感想を依頼してからというもの、自分の書いた話を改めて読み直すと割と酷いなと思う。

過去ジャンルを含め、これまではババーっと頭に浮かんだ妄想を頭から順に打ち込んで、書き終わったらパーっと読み直して誤字脱字を探し、軽く手直ししてアップしてきた。そして暇な時にゆっくり読んで、その時にサイレント修正を繰り返すという悪質な手口でやってきた。まさに素人の趣味、遊びである。
今もそのマインドに大きな変化は無いが、習い事のようにプロの方から優しくご指導頂き、取引きとはいえ丁寧に読み込んで下さっているので、ふざけてないでしっかり書こうという気持ちが芽生え始めた。

内容に関してはふざけるのをやめられないし、古の個人夢小説サイターとしては原稿書きより横書きレポート形式を取りたい。ちゃんと頭下げしたり等して小説として成り立たせてみたい気持ちも無いことは無いが、あくまでこれは趣味であり、私の文章ごときが小説を名乗ることなど烏滸がましいという思いから、原稿書きはしないスタンスを頑なに貫いている。バカのこだわりここに在り。

内容をしっかり読み直して、ああでもないこうでもないと頭を悩ませ、時間を掛けて陽太郎との妄想劇を、真剣に極限まで磨き上げるのもいいもんだなと思うようになってきた。
しかしそうなると、お気楽に今までのペースで書き上げることは不可能になり、時間を掛けて磨き上げたところで微妙な出来栄えであることには変わらず、前よりマシ、程度にしかならないのに、脳と眼球疲労がとんでもなく、フラストレーションもかなり溜まる。

こう見ると何のメリットもない気もするが、おそらく書き終わった時に達成感があるし、書いたぞという自己満足度も上がるような気がする。依頼した感想を読んだ時の喜びもひとしおだろう。それよりも何よりも、心の中の縁側で、陽太郎と虎とじっくり向き合うことが出来るのが最大のメリットだと言える。

推敲という言葉を使うのも気が引けるくらいアレな自覚はあるが、幻覚の強さには誇りを持っている。その幻覚をより明確に記す為にも、やはり自分の書いた話から目を背けずにしっかり読み込んで、「待て」を習得するべきだろう。
【急募】
集中力・ヘモグロビン

もし読んでくれたドリーマーのうち一人にでも刺さって、もっと陽太郎にゾッコンLOVEしてもらえたら夢書き冥利に尽きる。結局のところ、同士の誰かに喜んでもらえたらそれが一番嬉しいのだと思う。

明日こそ、明日こそは完成させてみせる！バッチャンの名にかけて！！