アーティストではなく、お魚の話だ。
親方様はノーコンと名高い鳳長太郎と同じく子持ちししゃもが好物で、月曜に買い出しに出た際に、大きめのししゃもが山程入ったお買い得パックを眺めていた。
買いたそうに私に見せてきたので、子持ちじゃなさそうじゃない？と声を掛けたところ、残念そうに売り場に戻していた。と思ったら、いつの間にかカゴに入っており、お買い上げとなった。
そのししゃも、なんと15匹も入っていた。解凍なので一度に食べきらなければならない。おかげで今日、私はししゃもを7匹も食べた。ししゃもで腹が膨れ、食べ終えた後も口の中はししゃものスメルでいっぱい。子持ちじゃなかったことが唯一の救いかもしれない。
そして魚焼きグリルを洗い忘れていたことに今気が付いた。もうお風呂に入って歯も磨いて、ベッドの上でこれを書いている。最悪すぎる。
しかしながらししゃものおかげで、夕飯の汚かずがかぼちゃの煮つけとしじみのお味噌汁(出すの忘れたけど)、納豆めかぶ(パックのまま提供)、たくあん(切れてるやつ)(さすがに皿に盛った)、削ったキャベツという、縁がわっぽい夕飯になった。
陽太郎も虎もししゃもが好きそうだなと妄想を展開し、気分が上がったといえば上がったのだが、7匹はさすがに食べ過ぎだと思う。水族館のショーに出る哺乳類でもあるまいし、もう当分ししゃもは見たくない。