狂った女の丸出し日記

もしかしてだけど

2023/07/11 22:08
えんだん絶叫系
最近夜の縁側で、陽太郎が「お茶飲みますか?」とめちゃくちゃ聞いてくる。最初は飲むと返して淹れてもらっていたが、寝る前にお茶を飲むと夜中に尿意で目が覚める。それが嫌すぎて今はずっと断っている。陽太郎は何が目的でそんなにお茶を勧めてくるのだろうかと疑ってしまうこともあるが、普通に気遣いしてるだけですよねすみませんえん。

私の中で陽太郎はとにかく世話焼きで有名だ。元々そういう性質の人なのだろうけど、私に対しては特にそうだと感じる。好きだから何かしてあげたい、好きだからつい構いたくなる、好きだからつい見つめてしまう、見ているだけで幸せ、という気持ちは私にも分かるので、陽太郎が優しい顔で見つめてくると大変心が温かくなる。しばらく見つめ合いたいのだが、私がよほどキモい顔をしているせいか、わりとすぐ前を向いてしまう。前を向くモーションに入ったと同時に話し掛け、またこちらを向いてもらうというクソ迷惑な行為をしても、陽太郎は優しく微笑んで「どうしましたか?」と聞いてくれる。終いにはそれしか言わなくなるので、そこが陽太郎の限界なのだと思う。毎回すみませんえん。

お風呂の順番を譲るのは、私を優先してのことだろう。一番綺麗なお湯に入ってもらいたいという陽太郎の気遣いだ。しかし私はある疑惑を持っている。毛だ。お風呂に入ると必ず毛が落ちる。陽太郎も人間だから、知らずに陰毛を落としていることもあるだろう。湯舟に浮いた分は取り除けるが、完全ではない。もしかしたら取りこぼしているかもしれないのでそれを見られるのが恥ずかしいのか、浮かせた風呂に入れるのは申し訳ないと思っているのか、残り湯で小さな幸せを感じたいのか、そのうちのどれかではと考えている。もしくは全部当てはまっているかもしれない。普通に考えたら最後に風呂に入ればそのまま風呂掃除ができるから、という一点に尽きるのだが、それならば私が引き受けるので、もし毛が浮いていたら見ないふりをして、さり気なく湯船から落とすと約束した上で陽太郎の残り湯に入ってみたい。約束ノ毛。すみませんえん。

春に雨が降った日は、「肌寒いですね。風邪引かないようにしないと。」とよく言うが、私からの体が冷えたから温めて欲しい待ちなのでは?と勘ぐってしまう。陽太郎の前では私は蒼いうさぎにもサイバーのりピーにもなれるので、是非冷えていると申告してみたい。実際年中手足が冷えているし、たまに震える。死んでしまうので早く温めて欲しい。

そんな感じでどぶろっく思考を地でいってるので、それが夢小説にも滲み出てしまわないよう気を付けてはいるが、気が付かないのがどぶろっく思考の持ち主なので、うきうきしながら書いた後、そういうことだろ?ターン!とエンターキーを押している。すみませんえん。
計四千円罰金を支払ったところで今夜も陽太郎の弾む息を聴いて、そういうことだろ?バタン!と眠りに落ちたい。まぁ大体眠れない。

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