狂った女の丸出し日記

特技:捏造

2023/07/12 22:45
えんだん絶叫系
陽太郎の人格の素晴らしさを感じたのは、原因不明の体調不良という一番困る状態になって、食って寝ることしかできないんですけどこんなの生きてる意味ある?と思っていた“私”に、それでもよしとした上で仕事と役割を与えたことだ。できれば目の届くところにいて欲しいというのもあるだろうが、陽太郎の命ともいえる畑にズブの素人を招き入れ、できそうなことから教えていって、任せたからには信頼して手を出さずに見守る。これは中々できることではない。肥料を運ばされるとは夢にも思っていなかったが、重いからおれやりますとかではなく、大変な仕事も任せて達成感を与えてくれる。そして頑張りを褒めてくれる。先輩としても上司としても最高の人材だ。そうして育てたお野菜で食事をし、汗を流し、生きているという実感を持たせてくれた。虎の助言もあるが、それは寝たきりでいさせて食事だけ与えることよりもよっぽど難しく、煩わしいと思う。そうすることもできただろうに、陽太郎は心身に最も効果的な方法を寄り添って与えてくれた。そんな人が好きだと言ってきて、お野菜に向けているのと同じくらいの愛情を注いでくれて、嫁にもらってくれるなんてどういうことですか?

そんなマザテレのような陽太郎が恋をして、その恋の前ではただの一人の男になったと思うと鼻からピンクの溜息が出る。“私”を好きになって告白し、返事をもらうまでの間、陽太郎は片想いをしていたということになる。なんとなく両想いかな?と思ったとしても、しっかりとした返事をもらうまでは確信を得られないし安心もできない。「おれのこと、どう思ってるんですか?」まさにそんな悶々とした日々を過ごしていたことだろう。
“私”は基本的に陽太郎の目の届くにところにいるし、陽太郎と虎同伴の怪モノ退治を除いて家から出ない為、他の男の目に触れることはない。とはいえ時に切なくなったり、自分の事を何とも思ってなかったらどうしようなどと不安になったり、今のうちにいっぱいアピールしておいた方がいいかもしれないなと思ったり、横顔や後姿を盗み見て胸をときめかせ、会話しながらかわいいな、食べちゃいたいなと思っていたかもしれない。私はそんな陽太郎を想像し、かわいいな!食べちゃいたい!と思っている。

そして“私”が堂々と人里に降りれるようになり、交友関係が広がってからが陽太郎の本当の試練の始まりである。婚約したといってもまだ抱いてないのでおれの女(仮)な状態だ。愛しの“私”が他の男の目にも入るようになり、自分以外の男と言葉を交わすのを目の当たりにした時、陽太郎はどんな気持ちになるだろうか。今まで閉鎖された世界で愛を育んできて、実は早い段階からおれの女(仮)と心の何処かで思っていたかもしれない。そうであればあるほど嫉妬や独占欲が強く出て、そんな自分の負の感情と向き合っていかなくてはならなくなる。そうなるとどうなるのかというと、夜がお熱い、という考えに行きつくのだ。ましてや働き盛りの男盛りの筋肉むきむき。お茶も夜もお熱いこって、となる。

陽太郎は一発で決めてきそうなので、R18を書くのがとても難しい。元々ギャグしか書いてこなかったし、性描写なんてちんちんおっぱいおしり!しか思い浮かばない。ここで初めて自分の欲望を開放して書いた夢小説も、まさに紅白帽をウルトラマンにして被った小学生全開で、女子から白い目で見られる出来栄えでとても楽しかった。そんな私だけど書きたい。書きたいのでやんす!

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