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第2話
名前変換
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(よし、周りにはもう誰もいない)
私はウニをどうやって倒すか考えることにした。
棘が多いから素手では無理だと思ったが、辺りには武器になりそうなものは何一つなかった。
フブキみたいに超能力でも使えたらいいのに、と思っていると、おもむろに怪人が歩き去って行く男に襲いかかった。
「あ、ちょ!」
とっさに男を守ろうと走り出す。
(だめだ! 追いつかない・・・!)
怪人が男を殴ろうとしたその時。
「ん?」
男がマヌケ顔で振り返り、
ドゴォンッ
「へ?」
気づいたら、怪人は木っ端微塵になっていた。
私には、男が振り向きざまに拳でコツンと小突いているように見えた。
コツンと。
勢いをつけて思いっきり殴ったとかではなく、軽くコツンと。
そんなことがあるはずがない。
いくらなんでもそんな弱く小突いただけで怪人が木っ端微塵になるなんて信じられない。
しかし、彼はほとんど動いていなかったし、小突いたと考えるしかない。
「なにこいつ、化物・・・」
腰が抜けて私は地面に膝をついた。
「お、これイケそう」
そう言ってウニの中身の綺麗な部分を拾っているハゲに声をかけた。
「あの! 俺は最近A級ヒーローになったアランという者だ! 名を聞かせて欲しい!」
「え、サイタマだけど」
(この人の元で修行を積めば、強くなってあのサイボーグに復讐することが出来るかもしれない)
「ぜひ弟子にしてくれ!」
「なんかデジャヴ・・・」
サイタマにもう既に弟子が1人いる事はレイは知らない。