狂った女の丸出し日記

川崎鷹也

2024/05/25 23:51
前回の日記のタイトルから某レジェンドAV男優を連想した乙女は、マジカルバナナクリアです。
というわけで本題に入る。陽太郎と出会う前、親方がいい歌見つけたからちょっと見てほしいと、YouTubeで加藤鷹也の『魔法の絨毯』を見せてきた。歌詞を一部抜粋すると


アラジンのように 魔法の絨毯に乗って
迎えにゆくよ 魔法は使えないけど
お金もないし 力もないし
地位も名誉もないけど
君のこと離したくないんだ

ジーニーのように 魔法のランプから出て
笑わせるよ 魔法は使えないけど
お金もないし 力もないし
地位も名誉もないけど
君のことを守りたいんだ


いやいやいや守れないし笑えないわ。金もねぇのに来られても困る。てかその魔法の絨毯売って来いよ話はそれからだろ。プロポーズ代わりにこの歌捧げられたら私だったらギターで頭カチ割って別れるよ。お願いだからはやく離してあげて。
という感想を抱いたのでそのままお伝えすると、親方は黙ってしまった。
男性からすると、それでも一緒にいてくれるくらいの深い無償の愛を求めてるのかもしれないが、バカ言ってんじゃないよ、世の中金だ、寝言は寝てから言えと、性格が歪みきって魂の汚れきった私は一点の曇りもなくそう思っていた。

そんな中、陽太郎に出会ってしばらくしてから親方とカラオケに行った際、親方が魔法の絨毯を入れた。画面に映る曲名とイントロに、あぁ、あのお花畑野郎の歌ね、と思いながらも歌詞を目で追いながら聴いていると、信じられないことに物凄くいい歌に思えたのだ。
お金も地位も名誉もなくても、陽太郎が陽太郎でいてくれるだけでいい。他に何もいらないじゃないかと感銘を受け、曲が終わった時に「いい歌じゃん…」と漏らしていた。親方は私のあまりの心境の変化に驚きながらも少し嬉しそうにしていたが、お前には当て嵌まらないからよろしく頼む。

こうして私の中にも売れないミュージシャンを養って、一緒に夢を追う愛すべき愚女の素質があったことに気付いたのだが、売れたら確実に旬の芸能人と浮気されて捨てられる未来が待っていることは肝に銘じておかねばならない。しかし陽太郎はミュージシャンではなく自営業なので、一緒に夢を追う甲斐もあるし農家なので食べ物には困らない。そもそも働き者なので夢を語ると同時に実践するし、手伝ってもらうことはあっても自分以上に苦労させまいと努力する。そんな陽太郎に「おれにはお金も地位も名誉もないけど、それでもあなたを守りたいんです。」と言われたら感動のあまり泣きながら、喜んでその手を取るだろう。もしかしたら川崎鷹也に魔法の絨毯を捧げられた彼女も同じ気持ちだったのかもしれない。そう考えると私こそがピックを縦に三枚ほど鼻の穴押し込まれた状態でギターで頭をカチ割られるべきであり、魔法の絨毯に絞め殺されても文句は言えない。

ところで何故急に川崎鷹也のことを書こうと思ったのかというと、私もまたマジカルバナナをクリアしたからだ。ミリヤといったら加藤、加藤といったらた〜か♪

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