文化祭
受付を済ませて
梨名に着いたよとLINEを入れて
校舎の中へ
お家に居た時はあんなにムスッとしてたのに
今じゃ、はしゃいだ子供みたいにニコニコ笑って
いつも彼女の歩幅に合わせていたくらいマイペースなのに
私よりも歩くペースが早い
土「ふふっ」
美「なにー?さっきからニヤニヤしてー」
土「ふふ、付き合い始めの頃を思い出しちゃって」
美「ンフフッ懐かしいなぁ、
昔もこうやって手繋いでこの廊下歩いたなぁ」
梨名の高校は私たちの母校で
私たちが初めて出会った場所
土「梨名がここ受けるって聞いた時はびっくりしたけど
私たちの思い出がいっぱい詰まってる学校だから嬉しかったな」
美「ンフフッうちはここ受けるって前々から知っとったけどな〜w」
土「えー!そうなの??」
昔のように仲良く手を繋いで廊下を
あそこでりさとねるとよくたまってたよね〜
あ、茜が授業中に友香ビンタされた事件覚えてる?w
仲良くなり始めた頃
どうしても話がしたくて教室に行ったりしたね〜
土生ちゃんの教室遊びに行った時の
敵視むき出しな先輩方が怖かったのすっごい覚えてるわw
とか、2人で思い出に浸りながら歩いてると
通りの先に保健室があるのを思い出して、
繋いでた手を離して
背中に手を添えて
顔をのぞき込む
土「小池さん顔色悪いよ、?大丈夫?」
みいちゃんは、何言ってんの?みたいな顔したけど
すぐに私が言いたいことに気づいて、少し顔を赤くした
美「うちなんか気にせんでください」
土「ふふっ、覚えてたんだ、
気にするよ、小池さんだもん」
美「土生先輩、///」
土「わぁぁ、久々に聞いた〜!
嬉しいなぁ、覚えててくれてたんだね」
美「そら、覚えとるわ///」
土「可愛「なにしとんねん」
みいちゃんが可愛いくてぎゅーってしてたら
可愛らしいコスプレをした我が子が仁王立ちして睨んでる
土「えーっと、白雪姫かな?
梨名めっちゃ可愛いじゃん!」
梨「せやろ〜髪も可愛くしてくれたんよ〜
この後クラスの出し物で撮影すんねん
って、 じゃなくて!!
なに廊下で馴れ初め再現してんねん!!」
土「えへへ、懐かしすぎてテンション上がってさ〜」
梨「もう…ママも、いつもみたいに突っ込んで辞めさせてや」
美「ごめんごめん…瑞穂がかっこよすぎて、///」
土「みいちゃん…可愛いぃいい!」
美「んん、苦しいから、ちょっとw」
梨「だぁーっ!もうっ!
いつまでひっついてんねんっ!恥ずいわ!!」
土「ごめんごめん、でも可愛いすぎるから仕方ないんだよー
可愛い、食べちゃいたい」
美「っ、あほっ、何言ってんねん///
まあ、夜なら、、、///」
土「か〜わ〜いーいーっ!
今日は久々に土生先輩って呼んでもらいたいなぁ〜!」
梨「チッ…はぁ、もう、恥ずかしいわ…」
ひ「あ、そっちもイチャイチャしてるね」
梨「そっちもって、ひかるのとこも?」
ひ「うん…ほら…」
渡「ねる、よそ見しちゃダメだよ」
ね「ンフフッ妬いとると?」
渡「別にそんなんじゃないけど、」
ね「ンフフッ素直じゃなかね
昔の理佐と同じ髪型してたからかっこいいって言っただけばい?」
渡「そ、そっか、///」
ね「りっちゃん可愛い〜」
渡「そんなに引っ付いたらまたひかるに怒られるよ///」
ね「あー、そんなこと言っていいと?
離したら離したで寂しくするくせに」
渡「もう、わかったから、
しっかりひっついてて///」
ね「ンフフッひっつく〜」
ひ「……はぁぁ……恥ずかしい…」
梨「うん…すんごい恥ずかしい…」
ひ「どうせ注意しても聞こえないだろうからもう撮影行こ。」
梨「せやな。もう、ほかっとこ。」