狂った女の丸出し日記

水族館デート(妄想)

2024/07/25 23:05
えんだん絶叫系
もしも陽太郎と水族館でデートをしたら。

入ってすぐの一面ガラス張りみたいなデカい水槽の前で、わぁ、色んなお魚がたくさん泳いでますね!そうだね、すごいね!なんつって魚を見てるんだけど、陽太郎絶対魚より魚見てる私の事見てるし、私も魚より魚を見てる陽太郎を見る。目が合うと笑ってくれる。
ちょっと小さめな水槽見る時なんかは特定の魚指差して、あれ村長に似てない?え?どれですか?ほらあれ!とかやってるうちに顔寄せ合ってて、横見たらめっちゃ近くて二人で照れちゃったりなんかする。

ナマコだかヒトデだか触れるコーナーで、なんの躊躇いもなく掴んで持ち上げる陽太郎。えっ勇者。私絶対無理って思って触らずにどんな感触か聞くと、結構硬いです。触ってみますか?とかいって差し出してきて、じゃあちょっとだけ、なんつって人差し指でつんつんしたら意外とイケる気がして、持ってみるって言ったら手のひらにナマコをそっと置かれて、3秒耐えたけどやっぱりキモくてゾクッとしてナマコ投げちゃったら(ソフトアンダースローで)、陽太郎が投げられたナマコを可哀想な目で見てて、すごく申し訳ない気持ちになってナマコに謝ったら、ちょっとびっくりしたとは思いますけど、硬いから大丈夫ですよ。上から持った方が良かったかもしれませんねってフォローしてくれるわけ。教訓を活かしてヒトデは上から掴んでみたら全然イケて、ちょっとキモイけど星みたいだねー、はい、陽太郎もどうぞ!って手のひらの上に乗せたら、あっこれは確かにちょっと…やっぱり上から掴んだ方がいいですね。とか言って水槽にそっと戻して、ゾクッとしても投げないところが優しい素敵!ってなるよね〜。

イルカショーを見ながら、イルカって頭いいんだね。私より頭いいと思うって言ったら、あなたも同じくらい賢いと思いますよ?って悪気無く言われて、え~そうかな~?も〜そういうとこ!って肩パンして楽しくイルカショーを観ながら、あれ?喜んでいいやつだったのか?と複雑な気持ちになりたい。

お昼は館内のカフェで。陽太郎は生しらす丼、私はハンバーガープレートを注文。陽太郎の丼にこんもり乗ってる生しらすに気圧されて、陽太郎が口に運ぶたびにうわっとなるからあまり見れず。陽太郎は陽太郎で、私のハンバーガーの尻から具が落ちそうになってるのを見てハラハラしている。食後はソフトドリンクを飲みながらパンフレットを広げて、この後どこから回るか話し合う。

話し合った結果、カピバラとカワウソに会いに行ってからペンギンの餌やりを見に行くことに。陽太郎はカピバラ、私はカワウソを飼いたくなる。
カピバラと一緒に陽太郎をスマホで撮影し、なんか似てない?え、どこがですか?色とか。とテキトーこいてると、おれはあなたに似てるなって思いましたけど。と照れくさそうに言われて微妙な気持ちになっていると、カピバラ脱糞。ああいうとことか似てるってこと???違います!見てて癒されるってことです!うんこしてるところを??え?そういうご趣味が…?ありません!と一悶着。
カワウソは普通に可愛い可愛い言って見て、ペンギンはペンギンの歩き方を真似して、どれくらい似てたか陽太郎に評価してもらう。そしてやたらペンギンに詳しい陽太郎。ペンギンの生体等分かりやすく説明してくれる。へぇ連発。そのあとお土産売り場に直行し、カワウソの小さいぬいぐるみと、お揃いでカピバラのタオルをこっそり二枚買う。陽太郎はペンギンのキーホルダーをお揃いで買っており、タオルとキーホルダーを物々交換して、キーホルダーを二人で早速付ける。
陽太郎は車の鍵に、私は家の鍵に付け、目の前に並べて吊るして撮影する。後でインスタに上げる予定。

お待ちかねの深海魚コーナー。階段を降りる時に暗くて危ないからと手を差し伸べられ、その手を取る。階段を降りた後もずっと繋いでて、陽太郎の手のひらがあっという間にびしょびしょに。あまりにびしょびしょで思わず笑ってしまう。どうしました?手汗すごいけど大丈夫?あっごめんなさい。緊張しちゃって…気持ち悪いですよね?って離そうとするので、強く握ってそのまま陽太郎を引っ張って深海魚コーナーに突撃。以降びしょびしょの手をずっと離さない。
そしてペンギン同様物凄く詳しい陽太郎。どうやら深海の神秘に魅せられた時期があったようで、図鑑やらなにやらで調べまくっていたらしい。そんな陽太郎を私は深海博士と呼んで、尖った見た目の深海魚についてあれこれ質問すると、全部詳しく分かりやすく答えてくれてまたもへぇ連発。満へぇ。深海魚コーナーが楽しすぎて、かなり長居する。
最後はクラゲコーナー。ライトアップにゆらゆら揺れるくらげがなんともロマンチック。自然と無口になって、黙ってくらげを眺める。なんとなくお互い顔が見れなくて、ただひたすらくらげを眺めながら、意識は繋がれた手に全集中。足が疲れてないか確認されて、大丈夫と返して、そのまま閉館まで二人でくらげを眺める。

水族館から出てご飯を食べることに。陽太郎は魚を見てたら寿司の口になってしまったらしく、車で高くもなく安くもないけど手頃で良さげな板前さんのいる回転寿司へ。水族館の魚をずっとそういう目で見てたのかと問い詰める。ずっとではないですけど、鰤とか鮪とかは、おいしそうだなって。切身じゃないのに美味しそうって思えるのすごくない?プロだよプロ。そんなに褒められると、照れちゃいますね。なんて話しながら、二人で皿を積み上げる。

ここでは別々に住んでる設定なので、帰りは家まで送ってもらう。
車を降りる時、陽太郎が運転席から降りて助手席のドアを開けてくれる。ありがとう、じゃあまたね。と言った後、陽太郎が忘れ物、と言ってほっぺにちゅーをしたので、私もほっぺにちゅーをして、ふたりではにかんでから家に入る。
そんな健全故に超胸キュンなおデートがしたい。頼むから睡眠中にこういう夢を見せてくれ。

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