狂った女の丸出し日記

お通夜

2023/11/05 00:07
気分の話ではなく、リアルなお通夜に行くことになった。

先程母から訃報があった。現在お先に天国でよろしくやっている祖母の代から、家族ぐるみで親しくしている人のお父さんの訃報だった。その人は私が知る中で最も愛情深く、そのせいか悪い男に引っかかりがちだった。それでもよく笑い、強く気高く美しく、私が最も尊敬している女性だ。スナック以上クラブ未満、といった夜のお店でママさんをしていて、私の実家に遊びに来てくれた際にスカウトされ、そこで長いこと雇ってもらっていた。一緒に働いていた女の子達とも、休みの日に映画や飲みに行くくらい仲良くなった。

ママとしても何度も何度も助けられ、公私共に本当に、ものすごくお世話になった。県外に引っ越すことになってお店を辞め、久し振りに顔を見せに行ったら再開に喜んで泣いてくれるような人だ。その人のお父さんが、つい先日遠くに旅立った。
小さい頃から母と一緒に実家に何度もお邪魔して、お父さんにも本当の孫のようにとても良くしてもらった。愛妻家であったし、いつ何時に行っても「腹減ってるだろ?何か食っていけ」と言ってあれもこれも出してくれた。お父さんもまたよく笑い、よく食べていた。とても居心地のいい家だった。

そんなわけで私もお別れの挨拶をしに行く。
お通夜の翌日の告別式にも出たいので、連休明けは地元で何泊かすることになる。嫌な予感がしてすぐさま持っている喪服を着てみたところ、案の定少しパツッた。しかし買いに行く時間は無いので、姿勢を正してしっかりお別れして参る!

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