渡邉家
そしてしばらくして、
渡「ほら、ひかる」
ひ「んんん。ぱぱも。」
リビングに戻ってきたパパとるんちゃん
パパがだっこしてたひかるを降ろして保乃ちゃんの所に行くように促すと
さっき収まったはずの涙が溜まってきて
パパも、と上目遣いでパパの手を掴みます
渡「ふふ、一緒に行くから、ほら泣かない泣かない」
ひ「んんっ。あいあとぉっ。」
また涙と鼻水を拭いてもらって恐る恐る保乃ちゃんに近づいていきますが
ママの肩に頭を乗せてぎゅーしてる保乃ちゃんには気づいてくれなくて
ヘタレなるんちゃんはなかなか話しかけられず
下を向いてモジモジしています
ね「んふふっ、本当にりっちゃんそっくり
保乃〜、ひかる来てくれたよ?」
保「えっ、ひぃちゃん?!」
ひ「んん…ほ、ほのちゃんっ、」
ようやく保乃ちゃんと目が合ったのに
また目がうるうるしてきちゃうるんちゃん
服をぎゅっと握ってなんとか我慢しますが
ポロポロと流れてしまい
保乃ちゃんはママのお膝から降りて
涙を流すひかるの頭を
保「よしよし、」
ひ「グスッ…ヒグッ…ほぉ、のちゃぁっ、」
保「ひぃちゃん…きらいって…いってごめんな、」
ひ「うぅっ、ひぃもぉ、ごめぇええんんん」
保「グスッ…ごめぇええんんん」
泣きながらぎゅーしてごめんね合戦を始める2人を
愛おしそうに見守るねるママと
すかさずスマホで動画を撮る理佐パパ
ね「ふふ、相変わらず親バカしとるね〜」
渡「だって可愛すぎるんだもん」
ね「ふふ、後で送って」
渡「もちろん!」
ね「そういえばポッチャマは書斎に置いてきたと?」
渡「あー。連れてったら保乃に嫌われちゃうから
パパが遊んであげてってパソコンの横に置かれたw」
ね「可愛いかぁ〜…保乃も可愛いかったよ?
ずーっと同じこと永遠話すったい
ひぃちゃんがひぃちゃんがって
もう、うるうるしながら頑張って話すとことか
りっちゃんそっくりやし、めっちゃめっちゃ可愛いし
愛おしか〜ってニコニコしてたら怒られたばい」
渡「なにそれ、めっちゃ可愛い
てか、ねるも親バカしてるね」
ね「そりゃぁ、可愛いかもん、仕方なか」
渡「ふふ、仕方ないよね〜
あ、こっち来た」
まだ少しだけ泣いてる2人が仲良くお手手を繋いで
パパとママの元へ
ひ「ままぁ、」
保「ぱぱっ、」
ね「2人とも仲直りできたと?」
ひ「うんっ、ごめんねした」
保「ほのも、ごめんねしたよ」
渡「偉い!」
ひ「えへへ」
保「んふふ」
ね「ふふ、可愛いか」
保「きょうはぎゅーしてねよな?」
ひ「うんっ ぎゅーするっ」
保「んふふっ ひぃちゃんだいすきっ」
渡「やーばい。天使すぎる。」
ね「あはは、またカメラ向けてるw」
ひ「んん〜っ…ひぃも…」
保「??なんて??」
ひ「ひ…ひぃも…だいすきっ」
保「………だあああいすぎいいい!!!」
ひ「ぐぇっ、ほのちゃ、くるしぃっ、」
渡「………ロック画面確定したわ。尊い。」
ね「りっちゃん顔やばいw」