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ゆっかねん


仕事が終わって
いつもより急いでホテルへ帰えった

明日は久々に2人とも午後から仕事で

てことは、2人でゆっくり過ごせるわけで、

今夜は久々に、って思ってたのは私だけじゃなかったみたいで

バスルームから帰ってきた恋人は

少し照れながら向かい合うように膝に座って
私の首に腕を絡めてきた




友「ンフフッくすぐったい〜」
茜「ふふ、好きなくせに」
友「んんっ、ンフフッすき、」
茜「可愛い、チュッ」
友「んっ、、、あかね、」




とろんとした目で私を呼ぶ友香はどこが色っぽくて



茜「可愛い、、、」




飛んでしまいそうな理性を抑えるように
頬を優しく撫でたのに




友「ん、、、」




撫でていた手を取って
私の指を咥えた、




茜「っ、、、ゆうかっ」





もう、無理。




友香をお姫様だっこして
ソファーからベッドに移って優しく押し倒した




のに。





ドンドン!!




普通のノック音とは思えないくらいうるさい音が部屋に響いた


ドアに起こさないでくださいって書いてあるのに
こんなことをしてくるのは
あの子ぐらいだろう。




友「茜、」
茜「大丈夫、今はこっちに、」




ドンドンドンドン!!




友「気にしないでいいから、出てきていいよ」
茜「でも、」




ドンドンドンドンドンドンドンドン!!




茜「チッ…行ってくる、」




せっかくいいとこだったのに、

いつもなら適当に相手するけど

今日は、今日だけは、勘弁して欲しい


恋人との甘い時間を邪魔された苛立ちをぶつけるように
荒々しくドアを開けた




茜「まじで今日は、、、って、、、」




怒鳴ってやろうと思ったのに

目の前には誰も居ない、


なに、ピンポンダッシュ的なやつ…?
なにそれ、めっちゃムカつくんだけど


明日会った時覚悟しろよ、
なんて思いながらドアを閉めようとすると


ズボンを引っ張られた気がして
下を見ると。


にぱっと笑う小さな女の子が私のズボンをぎゅっと握っていた




茜「え…君、どうしたの、?」




迷子になった自分の部屋だって勘違いしたのかな

女の子の目線に合わせるようにしゃがむ




増「あーたん!」

茜「え、、、うそ。」

増「にひひ、あーたん!あーたん!」




女の子にぎゅーっと抱きつかれて
戸惑ってると
息を切らした幸坂ちゃんが
こっちを向いて
両手を合わせてペコリと頭を下げた




茜「…うそでしょ、」
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