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猫を飼い始めました





今日は会社の飲み会があって少し帰りが遅くなってしまった



帰りが遅くなるのは伝えてたし



今から始まるよ
今ーーしてるよ
今から帰るよとこまめにLINEも送ってたから



大丈夫だろうけど、寂しがり屋な麗奈ちゃんが心配だった




うちの子に会いたいとうるさい同期を宥めるために



次々とお酒を飲まされたせいか



アルコールのせいで少し足がふらつく



カバンから鍵を取り出して鍵穴に刺そうとするんだけど



上手く刺さらない



あれぇー、なんて何度もガチャガチャしてると 



ドアが開いた



あれぇ。自動ドアだっけ??






「………おかえり。」






どうやらドアが開いたのはうちの子が開けてくれたかららしい



にしても、とんでもないぐらい睨んでくるなぁ。



せっかく帰ってきたのにー。







「麗奈ぁ、たっだいまぁ〜」






抱きつこうとしたけどひょいっとかわされて



玄関の段差でつまづく







「いてて。なんで避けるのー。」



「玲ちゃん臭い。シャワー浴びてきて」







臭い。臭い。臭い。え、臭い?


あまりのショックに頭の中で永遠とリピートして


あとで帰りが遅くなってしまったことを謝罪しようと

浴室に向かった
























少しふらつきながらシャワーを浴びに行った




お仕事の飲み会で遅くなるのは仕方ないと分かってるけど。



あんなになるまで呑んでくるなんて思ってなかった。



玲ちゃんって酔うと甘えたになるんだ、



と、新しい一面が見れた喜びと



それを他の子に見られたことと、
他の子の匂いをプンプンさせてるのにイラッとして、



つい、冷たく言っちゃった、









「ちょっと言いすぎたかな。」









反省して、謝ろうと脱衣所で怜ちゃんが出てくるのを
そこら辺に脱ぎ捨てられた服を片して待っていると

スーツのポケットにスマホが入っていて

特に何も考えずに電源を付けてみた。だけなのに、

















頭を乾かし終わってリビングに行くけど麗奈ちゃんは居なくて



怒って寝てしまったかな、と寝室へ行くと



片側を開けて布団にくるまっていた



片側を空けていてくれた事が嬉しくて



起こさないように物音を立てないように



ゆっくり近づいて抱きしめた







「ん〜…麗奈ちゃんの匂いだ…」





本当は帰ってすぐ抱きしめたかった


おかえりって、いつもの大好きな笑顔で言って欲しかった


会いたかったよ、寂しかったよ、って麗奈ちゃんに触れたかった






酔ってるせいか理性が上手く働かなくて


行動が大胆になってくる





服に手を入れて、


麗奈ちゃんの薄いお腹を撫でる、







「きもちい……すべすべ…」






ん、と小さく声が聞こえたけど気にせず


撫でながら首にかぶりついた






「あっ、」

「チュッ……麗奈ちゃん…チュッ……すき、」






噛んだ跡をしつこく舐めてキスをする


撫でていた手が少しずつ上に上がって


膨らみに触れる




今日は下着付けてないんだ、






「わぁ、やわらかい……ねぇ、麗奈ちゃん…すき……チュッ…」





きもちい


麗奈ちゃん好きだよ


ずっと触ってたい


可愛い



うわ言のように何度も何度も言いながら撫でてると


急に手を掴まれた







「え、…起きてたの…?」

「…」






手を掴んだままゆっくり振り向いた麗奈ちゃんは目に涙を溜めていて

やってしまった。

酔っていたとはいえ、寝込みを襲うなんて最低だ。





「れ、なちゃん、ごめん…なさい…泣かないで、ごめん、」

「…」

「れなちゃん、」






麗奈ちゃんは何も言わずポロポロ泣くばかりで、


怖い思いさせてごめんと何度も言って


落ち着くまで抱きしめて背中をさすった






「グスッ…れ…いちゃ、」


「ん…なーに、」


「なんで今日…遅いの、」


「本当は……適当に切り上げて帰るつもりだったんだけど、」







次の言葉をなかなか出せずに渋っていると


ぎゅっと抱きしめ返された






「ど、同期が…麗奈ちゃんに会いたいって聞かなくて、」


「…」


「でも、こんなに可愛い麗奈ちゃん見たら絶対好きになっちゃう、から…嫌で…その…代わりにお酒に付き合ってたら、思った以上に酔っちゃって…ごめん。怖がらせることして、ごめん、」


「…玲ちゃんは、真っ直ぐ帰ってきてくれたの?」


「?うん、麗奈ちゃんに早く会いたくてタクシーで帰った」


「……」







当たり前でしょと付け加えると


胸元で深いため息をつかれた


意味が分からず首を傾げてると


麗奈ちゃんに仰向けにされて上に乗って、顔を隠すように抱きつかれてグリグリと頭を擦り寄せてくる


どうしたんだろ、と背中を撫でていると






「れな…も…ごめんね…」


「?なにが?」


「玲ちゃんの…携帯、見ちゃって…その…浮気してるって、思って、」


「…だから先に寝室にいたの?」


「うん…悲しくて、顔見れないや、って…」


「ふふ、浮気なんてしてないし
しようとも思わないよ。こんなに、麗奈ちゃんのことすきなんだから」






未だに顔を見せてくれない麗奈ちゃんの頭にキスをすると


少しずつ顔を上げてようやく目が合った


耳まで真っ赤になってるのがかわいいくて


こんどは頬にキスをした






「…くち、がいい…」


「ふふ、甘えたさんだね」


「ンッ…玲ちゃんみたいな変態さんよりましだもん」


「…麗奈ちゃんだって起きてたくせに拒まなかったじゃん」


「なっ、んん〜っ、玲ちゃんのいじわるっ」


「ふふ、ごめんごめん」


「もうっ、ンッ」


「ねぇ…からだ、つらくない?」


「へ、?辛くないけど、」


「中途半端でつらくない…?ほら…こことかさ、」


「ぁっ、、、っ…れいちゃ、ンッ、」


「可愛い…ねぇ、続き…いい?」


「っはぁ、、、止めてもやめないくせに、」


「ふふ、麗奈ちゃんだってやめて欲しくないでしょ?」


「んぁっ、もうっンッ…ばかっ、」


「かわいい…麗奈ちゃん、好き…愛してるよ」


「んっ、、れなも、」

















武元「玲ちゃんに既読無視されてんやけど」
松田「彼女のことしつこく聞くからだよ、反省しなさい」
武元「だって気になるやんかー!」
松田「てか既読無視って、あんたなんて送ったのよ」
武元「今日は楽しかったよ、酔った玲ちゃん可愛ええねって」
松田「それと?」
武元「また例の話したいから今度は2人でって」
松田「…彼女に疑われるようなLINEしないの!」
武元「えぇ、ネタやって分かるようにハートいっぱい付けといたで?」
松田「ねぇ、馬鹿なの?」
武元「えぇ」
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