亀梨和也。ジュニアになりたての頃は純朴野球少年といった感じでパッとしなかったが、金八先生をきっかけにじわじわと人気を伸ばし、ごくせんで赤西仁と共に大ブレイク。金田一少年の事件簿では評判はあまり良くなかったものの、山Pとの共演修二と彰でその無双っぷりに更に拍車が掛かる。それからジャニーズには今まで無かったワル路線のジュニアグループ『KAT-TUN』で正式にデビューを果たし、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍してきた。
しかし私はKinKi Kidsと嵐のファンであった為、亀梨も赤西も追うことなく、友人が亀亀仁仁言っているのを横で見ているだけだった。田中みな実との熱愛報道を受けても、へぇ～としか思わなかった。

そんな時、YouTubeのおすすめに亀梨和也の亀ちゃんねるが出るようになった。堂本光一とのカラオケ回だ。おそらくKinKi Kids、嵐、よにのちゃんねる、HeySayJUMP、King & Prince、なにわ男子、どぶろっくをチャンネル登録しているからだろう。紛うこと無くジャニオタなラインナップなので当然のおすすめだ。前々から気になっていたのでホイホイ再生してみたところ大変面白く、立て続けに三本観てしまった。観ている間終始自分が笑顔であったことに気付き、大好きな堂本光一が出ているからかと思いきや、亀梨が贔屓にしているという職人と共に鰤を捌いて食っている動画でも、気付けば終始笑顔であった。ファンでもないのに自然に笑顔にされてしまった。これがアイドルか。やられた。まさか亀梨で笑顔になる日が来るとは思わなんだ。
というのも亀梨は顔面こそ好みではないものの、話し方も声も優しいので耳に心地良く、笑顔がかなり魅力的であり、彼が笑うと何故か一緒に笑ってしまう。ワル路線でブイブイ言わせていた時よりも、現在のスタイルの方が彼本来の魅力が炸裂しており、ヤンチャな時期を経て、真のオトナの色気が出てきたように感じた。単純なので動画五本目で亀梨くんとデートがしてみたいと思うくらいには好きになり、交際相手の田中みな実が羨ましくなり、田中みな実も好きなので亀梨くんも羨ましくなった。ただ、度々前髪をうざったそうにかき上げていたので、見ているこちらもうざったくなった。

亀梨くんだけではなく、ジャニーズの面々は歳を重ねるにつれ各々深みが出てきてカッコ良さが増している。勿論旬の十代二十代は若さが弾けて可愛らしさも兼ね添えており、まさに無敵状態ではあるのだが、Sexy Zoneがそのいい例ではないだろうか。デビュー当時の少年時代は本当に初々しく、そんな彼らにSexy Zoneはないだろ、Sexy Zoneてどこ？乳首のこと？股間のこと？まだ早すぎない？と、ジャニオタの友人たちとザワついていた。しかし彼らが成長していくにつれ、見事にセクシーが垣間見える立派な男たちに成長した。中でも一番化けたのは菊池風磨だろう。これも語り出したら止まらないので自重するが、性癖と職権乱用はさておき、ジャニーさんの審美眼とプロデュースの手腕は恐ろしい程に素晴らしいと、YouTubeを観て改めて感じた。
近年ネットで工藤静香ごとこき下ろされがちなキムタクも、言わずもがなとてつもなくかっこいいし華がある。大好きな堂本剛も一時期風貌がおかしくなってしまったが、それでもやはり独特の色気があってとんでもなくカッコイイ。長野くんも坂本くんもヒガシもマッチもそう。各々素行の善し悪しはあれど、真のアイドルとはいくつになっても輝き続け、人々を魅力しているのだ。衣装に身を包んだステージ上ではなく、日常に近いYouTubeという媒体だからこそジャニーズの底力を思い知らされた。

ところでフリック式夢小説にもいくらか慣れてきて、PCとまではいかなくともなんとかスムーズに打てるようになった気がする。切り替えと慣れが肝心であることを実感したが、エンターキーによるエクスタシーへの未練は捨てきれないので、今夜も寝る前に価格ドットコムでノートパソコンの口コミを血眼になって読むとしよう。