大園｢え。麗奈ちゃん…子供いたの、？｣


麗奈｢ち、ちがうよ！この子達会社の入口をウロウロしてて、｣


大園｢ああ、そうなんだ。よかった、｣


麗奈｢よかったじゃないよ〜！
どうしたの？って聞いても泣いちゃって、
お名前も教えてくれないの、｣








大丈夫だよぉって言いながら女の子たちの頭の撫でてる麗奈ちゃんも可愛いなぁ



なんて麗奈ちゃんの説明を呑気に聞いてると




女の子が持ってるぬいぐるみに目がいった











大園｢きりん…ねこ…まさか、｣


麗奈｢怜ちゃん？｣


大園｢ねね、君たち…もしかして、
パパに用事があってきたのかな？｣


有美｢ｸﾞｽｯ…ん…そーだよぉ、｣


梨名｢ﾋｸﾞｯ…はぶぅっ、み…ｸﾞｽｯ…じゅほぉっ、｣


大園｢やっぱり、麗奈ちゃんこの子達 先輩のお子さんだよ｣


麗奈｢あ、おつかいの？｣


大園｢そそ、えーっと確か、
ゆみこちゃんとりなちゃんだよね？｣


有美｢なんでしっとるのぉ、？｣


梨名｢おねーちゃん、このひとわるいひと、？｣










急に名前を呼ばれたせいか警戒心むき出しで
麗奈ちゃんの後ろに隠れてしまった











大園｢ち、ちがうよ？
パパとはね、んー、先輩後輩で、ってわかんないか、
お友達なんだよー？ほら！｣










スマホで先輩と撮った写真を見せると


あれだけ目をうるうるさせて隠れていたのに


目をキラキラさせてスマホを覗いて


パパやぁ、とニコニコで笑いかけてくれた




うん。確かに可愛い

これは誘拐されないか心配になる。









有美｢おねーさん、パパのとこしってる、？｣


梨名｢りなちゃんな？パパのことたすけにきてん！｣


大園｢ふふ、お姉さんと一緒にパパのとこ行こっか｣


梨名｢うんっ｣


有美｢おねーさん、ありがとうございます｣


梨名｢ありがとうー！｣









お礼も言えるなんて、なんていい子たちなんだ、



と関心しているとゆみこちゃんが手を繋いでくれて



笑顔でいこ？と言われて



あまりの可愛さにきゅんっとして



だっこしようか？と言うと断られてしまった。




ちなみにりなちゃんは麗奈ちゃんと手を繋いでいた










麗奈｢怜ちゃん顔ニヤけてる｣


大園｢だって可愛いんだもん｣


麗奈｢ふーん｣


梨名｢おねーさん、ママみたいにぷくーってしてる｣


有美｢きっとおねーさんのことがすきなんだよ｣


麗奈｢す、すきとかじゃ///｣


大園｢ふふ、麗奈ちゃんが1番可愛いよ｣


麗奈｢怜ちゃん///｣


有美｢ふふ、おねーさんたち なかよしだね｣


梨名｢でもパパとママのがなかよしやで！｣


大園｢ふふ、なかよしだよね〜パパよくお話してくれるよ〜｣


梨名｢りなちゃんはー？｣


麗奈｢りなちゃんもゆみこちゃんのお話もしてるよ〜
2人とも可愛い可愛い〜！って｣


有美｢んふふ｣
梨名｢えへへ｣











土生先輩と小池先輩のラブラブ話を自慢げに話す2人に頬を緩ませながら先輩がまつフロアに向かっていると



少しずつゆみこちゃんの歩みが重くなってきた



疲れたのかな、と心配になってしゃがんで目線を合わせてみた









大園｢ゆみこちゃん、疲れた？お姉さんがだっこしようか？｣


有美｢ううん、いい。｣









またしても振られてしまいショックを受けていると



モジモジとした様子でギュッと袖を握られた



うん。小池先輩の子だわ。









大園｢どうしたの？｣


有美｢…パパにね…｣


大園｢うん？｣


有美｢ないしょに…してほしいの…｣


大園｢内緒？｣


有美｢うんっ…ないちゃったの…ないしょ、｣


大園｢ふふ、どうして？｣


有美｢んん…パパ…しんぱい、するから…｣











俯いて顔を赤くする姿にまたしてもきゅんっとして



頭を撫でながら



お姉さんとの内緒ね！と言うと安心したように笑ってくれた




やばい、可愛い。









大園｢ゆみこちゃん、だっこしようか？｣


有美｢ううん、いい｣







また、またしても振られたけど


小さい声でパパがいいもんって聞こえて


その可愛さにまたやられてしまった。











大園｢先輩の気持ちが少し、だいぶ分かった｣


麗奈｢怜ちゃんも子供できたら親バカになりそうだね｣


大園｢ふふ、自分でもそう思う｣


麗奈｢怜ちゃんとの子可愛いだろうなぁ｣


大園｢麗奈ちゃんに似たらそりゃぁかわ……ん？｣


麗奈｢2人ともパパのとこ着くよー！｣


梨名｢やっとやぁ〜、はよパパとあそばな！｣


有美｢りなちゃん、おつかいでしょ？｣


梨名｢おつかいのあとあそぶのっ｣


有美｢もぉ、ちょっとだけだよ？｣


梨名｢うんっ！いっぱいあそぶ！！！｣