幼少の頃から現在進行形で、意識しないほど私の娯楽には常に鳥山明先生の作品とキャラがあった。そういう人は世界中にゴマンといるだろう。
世界樹の葉もなければザオリクを唱えられるメンバーも神龍もいないので、鳥山明先生は生き返らない。当たり前だったものは当たり前ではないと改めて噛みしめる辛さを、去年からコンスタントに感じている。忘れた頃に悲しい知らせや出来事が、次から次へと報じられている。

自分が生きてきた時代が一つ、また一つと終わっていくのを、きっと今後も目の当たりにしていくのだろう。得るものよりも失うものの方が多くなっていく。年を取るということは、そういうことなのかもしれない。

ニコチャン大王、ナメック星人、桃白白、スライムナイトにメタルキング、キラーマシンにグラコス。トルネコにブライにハッサンチャモロ。ビアンカ、人造人間18号、ミレーユバーバラ、マルティナグレイグ、鳥山明先生の描くキャラとモンスター全てが本当に大好きだ。ビルダーズ3はもう叶わないかもしれないが、発売中のドラクエモンスターズ3と鋭意制作中のドラクエ12がある。ビルダーズ2が終わったらモンスターズ3に着手し、堀井雄二×すぎやまこういち×鳥山明最後のドラクエの発売を待とうと思う。

鳥山明先生が残したキャラ達はまだ生きていると思えば、この辛さもいくらか紛れる。改めて、鳥山明先生の御冥福をお祈りします。