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第2話
名前変換
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私が目を開けると、1番にサイタマの声がした。
「お、起きたか」
驚いて急いで体を起こす。
(あれ、私さっきまで何して・・・)
「いった・・・」
体中が痛い。特に後頭部が。
私は痛む頭を押さえながら周りを見回した。
あぐらをかくサイタマの隣でジェノスが正座をしていた。
「お前・・・先生に感謝するんだな」
ジェノスは凄みのある顔で見下ろしてくる。
(こっわ・・・)
ジェノスの言葉には返事をせず、サイタマに礼を言った。
「ありがとう、サイタマ」
「おう」
サイタマは間の抜けた返事をする。
この目もどこを見ているのかわからないし、こんな “THE・無” って感じの人がどうしてあれほど強いのか本当に気になる。
ポリポリと頬をかくサイタマ。
私は布団に座ったまま彼を見つめていたが、お腹がぐぅと鳴って夜ご飯のことを思い出した。
「あ! 今何時だ!?」
枕元にあった目覚まし時計を見ると、午後の5時半を過ぎていた。
(早くアマイマスクの家行ってご飯作らなきゃ!!)
私は布団を剥ぎ取りシーツやら枕やらを急いで整えてから、
「失礼します!!」
と大声で言ってサイタマの家を飛び出した。
「・・・何だったんだ、アイツ?」
「さあ・・・。次邪魔しに来たら俺が焼却砲フルパワーで確実に消しておきますね」
「さっき言ったこともう忘れたのか?」
(あれ? 結局弟子にしてもらえたんだっけ!?)