渡邉家
保「だいじょーぶやでぇ」
ひ「ヒグッ…グスッ、」
保「よいしょ、よいしょっ、」
理「可愛い、また泣いてる」
チラッと廊下を見ると
泣きながら保乃にひっつくひかると
ひっつかれて歩きにくだけど嬉しそうにニコニコしてる保乃が
一生懸命リビングに向かって歩いていた
うちの次女は寝起きが悪い
寝起きに必ずと言っていいほど
まだ眠い〜って泣いてしまう
1度泣くと気が収まるまで泣くから
保「ふぅー、ついたぁぁ」
ひ「ヒグッ…グスッ…まっまぁ、」
ね「ンフフッ保乃ちゃん、ありがとうね
ひかる〜おはよう、まだ眠かね〜?」
ひ「ふぇっ、」
保「また泣いたぁ〜」
泣いたひかるを
ひかる大好きな保乃がねるのとこまで連れて
泣いてるひかるをねるが抱っこしてあやすのがお決まりの流れ
ここで下手な事すると余計泣くから
私は頭を撫でるだけ、
ひ「グスン…んん…」
ね「落ち着いたね〜」
保「ごはんあるよっ」
ひ「ん…たべる、、、」
まだ少しテンションは低いけど
食欲はあるみたいで保乃の手をぎゅっと握って
じゃ、ご飯にしようかとキッチンへ向かったねるを2人で追いかける
理「ねる、私やるよ」
ね「テーブルに運ぶだけやけん」
理「いーの、やるから」
可愛く盛り付けられたお子様のプレートを運ぶと
先に座っていた2人が目をキラキラ輝かせる
ひ「あんぱんぱんだ!」
保「ほのも、あんぱんまんや!」
理「ふふっ、あんぱんぱん、」
もう食べていい?と言う2人をだめーと止めると
2人してムスッとしてる
もうちょっと待ってねと言って
残りを運ぶために戻る
理「2人とも早く食べたいって」
ね「ひかるも?」
理「うん、おめめキラキラしてた」
ね「良かった、」
ひかるは好き嫌いが多くて
少しでも食べて貰えるようにと色んな工夫をしてる
じゃないと、基本的に嫌いなものがない保乃に甘えて食べてもらおうとするから、といつしかねるが苦笑いしてたなぁ
理「夜は私が作るよ」
ね「せっかくの休みなんだからゆっくりせんね」
理「やだ、作る」
私が休みの日くらいねるに休んで欲しいのに
ちょっと強めに言うとふふっとねるが頬を緩ませてる
理「…うざい。残り持ってくからね」
ね「りっちゃん」
理「ん。」
ね「ねる、りっちゃんと結婚できて幸せ」
理「、、、」
ね「ンフフッはよ行かんと怒られるけん」
理「……ずるい。」
突然の言葉に固まってると
ねるは全てを察したようにニヤニヤと楽しそうに笑って
先に行ってしまった
あと仕返ししてる。と心に決めて残りを手に持って後を追う
ね「2人ともつまみ食いしたでしょ」
保「してへんもんっ」
ひ「し、してないっ」
理「アンパンマンのお鼻1個無くなってるじゃんw」
ね「ふふ、いただきますしてから食べなダメやろ〜?」
保「ちゃんといただきますしたもんっ」
ひ「ひぃちゃんもいったよ!」
理「つまみ食いしたんじゃんw」
ひ「!!!」
保「???」
ね「2人とも可愛い」