『淫紋』を取り扱う作品をよく見かけるようになった。へそ周辺もしくは下腹部に刻まれし淫紋。刻まれるとどうなるかは、お察しのとおり淫が乱れる。媚薬よりもファンタジックで夢と書いてロマンがある。

陽太郎に淫紋が刻まれてしまう二次漫画が読みたい。怪モノによって陽太郎に淫紋が刻まれてしまい、必死に抗って悶え苦しんでいる姿をずっと眺めていたい。「お願いだから、今おれに近づかないでください…！」とかいって、山にでもこもりそうなところを捕まえて、どうしたどうしたとしつこく聞いて、白々しく私に手伝えることがあればなんでも言ってくれと言い、「このままだと、あなたを手ひどく抱いてしまいます。だから、今のうちに逃げてください…！」とか言って苦しそうに火照っている陽太郎が見たい。
日々を懸命に生きている陽太郎の苦しむ姿は見なくないし、誰よりも幸せであれと願っている。しかし淫紋は辛であり幸、幸であり辛なので、積極的に刻みたい。

逆に、“私”に淫紋が刻まれてしまい、助けを乞われた陽太郎の対応も見てみたい。
虎から抑える方法を聞かされて最初こそ戸惑うが、目の前で苦しんでいるのを放っておけず、対応できるのは自分しかいないので、気持ちを伝える前に手を出さないとか言ってる場合じゃないと、「責任はちゃんと取りますから。」とかなんとか言って、罪悪感に苛まれながらも持ち前の体力を駆使して24時間つきっきりで献身的に対応してくれるに違いない。
そして淫紋を刻んだ大怪モノを探しつつ、淫紋が消えたらもう自分は必要なくなってしまうのかな、などと頭をよぎり、少しでも残念に思った自分を責めて頭に冷たい井戸水をぶっ掛けそうだ。

日常系親愛ゲーム『縁がわ男子と怪モノたん』の、そんな二次漫画が是非とも読んでみたいんでゲス。