壱頁完結物
「妹ちゃん!」
「ぁひえぇ…」
身体中から桃色のハアトを出しまくっている太宰に対し真っ青な顔をした芥川の妹。
「今日も送って行くからね」
「あう…」
何時もは何とか返事をするが今日は何か云い澱んでいる。
「あの、中也さんが…迎えに来るから…」
「ん?」
太宰の笑顔が真っ黒になった。
*****
「びゃ!」
「嗚呼御免よ、君を怖がらせる為の顔じゃなくてね」
必死に弁解するが末妹は鏡花の席へと駆けて行く。
するとタイミング良く扉がノックされた。
「おい、帰るぞ」
声を掛けたのは先刻末妹が云っていた通り中也だった。
「あ?何で手前が扉の前に立ってんだ」
「此方の台詞だよ」
*****
「妹ちゃんを迎えに来たんだって?私が送って行くから帰って良いよ」
「は?俺ぁ其奴に頼まれて来たんだぞ」
「はぁ?」
太宰が振り向くと鏡花の肩口からギリギリ目が覗く末妹が
「だって此の前盗聴機付けた…」
「…違うよ!誤解だよ!」
「太宰…手前流石に其れは」
お見送り禁止令が出た。
.
「ぁひえぇ…」
身体中から桃色のハアトを出しまくっている太宰に対し真っ青な顔をした芥川の妹。
「今日も送って行くからね」
「あう…」
何時もは何とか返事をするが今日は何か云い澱んでいる。
「あの、中也さんが…迎えに来るから…」
「ん?」
太宰の笑顔が真っ黒になった。
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「びゃ!」
「嗚呼御免よ、君を怖がらせる為の顔じゃなくてね」
必死に弁解するが末妹は鏡花の席へと駆けて行く。
するとタイミング良く扉がノックされた。
「おい、帰るぞ」
声を掛けたのは先刻末妹が云っていた通り中也だった。
「あ?何で手前が扉の前に立ってんだ」
「此方の台詞だよ」
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「妹ちゃんを迎えに来たんだって?私が送って行くから帰って良いよ」
「は?俺ぁ其奴に頼まれて来たんだぞ」
「はぁ?」
太宰が振り向くと鏡花の肩口からギリギリ目が覗く末妹が
「だって此の前盗聴機付けた…」
「…違うよ!誤解だよ!」
「太宰…手前流石に其れは」
お見送り禁止令が出た。
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