夢小説書き方講座
やあ皆さん、小埜です。
今回は夢小説の書き方についてお話しします。
「ストーリー構成が上手く出来ない」
「文章が上手く書けない」
「夢主やキャラの表現が上手く行かない」
など、様々な理由から夢小説の難産が続いている方に向けて、小埜氏がここ十数年夢小説を書いてきた際に考えていた事や気を付けていたことに関して皆さんにシェアしようかなと思います(youtuber風に)。
突然ですが皆さん、5W1Hというものをご存知ですか?
Who(誰が)
When(いつ)
Where(どこで)
What(なにを)
Why(なぜ)
How(どのように)
と、相手に伝わりやすいコミュニケーションがどうとか(雑)って時に使う手法ですね。
折角なのでこれに沿って解説しましょう。
①Who(誰が)
夢小説を書くにあたってすでにお相手のキャラは決まっていると思います。
しかし、夢主の設定はもうお決まりですか?キャラとの関係性はどうなってますか?
職場の上司や部下、学校の先輩後輩、友達や幼馴染、恋人、はたまた初対面…など様々な関係性がありますので、自分のなりたい関係を設定してください。
②When(いつ)
いつ…と一言で言っても色んな意味があります。
・キャラと出逢ってからどれくらい経ったか
今日初めて会います!から幼馴染だからもう十数年ほぼ毎日見てる、なんてこともあります。
それによって相手への理解度や夢主の口調、キャラから夢主への口調なんかも決まってきますね。
・その時の時間帯
今は朝か、昼か、夕方か、夜か。
直接的な表現にしなくても自分の中で「このシーンはお昼過ぎ」とか「もう直ぐ日が暮れる時間帯」というのを“シーンごとに”しっかり固定してください。
ブレると話が分からなくなって読むのが止まります。
③Where(どこで)
黒塗りの背景を背負って楽しく日常会話をする漫画はあまり見たことが無いと思います。
今キャラと夢主はどこにいるのか、しっかり把握できるようにしましょう。
キャラと夢主の配置(向き合ってる、隣にいる、後ろから付いて行く、など)も確認できるとなお良いです。
④What(なにを)
Whatでの質問は「何をしているのですか?」を連想しますが、ここでは「何をするつもりですか?」ということにします。
夢主とキャラはこの小説の中で何をするつもりなのですか?
片想いの彼に告白?逆に告白される?もしや…プロポーズ…??
「一番書きたいシーンはこれよ!!!!!!!!!」と豪語出来るシーンを必ず決めてください。
⑤Why(なぜ)
シーン中の夢主やキャラの心境を考えます。
告白一つとっても一目惚れですぐに「あの子が好きになったから告白しよう!」と浮足立った感じなのか、長年片想いをしてて「今日こそは…今日こそは…!」と意気込んでいるのか。
これが伝わると読者が感情移入しやすくなります。
⑥How(どのように)
なぜ夢主とキャラは④「何をするつもり」という経緯に至ったのか、という出だしから書きたいシーンまでのシチュエーションをしっかりイメージしてください。
告白するつもりなら、朝からデートに誘って最後に告白する?学校や仕事が終わったときに話し掛ける?学校やオフィスの入り口で待ってる?もしくは戦って勝った後に…などなど、様々なシチュエーションがあると思います。
キャラの作品の設定を思い出して、読んだときに原作と致命的な矛盾が無いかだけ確認するのも大切です。
多分これを考えるのが一番難しいと思います。小埜氏はたまに放棄します←
そして小説を書くときの注意点がいくつか。
①ナレーションは書き言葉で
キャラや夢主の喋り口調でナレーションをする一人称視点の場合は例外になりますが、キャラや夢主が喋る吹き出し部分以外は自分の考えうる限り書き言葉にしてください。
・彼は窓の方向いて考え事してた。
・彼は窓の方を向いて考え事をしていた。
では印象がだいぶ変わりませんか?
喋るときは短くて良いですが、読むとなると「を」や「に」といった助詞が入った方は読みやすくなります。
是非実践してください。
②句読点の使い方を考える
文章は「、」「。」でほぼ構成されており、小埜氏は「…」をよく使います。
文章が区切られ、読みやすくなります。
しかし、あまりに、使い過ぎると、逆に、読みにくく、なります。
↑どうですか
上の文章に句読点をつけるなら最大で
しかし、あまりに使い過ぎると、逆に読みにくくなります。
となると思います。
沢山付ければ区切られて読みやすい、とはなりませんので注意してください。
③記号・絵文字・顔文字は極力使わない
私がまだ書き始めの頃に流行っていたのが照れる時に「///」を入れる手法です。
「あなたが好きです///」
こういうセリフで“台詞を言っている本人が頬を染めている”表現として使われていましたが
文 字 数 制 限 が 無 い な ら ナ レ ー シ ョ ン で 解 説 し ろ
「小説」ですからね。情景はナレーションで説明し、話している間は「、」「。」「…」ぐらいの記号で収めましょう。
絵文字、顔文字に関しては公式がキャラの台詞に使っていない場合は使わないようにしましょう。
そもそも、小説で絵文字や顔文字の入ったお話を見た事がありますか?
あったらちょっとお題箱やましまろに送ってください。全力で見に行きます。
たまに小埜氏は「☆」を使いますが大体ネタなので「クッソコイツマジでふざけてやがる…」ぐらいの捉えられ方をすると思ってます。
夢小説を書く基本は大体こんな感じでしょうか。
「わっかんねえよクソが!!!!!」という方はお題箱やましまろにコメントください。
更に詳しく解説(出来たら)します。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
これを読んで「なんか良い感じに書けたぜ」という作品が出来上がりましたら幸いです。
今回は夢小説の書き方についてお話しします。
「ストーリー構成が上手く出来ない」
「文章が上手く書けない」
「夢主やキャラの表現が上手く行かない」
など、様々な理由から夢小説の難産が続いている方に向けて、小埜氏がここ十数年夢小説を書いてきた際に考えていた事や気を付けていたことに関して皆さんにシェアしようかなと思います(youtuber風に)。
突然ですが皆さん、5W1Hというものをご存知ですか?
Who(誰が)
When(いつ)
Where(どこで)
What(なにを)
Why(なぜ)
How(どのように)
と、相手に伝わりやすいコミュニケーションがどうとか(雑)って時に使う手法ですね。
折角なのでこれに沿って解説しましょう。
①Who(誰が)
夢小説を書くにあたってすでにお相手のキャラは決まっていると思います。
しかし、夢主の設定はもうお決まりですか?キャラとの関係性はどうなってますか?
職場の上司や部下、学校の先輩後輩、友達や幼馴染、恋人、はたまた初対面…など様々な関係性がありますので、自分のなりたい関係を設定してください。
②When(いつ)
いつ…と一言で言っても色んな意味があります。
・キャラと出逢ってからどれくらい経ったか
今日初めて会います!から幼馴染だからもう十数年ほぼ毎日見てる、なんてこともあります。
それによって相手への理解度や夢主の口調、キャラから夢主への口調なんかも決まってきますね。
・その時の時間帯
今は朝か、昼か、夕方か、夜か。
直接的な表現にしなくても自分の中で「このシーンはお昼過ぎ」とか「もう直ぐ日が暮れる時間帯」というのを“シーンごとに”しっかり固定してください。
ブレると話が分からなくなって読むのが止まります。
③Where(どこで)
黒塗りの背景を背負って楽しく日常会話をする漫画はあまり見たことが無いと思います。
今キャラと夢主はどこにいるのか、しっかり把握できるようにしましょう。
キャラと夢主の配置(向き合ってる、隣にいる、後ろから付いて行く、など)も確認できるとなお良いです。
④What(なにを)
Whatでの質問は「何をしているのですか?」を連想しますが、ここでは「何をするつもりですか?」ということにします。
夢主とキャラはこの小説の中で何をするつもりなのですか?
片想いの彼に告白?逆に告白される?もしや…プロポーズ…??
「一番書きたいシーンはこれよ!!!!!!!!!」と豪語出来るシーンを必ず決めてください。
⑤Why(なぜ)
シーン中の夢主やキャラの心境を考えます。
告白一つとっても一目惚れですぐに「あの子が好きになったから告白しよう!」と浮足立った感じなのか、長年片想いをしてて「今日こそは…今日こそは…!」と意気込んでいるのか。
これが伝わると読者が感情移入しやすくなります。
⑥How(どのように)
なぜ夢主とキャラは④「何をするつもり」という経緯に至ったのか、という出だしから書きたいシーンまでのシチュエーションをしっかりイメージしてください。
告白するつもりなら、朝からデートに誘って最後に告白する?学校や仕事が終わったときに話し掛ける?学校やオフィスの入り口で待ってる?もしくは戦って勝った後に…などなど、様々なシチュエーションがあると思います。
キャラの作品の設定を思い出して、読んだときに原作と致命的な矛盾が無いかだけ確認するのも大切です。
多分これを考えるのが一番難しいと思います。小埜氏はたまに放棄します←
そして小説を書くときの注意点がいくつか。
①ナレーションは書き言葉で
キャラや夢主の喋り口調でナレーションをする一人称視点の場合は例外になりますが、キャラや夢主が喋る吹き出し部分以外は自分の考えうる限り書き言葉にしてください。
・彼は窓の方向いて考え事してた。
・彼は窓の方を向いて考え事をしていた。
では印象がだいぶ変わりませんか?
喋るときは短くて良いですが、読むとなると「を」や「に」といった助詞が入った方は読みやすくなります。
是非実践してください。
②句読点の使い方を考える
文章は「、」「。」でほぼ構成されており、小埜氏は「…」をよく使います。
文章が区切られ、読みやすくなります。
しかし、あまりに、使い過ぎると、逆に、読みにくく、なります。
↑どうですか
上の文章に句読点をつけるなら最大で
しかし、あまりに使い過ぎると、逆に読みにくくなります。
となると思います。
沢山付ければ区切られて読みやすい、とはなりませんので注意してください。
③記号・絵文字・顔文字は極力使わない
私がまだ書き始めの頃に流行っていたのが照れる時に「///」を入れる手法です。
「あなたが好きです///」
こういうセリフで“台詞を言っている本人が頬を染めている”表現として使われていましたが
文 字 数 制 限 が 無 い な ら ナ レ ー シ ョ ン で 解 説 し ろ
「小説」ですからね。情景はナレーションで説明し、話している間は「、」「。」「…」ぐらいの記号で収めましょう。
絵文字、顔文字に関しては公式がキャラの台詞に使っていない場合は使わないようにしましょう。
そもそも、小説で絵文字や顔文字の入ったお話を見た事がありますか?
あったらちょっとお題箱やましまろに送ってください。全力で見に行きます。
たまに小埜氏は「☆」を使いますが大体ネタなので「クッソコイツマジでふざけてやがる…」ぐらいの捉えられ方をすると思ってます。
夢小説を書く基本は大体こんな感じでしょうか。
「わっかんねえよクソが!!!!!」という方はお題箱やましまろにコメントください。
更に詳しく解説(出来たら)します。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
これを読んで「なんか良い感じに書けたぜ」という作品が出来上がりましたら幸いです。
1/2ページ