先日何かのテレビ番組で、Snow Manの佐久間くんが猫と巧みに戯れているのを観た。イケメンと猫ちゃんという間違いない組み合わせに、私も例外なくときめいて癒された。特に佐久間くんのファンというわけではないのだが、めちゃくちゃにいい光景だった。
そこで、脳内で陽太郎に犬と戯れてもらった。結論から言うと悶絶して昇天した。
まずトイプードル(茶)の子犬。あの大きい手で子犬の腹を抱えている姿はとんでもないし、ちゃんと両手で持って顔を近付けてペロされて「あっ、こら、ふふっ…くすぐったいよ。」等と言って嬉しそうに笑っている姿など、滾るあまりに拝まざるを得ない。
膝に置いて指をがじがじ甘噛みされながら、「かわいいなぁ…。まだ赤ちゃんだから、歯が尖ってて少し痛いですね。」と慈悲たっぷりの目で子犬を見つめ、その目のままこちらを向かれたら爆ぜてしまうだろう。ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ〜まぁす！！
虎は最初は子犬の勢いに戸惑うも、ペロされたり無邪気な様子を見ているうちに情が湧いて、段々とお兄ちゃんのように振る舞うようになる。庭で一緒に駆け回ったり、おやつを分け合ったりする。お手おかわり待て伏せごろん等を仕込むのは、案外虎の方が上手かもしれない。

お次は柴犬。違和感がなさすぎる。オープニング画面で陽太郎の横に柴犬が座っていたとしても全く違和感が無い。スタンダードな赤柴ももちろん最高なのだが、敢えて黒柴をチョイスしたい。とんでもなく似合う。黒柴は陽太郎の隣で終始おとなしく座っており、陽太郎がおにぎりや焼き魚を食べ始めると、「お手」と言われる前にポンッとお手をする。そうすると陽太郎は自分が食べているおにぎりや焼き魚をあげるのだが、その一連の動作は虎と会話をしながら、流れるように自然にされているのがはっきりと目に浮かぶ。黒柴が口から食べ物を落とせば、反射的に拾って食わせている。

最後に大型犬。ラブラドールと迷ったがやはりここはゴールデンレトリバー。こちらも“私”の代わりに縁側に座っていてもらいたい。しかもぴったりと寄り添って、陽太郎はゴールデンの背中に手を回して撫でている。虎はお座りしているゴールデンの股ぐらに座っているとなおいい。
陽太郎とゴールデンレトリバーの組み合わせの本領は、お散歩で発揮する。若く元気なゴールデンにぐいぐい引っ張られてリードが張っており、普通ならばつられて早足になってしまうところを、陽太郎はしっかり手綱を引いてマイペースに歩く。その時の腕の筋肉の隆起は言わずもがなだし、ご機嫌で舌を出し、はやくはやく♪と歩くゴールデンもたまらない。その背には虎が乗っているとなおいい。
全犬共通でして欲しいのは、春のぽかぽか陽気の縁側でのお昼寝。座布団を枕にし、丸まって寝ている陽太郎。わんこはそんな陽太郎の背中に自分の背中をぴったりくっつけて丸まって眠り、虎は陽太郎の懐かわんこの懐かで迷うもやはり陽太郎の懐へ。陽太郎が仕事中は、まるでわんこの子ども、あるいは兄弟のように寄り添って寝ている。その光景はまさに眼福。荒んだ心が一瞬にして洗われる。

昨日に引き続き犬の話をしたところで、新たないい幻覚が見えた。新鮮なうちに書きたいので、明日は書き直しよりも何よりも、まずはそちらを書きたいと思う。