明日から二泊三日で旅行に行く。行き先は犬連れに優しい観光地ランキング上位の日光鬼怒川。訪れるのは四回目なので、今回は観光よりも温泉メイン。なるべく宿でゆっくりしようみたいな感じらしい。
しかし私は現在三日目という腹痛のピークを迎えている為、悲しいかな手放しで喜べないでいる。おそらく温泉も入れずに、内風呂のシャワーで終わりだろう。それは別に構わない。激務を終えて迎えた連休においての主役は親方だ。奴が私の分まで温泉に浸かってくれればそれでいい。その間、部屋でアクスタ撮影会ができるのだから。
これが冬の温泉となれば泣いて悔しがり、お前も入るな、絶対入らせないと理不尽極まりない言葉を浴びせていただろう。春夏も浸かれば気持ちいいのだが、下手すると虫と混浴になる為、この時期及び夏の温泉は、入れなくても仕方ないね！で済ますことができる。上げ膳据え膳だけで十分だ。日頃大して美味くもない汚料理を食卓に並べている身としては、綺麗に盛り付けられた手の込んだ美味しいお料理が、所狭しと並んでいるだけでありがたい。食後にあんな枚数の皿を洗わなければならないと思うとゾッとする。

準主役の犬はというと、旅館の特別なご飯と見知らぬ土地の見知らぬ匂いに大興奮の大冒険がお楽しみ。鹿肉や馬肉を目の前にすると、前菜のお野菜は食ってるふりして床にペッと落とす犬畜生。食べなさいと言っても一切聞く耳を持たず、噛んでるのに飲み込まれないブロッコリーが小さな可愛い黒いお口からぽろぽろ落ちていくのだ。
せっかくだからと温泉に入れたらひんしゅくを買う。かつて犬用の温泉に入れたことがあったが、物凄く迷惑そうな顔をしていた。プールですら楽しめておらず、他のわんちゃん達がボールで遊んだりと満喫している横で、命懸けの泥臭い犬かきでプールサイドまで辿り着き、ブルブル震えながら私にしがみついて離れなかった。可哀想すぎてすぐに引き上げて犬用の温泉に入れたのだが、その時だけは気持ち良さそうにしていた。
どうしても一緒に泳ぎたい親方が今年こそはと毎年プールチャレンジしているのだが、愛犬からすると本当に迷惑極まりないので今年の夏はなんとかして止めさせてあげたい。

眠気に任せて取り留めもなく日記を書いているうちにもうこんな時間になってしまった。寝なければ。
それでは乙女の皆様、また連休明けにお会いしましょう！