旅行中、日記に書こうと一人で車で待機している時や寝る前に、その日の出来事をメモしておいた。後からちゃんと書き直そうと思ったのだが、早くも記憶が薄れているのでそのまま載せようと思う。お見苦しくて申し訳ござらん。
以下旅行メモ。


佐野で買った超すっぺぇレモンの飴舐めながら紅茶を飲んだらレモンティーになった。

きぬがわ国際ホテル到着。夜は部屋食。馬肉ソーセージを凄い勢いで食らう犬の横で美味しい料理に舌鼓を打つ。奴は日本酒で利き酒をして気に入った日本酒頼んで飲んで、ご飯食べ終わった後少しして、布団を敷きに来てもらった後すぐに寝た。風呂の時間は23時半まで。この時点で21時。愛犬と館内を見て周り、起こすか起こさまいか迷いながら部屋に戻ったのが21時45分過ぎ。これはもうこいつの風呂は朝だと確信して、終わりかけなので貸切り風呂へ。ペットと入れる風呂(浴槽は別)に一人で入った。部屋に戻ったのが23時過ぎ。ぐっすり寝てるのを確認して、スリル満点のアクスタ撮影へ。起こさないよう慎重に、迅速にありとあらゆるシーンの陽太郎を撮影。合成用に布団の写真も撮った。無事撮り終えてテーブルでデザートを食べながらアクスタをしまっていると、なんと奴が目を覚ました。何故このタイミング。寸でのところで袋にしまい終えたアクスタを座布団の下に隠したが、ビニール音でバレていた。何をコソコソやってるんだと聞かれたので、お風呂入ってきたら？あと15分しかないけど、ざぶっと入ってこれるよね？と何事もなかったように振舞って風呂に誘導し、入浴の準備してあげるからと席を立ち、入浴セットを用意していたその時。奴がアクスタを隠した座布団に手を伸ばそうとしたので、身体を張って割って入った。ひっぺがされたが必死に後ろに引き倒してアクスタを回収し、スーツケースに押し込んだ。すると、しまい忘れてんぞと言われ、何をだと半ば諦めながら見てみると、夜の陽太郎の台座だけが落ちていた。本体じゃなかったのが不幸中の幸いだが、現物を見られたことには変わりない。バレてしまっては仕方ないがあえてこちらからは説明はせず、全ての質問をシカトしてシラを切ろうと決めたところで、奴が私に何と言ったか。

「紅茶隠したんだろ？」

耳を疑った。どこをどう見たらアクスタの台座が紅茶に見えたのだろうか。暗かったからか？いや解せない。怖い。しかしそもそも奴はアクスタという物の存在を知らない。なのでビニールに入った台座を見たところで、それが何なのか分からないのだ。紅茶に見えたのと、旅先にまで紅茶を隠し持って来ていると思われたことが本当に恐ろしすぎるが、こうして私は九死に一生を得た。

翌日。福島に移動し、お犬さまパークというオシャレなカフェ&ドッグランに行った。お犬さまというだけあって、そこに犬用のジェラピケが売っていた。それを見つけた奴が迷わず買おうとしたので、私にはジェラピケ買ってくれたことないのにおかしいだろと抗議すると、旅行に持ってきた奴の寝間着のジェラピケ(私があげた夏用)とお揃いで着たいと言った。しかしそれではメンズ二人はジェラピケ、私は一人ユニクロという可哀想な構図の出来上がり。もっとおかしいだろと再度抗議をし、事なきを得た。

ドッグカフェで遅めのランチ。奴はパスタセットを、私は旅館の朝食が消化しておらず、全くお腹が空いていなかった為フライドポテトとアイスティー。犬はおやつ代わりに馬肉のミートボールと山羊のミルク。山羊のミルクが口に合わなかったらしく、飲まないので飲みなさいよとお皿をバギーの中に置いたら鼻でひっくり返されそうになった。生意気すぎる。
その後外のドッグランへ。他に客は無く貸切状態。大はしゃぎでランする犬(♂)とゴリラ(♂)とゴリ坂(︎︎46)。ところが揃いも揃ってランするには体重が重すぎた。ものの三～四十分で退場。

旅館チェックイン。なんとプライベートドッグラン付き。しかしながらつい先程までしこたま走ってきたので犬はランせず。奴の入浴後夕飯。日本酒を水のように飲む酔っ払いを相手にしながら美味しく頂いた。溢れこぼし系の日本酒で、お盆の上に超オシャンな受け皿、その上に超オシャンな徳利とその横に超オシャンなお猪口置いて、従業員の方が一升瓶から日本酒注ぐと鹿威しみたいに徳利からお猪口に酒が注がれる仕組みになっており、従業員の方が入れすぎて受け皿にかなりたっぷり日本酒がこぼれた。美味しい料理に酒が進み、あっという間に徳利の中身を飲み干した。最後に受け皿の酒を徳利だったかお猪口だったかに注いで全部飲むのだが、あまりに皿になみなみとしており、注ぐ際にお盆に結構こぼしてしまった。おしぼりでそれを拭いていたのだが、奴は食事中口を拭く度に酒の匂いがすると喜んでおり、最高じゃんそのおしぼり持って帰りなよと返して食事を楽しんだ。驚くほど大量のおかずが出てきてものすごくおなかいっぱいだったのに、パスタでお腹いっぱいの奴の分まで食べた。かなりハイレベルなフードファイトに久々にはち切れそうになった。太田胃散、いい薬です！
ちなみに日本酒おしぼりはどうしたか尋ねたら、注いでくれたおねえさんが欲しそうだったからあげてきたとのこと。いいとこあるじゃん！と褒めたら喜んでいた。

少し部屋で休んでから、もうほとんど終わったも同然だったので温泉へ。誰もおらず貸切り状態。美肌の湯と名高いだけあってアルビダ(変身前)のようにスベスベになった。しかしこの世の者ではないお客さんがおり、まぁいいかとシカトするも、圧が凄すぎて負けて早々に退散した。なんなんあいつ。腹立つわー。

翌日、大きな神社に大行列ができていた。調べたらうそかえ祭という祭が開催されており、限定1,000体の御守りが販売されていた。先着順らしい。うたプリのグッズ列を思い出しながら花見山公園へ。
愛犬をバギーに乗せて、のんびりお花を見ようと思ったら、公園とは名ばかりの登山だった。Tシャツにデニムという舐めた格好をしているのは我々含め観光客だけで、ベテランたちは登山ウェアレベル1だった。すれ違う年配の方々に「楽ちんでいいわね〜」と話し掛けられて満更でもなさそうな犬。汗だくのゴリラ(♂)に生で見た事のないえげつない蜂にビビって花見どころではないゴリ坂(46)。一番楽な道をショートカットして帰還。蜜を夢中で吸う蜂の営みに触れ、我々は自然の中にお邪魔させてもらってるのだと実感した。
これを機にハチミツの成り立ちが気になり、移動中の車内で調べたところ、蜂は花の蜜を吸って体内に貯め込んで、巣に持ち帰って吐き戻し、食料として蓄えておくらしい。コツコツ集めたそれを横取りされるのだからたまったもんじゃない。そりゃあ人間憎いし刺したくもなる。今まで以上にハチさんに感謝せねば。

そこからお昼を食べにペット可の蕎麦屋に移動。道中に見掛けた道の駅に寄り、山ぶどうのソフトクリームをバニラミックスで購入。バニラ部分は犬に少しあげて、山ぶどう部分は陽太郎のおやつに思いを馳せながら頂いた。他にもおやきとフランクフルトを購入したのだが、肉汁爆弾だった為犬の頭上に肉汁を降らせてしまった。己の頭からする美味しそうな匂いにものすごくフンフンしてたけど、一生懸命拭いた。

そこから約一時間車を走らせて蕎麦屋に到着。テラス席でバギーを横付けして遅めのお昼を頂く。私は鴨そば、奴はざる天。薄い草って揚げるとうまいよねと話しつつ、犬にとくれたいも天をかじって衣を口の中ではがしてたらそのまま食べてしまった。めちゃくちゃ甘くて美味しい。犬に謝罪して今度はちゃんと食べさせた。美味しそうに食べていた。

店を出る頃には結構いい時間になっていたのでそのまま自宅へと向かった。お腹いっぱいで眠くなってきたが、助手席では絶対寝ないというのが私のポリシーなので、眠気覚ましに木について語る。福島の木は背が高くて統率がとれてる、ところで木というものはいつから生えていて、誰が何の為に生やしたのだろうか、人間が先か木が先か、あんなところにポツンと民家があるけどちゃんとAmazon翌日に届くのか？そんな話を延々としたが、これなら寝ててくれた方がマシだと思っていたのではと書いてて思った次第である。
途中いくつかのサービスエリアに寄ってお土産を購入し、家の近くのすき家で牛丼を買って帰った。運転お疲れ様でした。てかすごい日焼けした。