☆胸きゅん幻覚☆

☆畑に差し入れに行ったら、振り向いたときに社会の窓が半分ほど開いている陽太郎☆
「あ!いらっしゃい!」
教えるか教えないか、究極の選択。


☆おにぎりを食べて口元の米粒を親指で取ったけど海苔は貼り付いたまま残ってる陽太郎☆


☆Tシャツにセミの抜け殻たくさんくっつけて配達から帰ってきた陽太郎と、それを羨ましがる虎☆
「こうしてはおれん!我も探しに行ってくる!お前の分もとってきてやるからな!」


☆睡眠不足と疲れで瞼が三重になってしまっている陽太郎☆
「心配かけてしまってごめんなさい。今日は早めに昼寝します。え?もう夕方…?夕飯の支度しないと…作ってくれたんですか?ありがとう…好きです。」
「頭のねじが緩むとはこういうことを言うのだな。」


☆陽太郎のお手玉(四つ)を、口を開けながら目で追ってる虎☆
「もう一つ増やせるか?それっ!」
虎が放り投げたお手玉は、陽太郎の頭の上にぽしゃっと落ちた。


☆片手で卵を割る陽太郎☆
わぁ、すごい!と褒められて、まんざらでもなく割った二個目は殻が入ってしまったのだった。


☆虎の眉間を人差し指で持ち上げて、情けない顔にしてぷっと吹き出す陽太郎☆
「……………楽しいか?」
「ふっふふ、あはははは!すごい情けない顔!」
「我にもやらせろ!」
陽太郎の眉間をくいっと持ち上げて
「なんだ、普段と変わらないではないか。つまらん。」
「は……?」
陽太郎は地味にショックを受けたのだった。


☆縁側で並んで話してる時にいい雰囲気になり、肩を抱きたくて手を伸ばすけど、話し掛けられたりふと顔を見られるとついその手をすっと引っ込めてしまう陽太郎。現在チャレンジ二回目☆
(手は握れるようになったんだけどな…)


☆縁側で仰向けで寝ている陽太郎。その腹の上にはネコちゃんが。「そこは我の場所だぞ!」とプンスコする虎。ネコちゃんは虎をチラ見してまた寝始めて譲らず、地団駄を踏んで騒ぐ虎と全然起きない陽太郎☆


☆丁寧に手際よく鯵を三枚におろす陽太郎の手元☆
魚の脂で濡れた指、見事な角度で入る包丁。イッツソーセクシー!


☆ほっぺを蚊に刺されているので教えると、「本当だ。全然気づきませんでした。」と言って触ってから急に痒くなりだして、それからずっとかいちゃう陽太郎☆
知らなければそのままだったのに、余計なことをしてすまない。

☆虎が作詞作曲した謎の歌が頭から離れず、洗い物をしながら無意識に口ずさんでしまっている陽太郎☆
「ゆ〜け〜♪こよ〜いも〜♪牙〜が、ふふふん♪おまえ〜は、リスか〜♪それと〜も、ふふふん♪」
でもうろ覚え。


☆七輪で秋刀魚を焼く陽太郎と、その横で牽制し合ってる虎と猫ちゃん☆


☆子どもたちから貰ったどんぐりでポッケをパンパンにして帰ってきた陽太郎☆
あれ?おっきいきのこも入ってます?


☆焼き栗の皮剥きを片手で余裕でこなす陽太郎と虎☆
「あなたの分も、おれが剥きますね!(パキッ!)」


☆村の熟女から干し柿と干し芋を受け取る陽太郎☆
「しっかりムラなく干からびてる…さすがだなぁ。」


☆村の寄合の後、珍しくベロベロになるまで飲まされて帰宅し、なぜが持っていたかぼちゃを最後まで離さず、ついには抱え込んだまま寝てしまった陽太郎☆
「かぼちゃに先を越されるとは…代わりと言ってはなんだが、今日は我が一緒に寝てやろう。」


☆目玉焼きに醤油をかけ過ぎた虎の皿から、自分の目玉焼きに醤油をかける陽太郎☆
「うう、しょっぱい…」
「おれもやったことあるよ。一口食べて、ごはんを多めに口に入れるしかないな。」


☆お野菜研究ノートを書いている時、思考を巡らせながら華麗にペン回しをする陽太郎☆
長い指の上でくるくる回るペン。たまに落として拾う姿もソーセクシーサンキュー。


☆陽太郎のラジオ体操に参加してスタンプをもらう虎☆
スタンプが貯まったら陽太郎がご褒美をくれるとのこと。陽太郎はそのご褒美を何にしようか考え中だったが、虎の中では決まっていたようだ。
「あと一つ…!あと一つではちみつたっぷりの特大けぇきが食える…!」
「はちみつたっぷり特大けぇきとは言ってないけど…」
「なに?!では一週間、こいつにあ〜んで飯を食わせてもらう!」
「はぁ?!ダメに決まってるだろ!」
「ならはちみつたっぷり特大けぇきだ!この寒い中毎日早起きして頑張ったんだぞ!それくらいの褒美があってもいいだろう?」
「確かに頑張ってたもんな…わかったよ。でも、明日ちゃんと起きないとダメだぞ?」
「やったーーー!!陽太郎より早く起きて待っててやろう!」
こうしてご褒美は虎のお望みどおり、ちみつたっぷりの特大ケーキを、みんなであ~んして食べたのだった。


☆差し入れの激辛すぅぷを飲んだ時、「おいしいです」と言いながらサラサラな鼻水が少し垂れてしまい、慌ててすすって袖で拭く陽太郎☆
「あっ、すみません!今の…見ちゃいましたか?」


☆朝、パーカーを着た時にフードに顔面を覆われ、後ろ前逆なことに気付いて慌てて着直す陽太郎☆
「あれっ…?あ、逆か。びっくりした…。」


☆早口言葉『赤巻紙青巻紙黄巻紙』が言えず、「あかまきまきまきっ、あおまきまきみっ?きまきまみ!…言えたか?」畑で小声で練習する陽太郎☆


☆トナカイの角と赤い鼻を付けた虎が引くソリに乗ったサンタクロースの衣装を着ている陽太郎。袋の中身は冬のお野菜☆


☆幻聴☆
「“餅をつく”の意味…わかってて言ってます?」


☆村の新年会の挨拶で村長がオヤジギャグをかましてそれなりに笑いが起きている中、一人真顔の陽太郎☆
そして誰も笑ってないところで笑い出す。

☆洗剤系のCMに起用されてる陽太郎☆
もちろん白シャツで。


☆豆系のお菓子を上に投げて口でキャッチするのがへたっぴで、ほっぺに当たって落としちゃう陽太郎☆


☆どじょうすくいを極めた虎☆


☆二人縄跳びを練習する陽太郎と虎☆
お手製の縄が思っていたより短く、後ろ回し飛びでおでこにぶつけてしまう陽太郎。ようやく順調に飛べてると思ったら、途中から虎が陽太郎の膝にしがみついていただけだった。


☆村の幼女たちにかわいくヘアアレンジされて帰ってきた陽太郎☆
「たまに取るのを忘れて、そのまま畑に出てしまうんですよね…。」


☆虎や“私”と寝てる時、何故か人がいる方へと寄ってくる陽太郎。本人は自覚なし☆
「うわぁ〜、恥ずかしい……やっぱり占い当たってるのかな…今度おれが寄ってきたら、押し返してもいいですからね?」
「我は枕よろしく顔面で押し潰されたこともあるぞ。」
「ごめん…。」


☆陽太郎が頭を洗うとき、桶に汲んだお湯を掛ける係をする虎☆
「もういいか?」
「うん、お願い」
「いくぞ!」
ザパァー!


☆ほっぺにちゅーをしてもらいたくて顔を寄せてみたものの、見つめているうちについうっかり自分からしちゃった陽太郎☆
「驚きました?本当はあなたにしてもらいたかったんですけど、我慢できずに先にしちゃいました。お返し、大歓迎ですよ?」


☆洗面所で三本の歯ブラシを見る度に幸せな気持ちになる陽太郎☆


☆利き酒をして普通に間違える陽太郎。ありえんと笑った虎も間違える☆
「認めたくないが、意外とわからんものだな。」
「そうなんだよ。いつも飲んでるやつなのに、意外とわからないんだよ…。」


☆虎が勢いよく蕎麦をすすってつゆが飛び散ってほっぺについたけど、気づかずにこにこしながら自分のつゆに呑気に薬味を足している陽太郎☆
乾く前に拭いてあげたい。


☆子どもたちと遊んでいる最中やんちゃな子どもに股間を鷲掴みにされ、「あっこら!やったな〜?」と逃げ出そうとしたところを捕まえて、股間を触り返さずおもいきりくすぐる保育のプロ顔負けの陽太郎☆


☆うつ伏せで寝そべって本を読みながら、上げた足をクロスさせてる陽太郎。もちろん背中には寝ている虎が乗っている☆


☆並んでフーセンガムを噛む陽太郎と虎。陽太郎よりフーセンガムを大きく膨らまそうとしたところ、勢いよく割れて鼻と被毛にベッタリ張り付いて、パニックで鼻から息を吸ってしまって度地獄絵図☆


☆寝顔に向かって呼び捨ての練習をしてみるも、込み上げてくる照れに悶えて耐えきれず、何回やっても結局“さん”を付けてしまう陽太郎☆


☆菖蒲湯にした日。陽太郎が体を洗っているとき、湯船から菖蒲で陽太郎の脇腹をくすぐる虎。菖蒲を取り上げてやり返す陽太郎。風呂場からは賑やかな声が聞こえてきて、上がる頃には湯量が半分に減っていた☆


☆タレたっぷりのみたらし団子を食べて口の横にみたらしを付けたまま、おいしいですねと微笑む陽太郎☆
その口元が一番美味しそうだよ。

☆誕生日。大きな手でも抱えきれないほどお祝いしてもらい、世界で一番幸せそうに笑う陽太郎☆


☆鼻をかみすぎて小鼻周辺が赤くなってる陽太郎☆
「ヒリヒリします…。」

☆腹を出して寝ている陽太郎のヘソに指を突っ込む虎☆




オレたちの幻覚はまだまだ続く――!