第5話
夢小説設定
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約1時間後、控え室で暇を持て余していると、ドアをノックする音がした。
「はーい」
近づくと、がちゃりと扉が開いて1人の女性が姿を現した。
「ヒーロー認定試験の結果です」
「ありがとうございます」
A4サイズの茶封筒を手渡され、それを受け取る。
楓香が受け取ったのを確認すると、女性は「失礼します」と言って部屋を出ていった。
「結果・・・」
(まさか落ちてるとかないよね・・・)
震える手で茶封筒を開け、目を瞑りながら中の紙をだす。
そして、片目を開けて紙の内容を確認した。
「98点・・・合格!?」
驚いてもう片方の目も開けた。
しかし結果は同じだ。
思わず飛び上がる。
「やったあ!!」
合格の文字の下には、『S級ヒーローに認定する』と書いてあった。
(S級ヒーロー?)
「あ」
合格通知の紙のうしろに、もう1枚紙が入っていた。
「 “特別にS級ヒーローに認定します” ?」
その紙には
『貴女の傷の治癒能力は戦闘において非常に重要であると判断されたため、特別にS級ヒーローと認める』
と書いてあった。
(つまり、治癒能力の事教えてよかったってことだよね?)
98点なのはモグラたたきの結果が普通レベルだったからだろう。
(モグラたたきは風も水も火も使えないしなぁ)
どっちにしろS級になれて良かった。
いきなりの最高ランク認定に心が弾む。
『ジェノス様、サイタマ様、楓香様、16時より合格者セミナーを行います。第3ホールまで来てください』
放送が入った。
「ジェノスとサイタマも受かったんだ!」
楓香は嬉しくなってすぐに荷物をまとめて第3ホールへと向かった。