狂った女の丸出し日記

陽太郎in美容院

2023/10/31 00:22
えんだん絶叫系
陽太郎はおそらく自分で散髪している。だがもし現代に生きていたら、陽太郎も例外なく知り合いの床屋、もしくは知り合いの美容院に通うだろう。

それがもし美容院だとしたら、オーナーに頼まれて新人美容師のカットデビューを快く引き受けている。整えるだけでチャレンジングな髪型には決してしないが、持ち前の柔らかい雰囲気で無意識に新人美容師の緊張をほぐす。
シャンプーではうとうとしながら、洗い足りないところはないかというお決まりの質問に「はい、大丈夫です。」と丁寧に答える。洗い終わった後は「ありがとうございます。すごく気持ち良かったです。」とにこやかにシャンプー台から降りていく。
席に戻ってタブレットを受け取ると、オレンジページとレタスクラブを熟読して新たな発見に感動し、今日の夕飯にさっそく取り入れてみようと決意をする。お料理されるんですか?という質問には、「はい。簡単なモノしか作れませんけど…おいしそうに食べてもらえると、次はもっとおいしいモノを作ろうって、つい張り切っちゃいます。(新人の名字)さんは、お料理するんですか?」と、会話を自然に繰り広げ、ドライヤーに入るとちゃんとおとなしくしている。
仕上がりの確認の際も「上手に切ってくれてありがとうございます。」と、無意識に新人さんに自信を持たせる。この後どこかお出掛けですか?の質問には「はい。夕飯の買い物に。」とにこやかに答える。新人さんはついこの原石に手を加えたくなり、ヘアセットをしてもいいかと陽太郎に聞く。「じゃあ、お言葉に甘えてお願いします。」と、どこまでも丁寧な陽太郎のヘアを、ワックスを使って最大限活かしてモデルが如く爆イケに仕上げる。
お会計の際にオーナーが来て、セットで雰囲気がずいぶん変わったから奥さんの反応が楽しみだねと言うと、「きっと喜んでくれると思います。やっぱり今日はどこか食べに行こうかな……(新人の名字)さん、またお願いしますね。」と、にこやかに支払いを済ませて店を出る。

この美容院で陽太郎のカットを担当した新人美容師たちはメキメキと腕を上げ、独立するのが早いとか早くないとか。

という妄想をした。現在髪色目色チェンジにハマってしまい、夏は金髪という古のヤンキースタイルで固定して、四季折々様々な組み合わせを遅れ馳せながら楽しんでいる。
ヤンキースタイルのまま約束ノ頁をプレイすると、奥さんが具合を悪くした本当の理由はそれなのではと気まずくなる。でも腕捲くりヤンキースタイルでの畑姿はたまらないので、しばらくはこれで夏を楽しみたい。夜は勿論、鶯の浴衣だ。

コメント

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  • スベル (非ログイン)2023/10/31 10:27

    なんか白髪の爺様になってもそのままの陽太郎でいそうだなとか、物腰柔らかい上品な爺様だろなとかetc…
    冬私、老け専じゃないけどあの人は好き!ってファンがいそうです。

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    • メイコ2023/10/31 20:08

      わかるぅ…鍛えられてるから年を取っても背筋はしっかり伸びてそうだし、深みが増して包容力も桁違いに跳ね上がってそうです。抱かれたい爺ランキング殿堂入り間違いない。

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