ちんポジの話ではない。球技におけるポジションの話だ。陽太郎が担うとしたらどこがいいか、ニワカ知識しかない球技も含め考えていきたい。

バスケットボール…ガード・ポイントガード
宮城リョータ、三井寿のポジション。身長の都合もあるが、陽太郎はゴール下で死闘を繰り広げるよりもボール運びとパス回しでゲームメイクをする方が合っている。シュートは大体外から打つが、場合によっては自ら切り込んでいく。当たりにも強いのでディフェンスに吹っ飛ばされることはまずないだろう。ゴール下はキヨシに任せて安心してシュートを放って欲しいし、キヨシには息の合ったパスをして欲しい。

野球…ショート
ミスフルでいうと司馬葵。のんびりした雰囲気からは想像できない瞬発力を秘めていそうなのと、肩が強く的確な判断力で正確な送球をしそうな点からショートが適任と思われる。バッティングにおいてはホームランバッターではないものの、しっかり当てて狙ったところへ打ち返すことができるので、絶対に繋げたいと思う性格も考慮して打順は二番か三番がいいだろう。虎がピッチャーで陽太郎はキャッチャー、陽太郎がピッチャー(決め球はもちろんストレート)でキヨシがキャッチャーというナイスバッテリーも見てみたい。これはかなり夢が膨らむ。

バレーボール…リベロ
ハイキューでいうと夜久衛輔。積極的に相手のコートにボールを叩き込むより、何が何でも拾って繋げるという意識が人一倍強いリベロが適している。後方から全体を見て「キヨシさんはもうちょっと下がって！虎はもうちょっと左！」等指示を出す。身長があれば守備の要であるミドルブロッカーが最も適任だが、セッターがキヨシならウイングスパイカーとしても活躍できそうだし、陽太郎がセッターなら虎がウイングスパイカーで決まりだ。サーブは間を刺すのが上手い。

サッカー…ディフェンダー(サイドバック)
長友選手。守備の要であるディフェンダーは、攻撃から守備に戻る時に真っ先に駆け出し、誰よりも先に自陣に下がらなければならない。その為かなりの体力と持久力が必要とされるので、体力お化けの陽太郎に適したポジションだと言える。フィジカルも強いので鉄壁の守備を見せてくれるだろう。また、身体を張って止めに入ることに躊躇がないのでオフェンスファウルも取りやすい。積極的にシュートを狙っていくフォワードは虎、ゴールキーパーはもちろんキヨシだ。

テニスでダブルス組むなら虎前衛の陽太郎後衛でゴールデンペアが出来上がる。最初は虎の頭にボールを当てたり当てられたりと揉めることもしばしばあったが、練習と信頼を重ねて得た驚異のシンクロで向かうところ敵なし。全盛期のK丸とO石を思い出させる。ただ村長夫妻ペアにだけは連敗を喫している。このペアのシンクロ率はもはやシンジと初号機だ。

気分転換にした妄想でだいぶ楽しんでしまったが、全てにおいて言えることは、陽太郎の汗をタオルで拭いてあげて汗でびしょ濡れのユニフォームを手洗いしたい。ただそれだけ。