ようこそサカモトへ!
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
陽太郎「左手に見えるのがサカモト山です。見ての通り山しかないので見分けがつかないと思いますけど、一番高くて“山”!って感じの山がサカモト山です。」
虎「サカモト山は水も綺麗で食うにも困らん。もし遭難しても生きていけるとは思うが、食われる側になる可能性もある。決して一人で入るなよ?」
陽太郎「いきなり怖いことを言ってすみません。でも、地元の人間でも迷うこともあるので…あ、麓までなら案内できますよ?ちょっと行ってみましょうか。」
虎「観光中にあえて見に行くほどの場所か?といった顔をしているな?まぁ気持ちもわからなくはないが、まずはサカモトの自然を感じてくれ!」
陽太郎「うっ…!目にしみる…。この花、こう見えてすごく臭いので近づかない方がいいですよ。」
虎「どんなニオイかって?豚のケツを拭いた雑巾に中年男の汗を混ぜたようなニオイだ。」
陽太郎「ここが麓の一番高い場所です。立派な鯉のぼりが見えますね。」
虎「見てたら腹が減ってきたな。そろそろ飯にしよう!」
陽太郎「そうだな。そろそろお昼にするか…。おれのかわいい子豚さん、お蕎麦は好きですか?すぐ近くにおいしいお蕎麦屋さんがあるので、そこでお昼にしましょう。」
虎「我、天ぷら山盛り~♪」
陽太郎「いただきます。」
虎「いただきまーす!」
陽太郎「おれのかわいい子豚さんもよかったら天ぷら食べてくださいね?注文が入ってからすぐそこの山で採ってきた山菜を使ってるので、苦みも無くて食べやすいですよ。」
虎「その割にはちと値段が高い気がするが、観光地にはよくあることだ。気にせずたくさん食べてくれ!」
陽太郎「ぼったくりみたいに言うなよな…。食べ終わったらお散歩がてら川を見に行きませんか?底が見えるくらい透明で綺麗なんですよ。」
虎「魚がいたら我が捕ってやるからな!」
陽太郎「この川の名前は『コハク川』っていって、龍の神様が宿っているという言い伝えがあるんです。川の水、まだ冷たいですけど足だけ入ってみますか?滑ると危ないので、おれに掴まってください。」
虎「魚はいるかな~♪」
陽太郎「虎、まだ食べたばっかりだから魚はまたにしよう?」
虎「我はまだ食えるが…まぁいつでも捕れるしな。そうだ!川に入る前に“あれ”をせねば!」
陽太郎「そうだった。コハク川の神様、お邪魔します。」
虎「コハクヌシよ、邪魔するぞ!」
川で少し遊んだ後、少し早いけど今日の宿へ。
サカモトは温泉も豊富だそうで……
陽太郎「温泉の成分上、浴槽がちょっとぬるぬるしてるので足元には十分気をつけてください。前に村長がここで滑って股間を強打してしまったので。運ぶの大変だったな…。あ、この話は内緒でお願いしますね?外に入浴中の札を掛けておきますので、安心してゆっくり入ってくださいね。おれは少し用事があるので一度ここを出ますけど、夕飯までには戻りますから。」
虎「わーい!飯だ飯だ~♪」
陽太郎「料理は順次運ばれてくるので、先付から頂いちゃいましょうか。食材は全部地のモノなので、口に合えばいいんですけど…おれのおすすめは桜海老の炊き込みご飯と陶板焼きかな。おれが育てた野菜を使ってもらってるんですよ。」
虎「酒もうまいぞ!飲みすぎて、あのぬるぬる露天風呂で滑って転んでケツを割らないように気をつけろよ?」
陽太郎「元々割れてるけど、確かに危ないかもな。もし飲むなら食事の後は普通の大浴場にしておいた方がいいかもしれません。美肌の湯とも呼ばれていて、地元の女性にも好評なんです。あと、肩こりや捻挫、リウマチにも効果があるそうですよ。」
虎「痔にも効くらしいぞ!」
陽太郎「おしりの話ばっかりだな…。」
おいしいお食事を頂いた後は大浴場へ。
とても広くて気持ちよく、身体ぽかぽかお肌もツルツル。
何か飲み物でも買おうかとご機嫌でロビーへ向かうと…
陽太郎「あ、おれのかわいい子豚さん!ちょうどよかった。寝る前に少し飲みませんか?村長のボトルがあるので、それ飲んじゃおうかなって。怒られないかって?大丈夫です。空になったら新しいのを入れますから。だから遠慮しないで、好きなだけ飲んでくださいね?でも…このことは内緒でお願いします。一緒に飲んだことがバレると、色々とからかわれてあなたに迷惑を掛けてしまうので…。」
陽太郎と一緒に楽しくおしゃべりをしながら村長のボトルを飲み干して程よく酔ったあなた。陽太郎に部屋まで送ってもらったあと、そのままふかふかの布団に入ってすぐに眠気が。
たくさん笑ってたくさん歩いたので疲れていたのでしょう。
おやすみなさい。よい夢を……