狂った女の丸出し日記

太陽のSEASON

2024/06/14 23:56
シチュエーションはさておき、陽太郎へ捧げる夢ソンの一つである安室ちゃんの『太陽のSEASON』。現代であれば陽太郎が運転する軽トラに乗って海に遊びに行くイメージだ。ちなみに『You're my sunshine』は付き合うか付き合わないかの夏の陽太郎に捧げたい。
しかし私がここで言いたいのは、太陽のSEASON、すなわち夏。地獄の季節がやってきた、ということだ。

夏自体は嫌いではないのだが、ここ数年夏に汗をかくと瀕死状態になることが多々あった。身体が全く動かず、目の前に妖精の粉が舞う。ただの夏バテにしてはやりすぎであり、貧血の症状と酷似している為インターネットで調べたところ、汗と共に体内の鉄分も流れ出ていることが判明した。ネットの情報は鵜呑みにするなとWindowsXPの頃より口酸っぱく言われて来たが、そんなデマを流すメリットが見当たらないので鵜呑みにした。そこでようやく、夏に汗をかいた時のあのピヨった状態は貧血によるものだと合点がいったのだ。
ただでさえ慢性鉄不足であり、その上さらに汗かきなので詰んでいる。しかし鉄剤を飲むほどでもない気がするし、ルフィに倣って肉で補えばオールオッケー☆YO!SAY!みたいな心持ちでいるのだが、ピヨると分かっていて自ら汗をかきに外へ出るのが辛すぎる。マゾヒストでもなんでもないので、相応の覚悟を決める、もしくは諦めないといけない。

そもそも高校生あたりから、遊ぶにしても日が沈んでからだった。夏休みはアルバイトの日以外は正午過ぎまでたっぷり寝て、夕方から夜通し遊び、場所によっては始発で帰宅していた。もちろん海やプール、遊園地といったレジャー施設に朝から遊びに出かけたり、炎天下の河原でBBQをすることもあったが、飲みに行ったり花火をしたり、カラオケに行ったり肝試しに行ったりと、やはり夜に遊ぶことが多かった気がする。
こうして振り返ってみるとやってることがパリピなことに今気付いたが、現代のように自宅で楽しめる娯楽が少なかった為、体力の有り余っている遊びたい盛りの若者たちは外へ出るしかなかったのだ。

そのうち友人のうちの誰かが免許を取れば行動範囲が広がって、それこそ学校とアルバイトが終わって夜から遊びに行くなんてこともざらだった。厄介なのは、前もって約束していないのにも関わらず、自宅で夕飯を食べてゆっくりして、さて風呂にでも入るかという時に車で迎えに来て、行き先も告げられずに拉致される。自宅だけではなく、アルバイト先まで来て、上がって店から出てくるのを、今か今かと車で待ち構えているのだ。
そこにはすでに同じく拉致られた友人が乗っており、そこからまた何人か拾って、全員わけも分からないまま深夜に開いているレジャー施設に行く。例えばお台場レジャーランドだったり山奥のキャンプ場だったり、ボウリング場だったり日をまたいで小田原城だったり、富士サファリパークだったりと行き先は様々だ。日をまたぐ場合、他の犠牲者を拉致しに行っている間に風呂を済ませて再び迎えが来るのを待つのだが、途中から面倒になったのか、運転手から予め「あと30分後くらいに行くから準備しといて!」というメールが来るようになった。サプライズはいいから最初からそうしてくれ。
ちなみに冬場はスキー場の確率が高かった。しかもご丁寧に宿まで取っている。そういう時はさすがに着替えを持って来るよう言われるのだが、本当に最悪財布と携帯があればなんとかなるのだとこの時に学んだ。
そんな無茶ができるのも若さと健康があってこそ。今同じことをしようものなら行き先はレジャー施設ではなく病院だ。

もうそんなバカみたいな楽しい遊び方はできない思うと少々さみしくもあるが、太陽のSEASONは暗黒のSEASONになってしまったので、おとなしく自宅にて鉄を失わずに陽太郎と脳内で太陽のSEASONを過ごしたい。Love is Nowで絵日記眺めて微笑む。そして何より日に焼けてこれ以上シミを増やしたくない。

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