マリオンクレープが食べたい。マリオンクレープが食べたい。およそ二か月ほど前からマリオンクレープが食べたい。クレープならなんでもいいわけじゃなく、マリオンクレープが食べたい。だがマリオンクレープを食べるには、マリオンクレープに失礼のないよう化粧をして、マリオンクレープに合った装いで電車に乗って街に繰り出さなければならない。そうして食べるマリオンクレープは二倍美味しい。しかしそうまでして食べたいかというと、そうではない。食べたくて喉を掻きむしる一歩手前でうろうろし続けている。雛見沢症候群でいうとL2～L3といったところだ。

マリオンクレープは勿論すっぴんで部屋着も同然の恰好で食べても美味しいが、それをするにはようやく迎えた休日に、疲れ果てて死にかけている男を叩き起こして車を出してもらわなければならない。キングオブKYと名高い私も、さすがにそれは気が引ける。ブタ女にクレープを食わせる時間があったら、一秒でも長く寝て体力を回復したいと思うだろう。でもマリオンクレープが食べたい。

陽太郎とマリオンクレープの期間限定といちごバナナチョコスペシャルトッピングアーモンドを食べさせ合いっこして、陽太郎の口の横にわざとクリームをつけるか、口の横に付いたクリームを親指で拭ってもらってペロっとされるという、昭和の少女漫画ないしトレンディードラマの王道みたいなことがしたい。

と、ここまで書いたところでがるまニストとちんちん愛好家のもくりに参加し、シモから始まりシモで終わるというフィーバーナイトを過ごした。腹が横に割れるほど笑った後は、シチュボを聞きながら眠ります。