狂った女の丸出し日記

カニ ※超お下品注意

2024/06/10 16:31
言葉遣いもさることながら、◯◯味のカレーに匹敵する内容を記載している為、苦手な方はお戻りください。






先日、北海道で暮らす母ことチャンジュンから、8日(土)着でカニと海鮮鍋セットを送ると連絡が入った。いつだったか同じく北海道で暮らす叔母から立派なタラバガニが届いたこともあり、大変美味だったのでクール便が届くのを心待ちにしていた。
そして迎えた8日(土)。午前中にクール便が届いた。私は寝起きで人前に出られる格好ではなかった為、同じく人前に出られるような格好ではない親方に受け取ってもらった。廊下のドアが開き、リビングに戻って来た親方から発泡スチロールの箱を受取って、すぐさまキッチンで開封した。しかし、そこに入っていたのはタラバではなく立派な毛ガニだった。確かにカニの種類について言及していなかったし、私も勝手にタラバだと思い込んでいたのでそれはまぁいいとしよう。しかしその下に入っていたのは、海鮮鍋セットではなく北海八宝漬だった。もらっておいて文句を言いながらあからさまにがっかりすると、親方は「箱のサイズ見れば分かるだろ」と言った。それはそう。確かにそう。
とりあえず冷蔵庫に入れ、チャンジュンに届いた旨とお礼の電話(スピーカー)をした。

私「届いたよ。ありがとう。」
母「一日冷蔵庫で解凍してね。」
私「うん、でも何で毛ガニなの?」
母「え、毛ガニ好きだから!」
私「そうなの?!毛ガニ食えるとこ少なくない?」
母「みそ♡」
私「みそ好きなの?!私みそ食えないよ。親方は好きだけど。」
母「じゃあみそは親方くんに食べさせて、足だけ食べればいいじゃん。」
私「そうだね。みそだけ食わせて足は私が食べるわ。てかなんで毛ガニなの?」
母「一番美味しいから。」
私「えーーーーーーーーー」

え、俺身食えないの?と言っている奴を無視し

私「あとさ、海鮮鍋じゃなくて海鮮丼?だったんだけど。」
母「え、鍋なんて言った?」
私「言ったよ!」
母「ごめんごめん、海鮮丼!ご飯に乗せて食べると美味しいらしいよ!」
私「だろうね。」

何もかもが適当過ぎて、毛ガニの食べ方を聞くのはチャンジュンではなく叔母の方がいいと判断し、電話を切ってすぐ叔母に電話(スピーカー)した。

私「毛ガニ届いたんだけど、どうやって食べたらいいの?」
叔母「一日冷蔵庫で解凍して、あ、茹でる人もいるのかな?でも茹でなくても食べられるから。」
私「え?この毛ガニ生なの?」
叔母「生じゃない生じゃない。うーん、どうしたっけ…今寝てないのに引越し業者来てんのさ。眠いからまた後で掛け直すね。」
私「あ、ごめんね。またね。」

叔母がどういう状況なのかよく分からず困惑した。寝ていないのはおそらく仕事だったからだとして、何故引越し業者が来ているのに寝ようとしているのだろうか。呼んだのは叔母ではないのか。
それから一時間もしないうちに電話が来て

叔母「ちょっと寝たらすっきりしたわ。カニは水が出るからお皿にキッチンペーパー敷いて、甲羅下にして一日冷蔵庫で解凍するらしい。ネットで調べた!」
私「ネットで調べたの?wwwわざわざありがとう。茹でなくてもいいんだよね?」
叔母「茹でてもいいけど、すぐ食べないんだったら冷蔵庫入れとけばいいよ。」
私「あーなるほどそういうことね。わかったありがとう。」
叔母「したらねー」

カニに慣れた道民がまさかネットで調べたとは思わず、それなら自分で調べればいい話だったので悪いことをした。しかし私が聞きたかったのは、解凍方法ではなく解体方法。まぁこれもネットで調べればいい話なのでいいとして、引越し業者が来ている中、叔母はどうやって仮眠をとったのだろうか。
電話を切った後、親方に「二人とも相変わらずやばかったね!」と言うと、「お前もなかなかやばかったけど」と言われて腑に落ちなかった。私はやばくないだろ。

一日毛ガニを冷蔵庫で寝かせた日曜日の夜。満を持して毛ガニを食べるべく解体作業に取り掛かった。ちなみに親方には土日共夕方から、鬼滅の刃とコラボ中の極楽湯に行ってもらっていた。お目当てはランダムタオル。結果は伊之助と冨岡義勇という組み合わせ的に微妙な感じなので、また今週末にも行ってもらいたい。なので一人でネットでカニの解体のし方を調べ、キッチンバサミで悪戦苦闘してなんとか解体に成功した。不器用なので、毛ガニの鋭いトゲとハサミの先で左の人差し指と親指の皮がズタボロになったが、まぁまぁいい具合にやれたと思う。しかし、胴体は最後まで綺麗にできなかった。
みそを甲羅に移す作業。これがめちゃくちゃに気持ち悪かった。見た目も感触もキモすぎる。毛が生えたカニという時点でちょっと気持ち悪いのに、胴体にあるエラのような部分に触れた瞬間、私は毛ガニを諦めた。あとはご自由にということで、皿に乗せてスプーンを置いてそのまま出した。心が清らかなディズニープリンセスとは違い、見た目のキモさから偏見を捨てられない。例えこの得体の知れない汚物みたいなものがこびりついた真っ二つの胴体が、実は王子様、あるいは聖獣だったとしても、私のような性根の腐った弱ミソには、それを掲げてキッスをし、歌いながら軽やかに踊ることなど到底出来かねる。「おえっ、きも!無理!」と吐き捨てて、カニ臭い拳を握りしめて身震いすることしかできなかった。

結果食が進まず、北海八宝漬も味付けが苦手な為、鶏肉とかぶの炒め物で食事を済ませた。親方は酒もすすんでみそに身を絡めたりして、美味しそうにごはんを三杯もおかわりして食べていたが、乱心していた私は、キモい!もうみそじゃなくてクソじゃん!と悪態をつき、しかし親方は、そうだよカニのクソだよと言いながらなおも一生懸命みそをほじくりだしており、それを見て身震いしながら、カニのクソ食ってんのやばすぎるだろ!と悪態を重ねた。

やはりカニを始めとする海の幸は、自分でどうにかするものではなく、得意な人やお店のプロにお願いして、食べられる状態にしてから食べるに限る。タラバは足だけだった為難なく食卓に出せたが、姿まるごとはキツイ。
例え目の前でみそをほじって食べているのが陽太郎だとしても、悪態はつかないものの、私はきっとカニみそ太郎から目を逸らしてしまうだろう。それでも陽太郎と虎と三人で、無言でカニをほじって食べるシチュエーションは、かなり美味しいと思われる。

コメント

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  • なずな2024/06/11 00:24

    毛ガニはたしかに見た目からちょっとアレですよねwwwなんで毛が生えてるのかwww
    っていうか人前に出られる格好じゃない親方が業者対応してるの笑いましたwwwあと叔母さま何があったんだろwww

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    • メイコ2024/06/11 13:45

      いやほんと毛!!ご自慢の毛!!結構わさっと生えてるしトゲ鋭利だし、守備力も攻撃力も高すぎません?横にしか歩けないのは致命的ですけども。

      私の寝起き→妖怪
      親方の寝起き→浮浪者
      どちらがマシか、という二択ですね!

      叔母の行動いつも謎なんですけど、それがスタンダードなので誰も突っ込まないんですよねwww足の指三本骨折してるのに、遊びに行ったり買い物行ったりうろちょろしてたし、治ったと思ったら掃除中イスから落ちてまた足骨折してました。骨折りすぎwww

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