昨日から書いて行き詰まったら気分転換にソリティアをやっている。木村カエラのButterflyをエンドレスリピートして、泣きながらソリティアをやっている。陽太郎が率先してゼクシィ、たまごクラブ、ひよこクラブ、こっこクラブを熟読することを思い描いて、泣きながらスパイダソリティアをやっている。

結婚式や晴れの日は、間違いなく陽太郎が真っ先に泣く。辛い時や苦しい時は絶対に泣かないのに、喜びに感極まった時は涙を堪えきれない陽太郎。そんな彼が人生で一番泣くのが娘の結婚式だったらと考えると、目の前の札が全く見えなくなる。泣くと鉄分が持っていかれるので極力控えたいが、こればかりは泣かざるを得ない。
優しすぎて頼りなく感じる時もままあるが、その分汚れ仕事は私が請け負うので、陽太郎にはどうかずっとそのままでいて欲しい。畑に落ちていた怪しい壺をのんきに開けてしまうところや、熱が下がってちょっと元気になったからってうずうずしてしまうところもまた彼のいいところだ。

仕上げに結婚式場のホームページと新郎新婦の衣装を見て回り、式場と規模、流す曲を決めた。料理には陽太郎が育てた野菜を使ってもらうことにした。そして選んだ紋付き袴とタキシードをそれぞれ陽太郎で脳内コラージュし、脳内VＲにてバージンロードを歩いて挙式して泣いた。一番キたのは誓いの書みたいなやつに、羽ペンでふたりで名前を書いた時だった。
虎は勿論終始うぉんうぉん泣いている。キヨシの膝の上で、キヨシと一緒にうぉんうぉん泣いている。
披露宴でのファーストバイトでも陽太郎は親指拭いをするし、余興では村の男たちがガチ相撲からのてんとう虫のサンバを披露してくれた。
両親への手紙ではやっぱり陽太郎が一番泣く。

そんなブライダルに想いを馳せてうぉんうぉん泣いた後で、木村カエラのButterflyを停止して贈り物と夜更かしで甘ずっぺっぇ気持ちになり、また夢小説の続き(R18)を綴ったのであった。なお興奮しすぎて完成はしていない。