狂った女の丸出し日記

不気味

2023/12/16 20:15
貧血科血行不良属のくせに、毛髪が伸びる速度が異様に早い。呪われた日本人形が、夜中にバイブスブチ上げで怨念を放出しているくらいに伸びが早い。このままではお焚き上げされてしまう。
お焚き上げされる前に美容院に行かねばならないのだが、その面倒を考えるとダウナーな怨念を放出して毛髪が伸び、今にも乳首を覆うだろう。何を言っているのか自分でも分からない。

お洒落に鈍感すぎてヘアスタイルにもこだわりが持てないので、日常生活を送る上で邪魔にならないか、その時の気候に合っているかで判断している。例えば冬場は前髪がないとおでこが寒いので前髪は必須だ。外出時にマフラーやハイネックを着用する際は長いと邪魔になるのでショートヘアが好ましいが、家の中では首元が寒いのである程度長さがあった方がいい。ただし長すぎると寝る時に首に巻きついてうっとおしいと感じるので難しいところではある。
夏場は乾かす手間と暑さを考えると、ショートもしくはギリギリ結べるくらいの長さが好ましいが、首が日焼けするのがネックだ。うまいことを言った。
前髪に関しては、目に入ったり邪魔だと感じたらすぐその場で自分で鋏を入れるという昔からの悪癖が治らないので、気付いたらとんでもないことになっている。学生時代は器用な友人に学校で切ってもらっていた。勤め始めてからは自分でやって失敗したところで美容院に駆け込み、直してくれと無茶を言う典型的な迷惑客だった。邪魔なのを我慢しておとなしく前髪カットを依頼しに行った時は、よく我慢したととても褒められた。現在も同じことを繰り返しているので、もう一生改められないかもしれない。
前髪を伸ばして他の毛髪と一体化させることに成功したことが一度だけあるが、前述の通り冬場おでこが寒すぎてすぐに音を上げた。

去年の冬からあてもなく女バス系ショートボブを伸ばし始めてちょうど一年。現在一番長いところは肩甲骨の下まである。激しく損傷した部分を全て切り捨てると、肩らへんという一番うねってハネるゴキゲンな状態になってしまう。縮毛矯正やパーマネントもやぶさかではないが、完全なるバージン(失笑)ヘアを目指しているのでここは我慢。毛先まで詰まった毛髪を取り戻した暁には、美容院に行ってアホ面晒してこう言おうと決めている。

「手入れが楽で、ウルトラ不器用な自分でも再現できる似合いそうな髪型にして下さい!カラーもパーマもお任せで!ちなみに朝はセットとかしませんのでよろしく!」

指名美容師はっしーの「そんなのねぇよ」と困る顔が目に浮かぶ。

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