明日、というか今日、美容院に行かなくてはならない。最後に行ったのは3ヶ月前だ。会社員時代とお水時代は仕事の一環として毎月行っていたが、自宅警備員としての地位を確立してからは大幅に頻度が下がった。
地元にいた頃は学生時代から同じ美容院に10年近く通っていた。オシャレに極めて無頓着なので、ウルトラ不器用な自分でも再現できる髪型であることを絶対条件とし、後は全て美容師にお任せしていた。ヘアケア商品も勧められるままそこで全て購入していた。地元を出てからはどこへ行っていいか分からず、美容院ジプシーに疲れ果てて次第に足が遠のいていった。現在自宅から徒歩3分の可もなく不可もない美容院に通っているが、それでも良くて3ヶ月に一度という体たらく。金にならない客で大変申し訳ない。

美容院に行くということは、よそ行きの服を着てしっかり化粧をしなければならない。そこも腰が重くなる要因だ。化粧をするとその日は愛犬に頬ずりができなくなるし、愛犬からのペロもお断りしなければならない。だがすっぴんで頬ずりしても私の酸化した皮脂が付着して愛犬自慢の白ツヤ被毛が黄ばむので、トリミングとは別に定期的に洗わなければならない。愛犬からすればとんだ迷惑行為でしかないがジャンキーなのでやめられない。

昨年の冬にパーマやカラーで傷んだ毛髪を新鮮な毛髪に生まれ変わらせるべくショートボブ(ジョークが滑りがちな外国人男性みたいなネーミングである)にし、現在は鎖骨より少し下まできた。伸びるのが早いとプロからお墨付きを頂いている。すなわちプロも認めるドスケベさ。がるまにを嗜んでいる身としては大変誇らしい。本当はもう少し伸びてから行こうと思っていたが、毛先は紫外線ダメージにより死に晒し、元々多い毛量はさらに増え、バナナクリップのバネが悲鳴を上げている。実際お気に入りのバナナクリップが一つ吹っ飛んでしまったのでさすがに限界を感じ、致し方なく美容院に行くことにした。
したい髪型があるわけでもなく、リペア中になんとなく行く美容院ほどつまらないものはない。モヒカンをオーダーするならまだしも、死に晒した毛先を整えるだけなんて美容師だってつまらないだろう。今から気が重くて仕方が無いが、これ以上バナナクリップを犠牲にしない為にも行ってくるでごわす！
生理前でお乳首様がもげそうなくらい痛いけど、行ってくるでごわす！