狂った女の丸出し日記

Battle of Pride 

2023/09/11 16:26
終わってしまった。ロスが酷い。ありとあらゆるプロが集結し、プロとプロのプライドがバッチバチにぶつかり合い、とんでもねぇクオリティを見せつけてくれた舞台ヒプノシスマイク。その集大成であるラストBOPは最高を超えていた。
ヒプノシスマイクが舞台化するという発表がなされた当初、かなり批判的な意見が散見された。本家に失礼だしヒプマイにそれは求めていない。キャストに対しても様々な批判があった。私となっちゃんも当時は受け入れられず、二人で散々文句を言った。その後で「でも行かなきゃ分かんないよね!…行ってみる?www」「えー?いやいやないでしょ!でも行かなきゃ分かんないから…行っちゃう?www」と、悪ノリのようにチケットを取った。18,000円の高額チケット。ニ公演取れたので計36,000円だ。クソたけぇwwwと笑っていたが、開始10分でチケット代が安く感じることになる。あの時行く決断をした自分たちをめちゃくちゃ褒めてあげたい。
ライブが開催されるようになり、見る麻薬のヒプステは更に加速した。パフォーマンスが良すぎるのはもちろんのこと、現場にいるオタクたちの盛り上がり方、一体感、熱量の凄まじさ。そして必ずといっていいほどリングライトの欠片を吹っ飛ばす人がいて、終演後はその周囲の人たちで一生懸命探すのも恒例となっていた。今回も例に漏れずアカバネの女のリングの欠片をみんなで探した。無事見つかってよかった。
四年間通っていて、私が知る限りだが所謂学級会は一度も開かれていない。ヒプステブートキャンプで心身ともにリフレッシュされているのか、本当に爽やかで優しくてあたたかく、楽しい現場だった。そう、とにかく楽しいのだ。おかげで私は翌日全身筋肉痛に見舞われた。

全身筋肉痛といえば、一度身体が全く動かないほどの激しい筋肉痛を一度だけ経験したことがある。まだ20代前半だった。営業の梨木さん(仮名)と食事をしに行った時の事だ。梨木さんは4つか5つほど年上だった。言動がシュールで面白く、ちょっといいなと思っていたのでお誘いに喜んで乗った。何を食べたかまでは覚えていないが、食事の後に何故かスポッチャに行った。22時過ぎだったと思う。真冬の夜のスポッチャはガラガラで、ブーツにスカートにニットといういかにもなデート服だったのにも関わらす、ガチスポッチャして210デニールのタイツに穴を開けた。トランポリンではスカートがめくれて尻が丸出しになるのもお構いなくころげまわり、真冬に汗だくになりながらありとあらゆるスポーツを童心丸出しで楽しんで、送ってもらって帰宅したのは深夜の2時か3時だったと思う。お風呂に入ってぐっすり寝て起きたら、翌日起き上がれなかった。本当に起き上がれなかった。どうやってトイレに行ったのか思い出せないが、動けないほどの激しい筋肉痛に見舞われたのは後にも先にもこの時が初めてだったので、その感覚だけはしっかり覚えている。ちなみに梨木さんとはその後も一緒に食事に行ったり、休日も色んなテーマパークに連れて行ってもらった。私が転職して忙しくなり、お誘いを断り続けることになってしまった上に湘南に引っ越したので連絡が途絶えてしまった。全身筋肉激痛を教えてくれた最初で最後の人だった。梨木さんがどういうつもりで私を誘ってくれていたのかは終始不明だった。おそらく別れた女房に親権があるたまにしか会えない娘と遊んでいる感覚か、仲の良い妹と遊んでいる感覚だったのだろう。私はそうだった。

話をBOPに戻すと、普段オリキャラには食指が全く動かない私たちだが、ヒプステオリジナルキャラはとても魅力的だった。トンチキ設定でぶっ飛んでいるところもいいし、ついノリたくなる楽曲も相まって、どのオリジナルキャラも好きになってしまう。確かアカバネの一人はユニバでルフィをやっていたはずだ。糸の会の教祖弾襄様に至っては初日でアクスタが完売した。アクスタが完売したのはヒプステ史上初だったらしい。確かにあれは私も欲しかった。糸の会のターンは会場の一体感もダントツで段違いだ。弾襄様と一緒に人差し指を掲げ、時が来たらくるくると回し、声出し解禁後の「間違ってるのは?」の弾襄様の問いかけに、「私でーーーーっす!!」と会場の皆様と叫び返すのが楽しすぎた。この時ばかりはどこのディビジョンの女も疑いようのない信者になる。
一人一人が主役で、休む間もなくノンストップで怒涛の盛り上がりを見せたBOP。俳優さんたちがキャラをこれでもかと落とし込んでいて、もう完全にそのキャラがそこにいた。解釈違いは一人もいない。それなのに映像だと麻薬の放出量が半分以下になっているのが不思議で仕方ない。やはり麻薬なので直にキメるのが一番ということか。しかしこんなに熱狂するライブにはきっともうこの先出会うことはないだろう。例えるならプリライはディズニーランド、ヒプステはドドンパとええじゃないかの無限ループである。アドレナリン誘発剤にもほどがある。ありがとうヒプステ。本当にありがとう。リングライトはゴムがやたらキツくて血が止まりがちなのも、ヒプステの攻撃力の高さを物語っているようで………泣
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