狂った女の丸出し日記

夏といえば②

2023/08/02 15:21
えんだん絶叫系
プールにも行きたい。陽太郎の運転する車に乗って、朝ごはんは車内で済ませる。運転する陽太郎の口に食べ物を運びたい。もぐもぐしいてる横顔が見たい。
到着して水着になったらまずは波のプールから。頭に虎を乗せた肉体美の眩しい陽太郎と手を繋いで波打ち際に腰掛けて、結構空いてますね、これから混んでくるのかな?と話しながら、足と尻にぶつかってくる波を楽しむ。大波タイムのアナウンスが流れ、行くしかないでしょ!ということで陽太郎に姫抱きされて肩が浸かるくらいの場所まで移動する。そしてコマに乗ったトトロにつかまる姉妹のように、虎と私、両サイドから陽太郎にしがみつく。大波タイムでのまれて水中ローリングしないように、しっかりしがみつく。陽太郎も私たちをしっかりと抱えて大波に備える。わくわくの中始まる大波タイム。仁王立ちで耐えるのかと思いきや、陽太郎は波に合わせてジャンプして、身体が波に乗って浮く。めちゃくちゃ楽しい。虎はくすぐられてる子どもみたいな声を出して大喜びしている。それこそトトロで父と姉妹がお風呂に入っている時のように、三人で大はしゃぎ。

大波タイムを楽しんだ後は、陽太郎が己の二酸化炭素のみで膨らませた大きなアヒルちゃんに虎と乗って、陽太郎に支えてもらいながら流れるプールを三週くらいする。水中の壁面にある、流れを生み出す為の水圧がとんでもない場所で降り、自ら背中にくらって陽太郎に抱きとめてもらう遊びは欠かせない。虎はアヒルの上から他のカップルを見て、「あの二人は付き合いたてか?初々しくていいな!」とウキウキウォッチングに余念がない。虎が一番盛り上がっていたのは、中学生らしきグループデートだった。「あの短髪はあのおさげを狙っているな。でもおさげはあの茶髪が好きそうだな。茶髪は誰にでも優しくして勘違いさせるタイプと見た。これは波乱の予感だぞ!」と、陽太郎に「やめなさい。」と言われるまでストーリーを展開し続けた。

流れるプールから出たらお昼ごはん。おソロの薄いパーカーを羽織って併設のレストランに入り、冷中×3と餃子とフライドポテトを注文。プールも楽しいねと話しつつ完食。少し休んでからウォータースライダーへ。10分程並んで、縦長の浮き輪に前から虎、私、陽太郎の順で座る。係員に押してもらって滑り出し、最初はゆっくり進むので「気持ちいいですね!」と余裕でいると、だんだんスピードが上がってきた。急斜面に差し掛かって、マックススピードで滑り落ちているところで虎が浮いて後ろにふっ飛んでいき、それを陽太郎が片手でキャッチ。そんなことある?笑い出したところでプールにバッシャーン!口にも鼻に水が入って最悪な気分になる。
でも楽しかったのでもう一回行くしかなくない?となり、また10分ほど並ぶ。並んでいる間、また虎がふっ飛ばないようにするにはどうすればいいかを話し合う。「おれが脚で挟む?」「前が見えなくなるから却下だ。そうだ、首につかまらせてくれ!」「死ぬかもしれないから却下。」なら私の水着の首のとこの紐につかまれば?と提案すると、「それはいいな!つかまりやすいし、前もよく見える。」「ダメ!紐が解けたらどうするんですか?」そんな簡単に解けないよ!とフラグを立てて、心配そうにしている陽太郎を他所に浮き輪へライド。きゃっきゃしながら滑っていって、着水でまた全員浮き輪から放り出される。最高に楽しいが、紐は解けてポロリもあるよになっている為胸元を抑えてプールから出る。それに気づいた陽太郎、虎を回収後慌てて前に回り込んで、ネックレスをつけるみたいにして紐を超かたく結ぶ。「全部取れなくてよかったです。もう紐はダメですよ?次はあの四人乗りのにしましょう。」と言って、大き目の浮き輪に向かい合って座るタイプのスライダーを指した。5分くらいで乗れたし、斜面も流れも比較的穏やかで、「どんぶらこっこだな。」と、放り出されることもなく着水。すぐ乗れることもあってその後二回ほどどんぶらこっこする。

そろそろ甘いの食べようかということになり、コーラとお茶、クレープ、かき氷にソフトクリームが乗ったやつ、コロコロ粒アイスを買って店のテラスで一服。一口ずつあーんし合って、おいしいね、おいしい!とみんなでニコニコしながら甘味を楽しんでいると、水鉄砲イベントのチラシが配られた。自前の水鉄砲で撃ち合いして、機械の水鉄砲というか大砲みたいな装置から噴射された水を浴びれるらしい。係の人も噴射装置を持っていて、エリアの中にいる人間に向かって無差別に噴射してくるそうだ。これは参加するしかないでしょ!となり、少し休憩して水鉄砲を買いに売店へ。風呂でも遊べそうだねと話しながら、よく見る引き金式のカラフルな水鉄砲を購入。いざ水鉄砲エリアへ。

すでに至る所で撃ち合いが始まっていた。私たちも水鉄砲に水をたっぷり入れ、三つ巴の戦いを繰り広げた。虎は的が小さくすばしっこくて中々当たらない。狙うは陽太郎の乳首。陽太郎は避けないけど、乳首は虎より的が小さいので中々当たらない。虎は陽太郎の顔面と私の腹を狙ってくる。陽太郎は虎の動きを読んでしっかり当てる。私には撃ってこない。撃ってと言ったら、「どこを狙っていいのかわからなくて…」とめっちゃ照れ出す。耳と目以外ならどこでもいいよ!
そうこうしているうちに、超放水タイムが始まった。想像以上の水圧と水量に、全身ビッショビショ。下手したら立ったまま溺れかねないけど楽しすぎる。濡れた髪をかき上げておでこを出し、逞しい肉体に水を滴らせている陽太郎。今すぐ個室へ移動して、自前の水鉄砲で撃ってくれませんか?虎は濡れたポメラニアンのようにぺそっとしててかわいくておかしくて笑っていると、容赦なく顔面に水をぶっかけて来る。そんな感じで放水イベントを満喫し、最後に流れるプールで陽太郎の肩につかまって背中に重なって、自分の背中には虎を乗せて、二週くらい流れてプールを出る。

帰りはスーパー銭湯に寄って、ごはんもそこで済ませる。その時点ですでに虎はうとうとし出してて、車の中では私の膝の上で爆睡。緩急のついたいびきがヤバくて陽太郎と笑いが止まらない。疲れてるのに運転ありがとうと言うと、「次の信号で止まったら、ご褒美くれますか?」と言ってきた陽太郎。よしよしする気だなと思い、いいよ!と返事をし、しばらく走って赤信号で止まる。すると陽太郎が身を乗り出してキスをしてきた。「ご褒美、もらっちゃいました。」もう何も言えなくなって、ひたすら虎のえげつないいびきを聞きながら、バックミラー越しにご機嫌の陽太郎をたまにチラッと見る。そんな帰り道がいい。

という妄想をした。大満足の一日を脳内で過ごしたところで、私は今度こそあのR18に集中する。絶対に、絶対にお盆休みに入るまでに書き上げたい。書き直しつつ現在二万文字越えである。読み直せば読み直すほど書き直しているので終わる気がしない。正直ものすごく焦っている。この夏で書き上げなければもう書かなくなるのが目に見えているし、この二万文字が全て無駄になる。書き終わった後毛髪が全て縮れ上がってもいい。気合を入れろ!今こそ全集中だ!

日記にいいねがしたいとメッセージを下さった乙女へ。
DMの返信がトップページに置いてる返信機能でできなかった為、こちらに失礼致します。日記にいいねボタンは設置できないみたいなので、エアいいねをお願いするしかないのが現状です。いつもお付き合いいただいて本当にありがとうございます!

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