狂った女の丸出し日記

あと二日

2024/05/17 23:04
えんだん絶叫系
つまり明後日が陽太郎の誕生日ということだ。
二度寝しなかったせいか夢小説が思ったように進まず、朝からソリティアばかりをやっていた。ニュー縁がわエディションのソリティアをやりながら、陽太郎の幼少期、というか村長夫妻に思いを馳せた。

親友夫婦を失い、その子どもである陽太郎を引き取って自分の子のように育ててきた二人。陽太郎が再び笑顔を取り戻せるように、キヨシがありとあらゆる手段を使って、諦めずに陽太郎の感情を動かそうと試み続けていたというエピソードは、思い出すだけでも涙が出る。きっとウメも長女も幼い陽太郎に惜しみなく愛情を注いだはずだ。しかし甘やかしてばかりでは陽太郎の為にはならないと、立ち直ってしばらくしてからは母親として一般教養をはじめ、礼儀作法や言葉遣い、身だしなみ等、どこへ出ても恥をかかないよう厳しく教え込んだと思う。とはいえ陽太郎は元々真面目で素直ないい子なので、あまり手が掛からなかっただろう。反抗期があったとすればキヨシに全部ぶつけていただろうし、キヨシもまた陽太郎の喜怒哀楽のすべてを、愛おしく喜んで受け止めていたに違いない。
陽太郎が眠った後、二人で晩酌をしながらウメが、自分の教育の仕方は本当にこれで合っているのかとか、厳しくしすぎるとナツに怒られやしないかとか、日々成長している姿を見せてあげたいとか、日頃感じているプレッシャーと親友を亡くした悲しみを吐露し、それをキヨシがおおらかに励ます。そんな夜もあったことだろう。もしかしたらトイレに起きた陽太郎がそんな様子を見てしまったこともあるかもしれない。
そんな二人の恩に報いるためにも陽太郎は一生懸命勉強し、もう一人でも大丈夫だと安心させてあげたくて、早めに独り立ちをしたのではないだろうか。村長夫妻だけでなく、他の村人たちも陽太郎に対して自分の子ども、あるいは兄弟のように接し、人のやさしさに触れながら真っ直ぐ育った結果、人を思いやり、人との繋がりを大事にするようになり、両親が望んだ「太陽のように明るく人々を照らす」陽太郎という人格が形成されたのだと思うと、実に胸アツだ。
しかし、どれだけ本当の家族のように思っていても、良くしてもらえればもらえるほど本当の家族ではないという事実がチラついて、遠目から家族団欒を眺めた時なんかに、どうしようもなく孤独を感じて辛くなった部分もあったのではないだろうか。いつか自分の家族を持ちたいという夢を持ち、人一倍結婚願望が強いけど慎重ではある陽太郎。この人だと決めたら持てる愛情を一心に一途に注ぎ、何があっても生涯愛し抜くだろう。

と、ここまで書いてようやく指があったまってきたので、今から誕生日夢を仕上げてまいる!

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