年下
美「うっ、」
ショックで呆然としてると
急に吐き気が襲ってきて
我に返って、慌ててトイレへ向かった
美「うぇっ、ケホケホ…はぁっ…ぅっ、、、」
吐き気が止まらへんくって、
胸がムカムカして
気持ち悪くて、
苦しくて、
頭ではさっきの光景が永遠と流れてて、
気持ち悪さと、
不甲斐なさで涙が止まらん。
ひとしきり吐き出して
立ち上がると、目眩がして
美「ぁ、」
また、その場に座り込んじゃって、
でも、このままだといつ誰がくるか分からへん
はよ、どかへんと、
でも力が入らへんくって、
プルル…
ね『あ、もしもし?どうしたと?』
美「ヒグッ…ごめっ、、、ねるっ、、」
ね『え…みいちゃん、?…今どこ』
ねるの声に少し安心したと思ったら
また吐き気に襲われて
ねるが来てくれるまで
ひたすら吐いた
ね「みいちゃん?!」
美「はぁはぁっ、ごめ、」
ね「謝らんでよか!まだ出る?大丈夫?」
美「もう、大丈夫っ、」
ね「分かった、よしよし、とりあえず口ゆすごっか」
うちを見たねるは凄い驚いた顔して駆け寄ってくれて
うちの落ち着くように背中を撫でたり
力が入らないうちの手に肩を貸してくれて
ああ、ほんま申し訳ない…
こんなんだから、瑞穂に愛想つかれたんかな、
いや、
そもそも遊びやったんかな、
ね「みいちゃん、」
ねるが肩を貸しながらうちに話しかけてるくれるんやけど
うちは泣くことしか出来ひんくって
気づいたらねるの家のソファーに座っとった
どうやら、
ただ事じゃないと思ったねるが
理佐に車を出すようにお願いしてくれたらしい
理佐にも迷惑かけちゃった。
二人とも…ごめんなさい、
そう言いたいのに
美「ヒグッ…っ、うぅっ、グスッ…ぅっ、」
涙が止まらんくって、
ああ、うちなにしてんねやろ、
泣き止みたいのに
マイナスな考え方しか出来ひんくて
涙が止まらん
そして、また
美「う"っ、っ、」
吐き気が襲ってきたんや
理「美波?!」
ね「トイレトイレ!!!」
美「ごめっ、う"っ、、、」
ね「気にせんでいいけん!出してスッキリしよ!」
理「ねぇ、ねる…これってまさか、」
ね「うん…ねるもそうやと思う、」
ねるがずっと背中を摩っててくれたおかげか
さっきよりも早く落ち着いた
ね「みいちゃん…落ち着いた、?」
美「う、ん…ごめんな…
迎えに来てくれただけじゃなくて、トイレ汚しちゃって、」
理「そんなの気にしないでいいよ」
ね「うん、気にせんでいいけん
それより…みいちゃん、ずっと気になることがあったんやけど
その…
妊娠…してるんやない、?」
美「へ…?そんな……まさか、、、」
妊娠…?
え……うちが……?
そんな……まさか、