サカモト婦人会の面々が秘密の花園(対面式)を楽しんでいる間私が何をしていたかというと、先日一人で出向いたばかりの商業施設内にあるトリミングサロンに愛犬を預け、仕上がりを待つ間親方と共に施設内をブラブラしていた。よく飽きないなと思われるかもしれないが、当然飽きている。しかし今日は目当てがあった。ウエストがゴムのワイドデニム。お一人様をした際に目を付けており、私はこれがどうしても欲しかった。

早速その店舗に親方を連れて行って試着したところ、案の定丈が長い。おそらく少し引き摺って穿くか、地面すれすれで穿くようにできている。しかし裾が地面に付くのは汚いので御免被りたいし、人一倍短足なので裾直しを余儀なくされた。裾のデザインも込みでいい感じなのに、自分が短足なばかりにそこを丸々ちょん切らなければならなくなった。それでもウエストゴムのワイドデニムは他のお店には無い為、裾のデザインは諦めておとなしく裾直しに出すことにした。

試着の際に親方が、裾直しが嫌なら厚底の靴を履くかワンサイズ落としてみろと言ったので、ワンサイズ下の物を持ってきてもらって履いてみたところ、変わらず地面に付きまくっていた。自分が著しく短足であることを再確認しただけになり、それどころか「さっきよりもケツに余裕が無い」とまで言われた。一縷の望みに賭け、私はケツがデカくて短足なのか念の為改めて確認すると、親方は一生懸命言葉を探し、探した結果見当たらず黙り込んでしまった。そこはいつも通り悪態をつけよ。

そんなこんなでお目当てのデニムをゲットして裾直しに出し、物産展や店舗を見て回りながら日用品や食材を購入してから愛犬を向かえに行った。今回のオプション特典は愛犬が表紙になった手帳。過去最高の高値だった。人間であればカットカラートリートメントは余裕でできる。よって私のトリミングは当分お預けになりそうだ。