婚してるからダメ!」
ひ「じゃぁ、おしえて!」
理佐「……もう、分かったよ、」