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ゆっかねん








最近、嫁である友香の様子がおかしい…気がする、



なんか、隠し事してるみたいで
なんだかソワソワしてる感じ、
気になって聞いてみたら

クリスマスプレゼントで悩んでただけ

とか、言ってくるから
これ以上突っ込むわけにもいかなくて
それ以上聞くことはしなかったけど




渡「そんなに気になるなら聞けばいいじゃん」
守「いや、クリスマスプレゼントは
毎年内緒でイブに交換するって決まってるんだよね」
土「うちもそうだよ」
渡「へぇ、うちは2人で買いに行くからなぁ
確かにそういう決まりなら聞きづらいか、」
守「そうなんだよ…」
小「でもさ、茜がこんなに気になるって相当じゃない?」
守「うん、なんか…ただことじゃないような気がして、」
志「え、浮気、?友香に限ってありえないでしょ、」




愛佳から出た言葉に
嫌な想像をしてしまう。

友香に限って…




守「いつもなら私もそう断言出来るんだけど…
 なんか、最近ふとした時愛おしそうな顔するって言うか、
付き合いたての頃みたいな、
 私だけにしか見せない顔を…料理中とか、掃除の時とか…」
志「まじか…」
守「なんだか外出すること増えてるし、
 必ずって言っていいくらい外出した日は上機嫌なんだよね、」
土「なにか、心当たりとか…ないの、?」
守「実は、3年前からさ…子供欲しくて不妊治療してたの」




そう。
新婚の頃は授かりものだし
時に見を任せようなんて特別意識してなかった、けど、




守「理佐達がさ、保乃ちゃんを引き取ったり
志田達にも有美子ちゃん産まれて、
 家族が増えるっていいなって2人で話して頑張ったんだ、」
土「知らなかった、」
守「気を使わせたくなかったからさ、
でも、3年頑張ってもダメだった。
 なかなか授からないことに友香もメンタルやられてさ。
 沢山…沢山話し合って、去年治療を辞めたの。」
渡「ごめん、子供の話とか辛かったよね…」
守「いやいや、みんなのおかげで子供っていいなって思えたし
週末にみんなの子供たちと遊ぶの楽しいし!」
志「でも…友香は、大丈夫なのかよ、」
守「そりゃ、精神的にやられてた時とあったけど、
 茜が居てくれる事が1番だって言ってくれてる」
小「んー、、、そっかぁ、」




私の話を聞いて
理佐、土生、志田は真剣な顔して話を聞いてて
小林はなんかを悟ったような顔をしてる




守「…何か知ってるの?」
小「え、あー、そういう訳じゃないよ」
守「なんでもいいから教えて」
小「顔こわ、一旦落ち着いなよ。知ってるとかじゃないから
  ただ、こうかなぁーって思っただけだよ」
守「ご、ごめん…なんだと思ったの?」
小「それは今言うことじゃないだろうからさ」
守「なにそれ、気になるんですけど。教えてよ」




少しニヤついた顔で
友香に直接聞きなよ
と言って、自分のデスクに戻っていきやがった

こんなに悩んでるのに…教えてくれたっていいじゃんか、

もしかして、好きな人が…
いや、もう既に不倫してたりして、
友香に限ってそんなこと…
じゃなんであんな様子変なんだろ…
じゃ、やっぱり、




守「ぁぁぁ…ダメだ、」
渡「今日はもう上がらせて貰いなよ」
志「そんな調子で残りの仕事なんて無理だろ?」
守「仕事とプライベートは別だから」
渡「じゃ、今日ミスばっかしてるのはなんなわけ?」
守「…そ、それは、」
小「茜の上司には伝えといたから、帰りな」




いつの間にかデスクは片されてて
土生にカバンを渡されて
強引に帰された

抵抗したけど
4対1で力で勝てるはずもなかった

一応友香に連絡しとかないと、


今から帰るね、送信っと…


駐車場まで少し歩いて
車に乗ってまた携帯を確認する


いつもならすぐ返って来る時間なのに…



守「ふぅ……よしっ、」



また余計なことを考えそうになったけど

これ以上皆に迷惑かけられないし、
モヤモヤして逃げるなんて私らしくない、

自分に喝を入れて
車のエンジンをかけて家へと向かった









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