第3話
夢小説設定
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2人ともあっさりと信じてくれたみたいだ。
この様子ならわざわざ目の前で傷をつけて治す必要もなかったかもしれない。
「あともう1つ。こっちの方が信じられないかもしれない」
楓香は2人の様子を伺いながら少しずつ話した。
「私、火と水と風を操れるの」
今度は2人は信じられないという顔をした。
いや、自分の耳を疑うような顔、という方が正しいかもしれない。
(そりゃそうだよね・・・)
「小さい頃にこの力のせいで人を傷つけちゃって、それからはずっとそのトラウマのせいで使えなかったんだけど」
楓香は試しに部屋の中でも被害の少ない風を起こしてみた。
楓香とジェノスの髪が揺れる。
それをサイタマはうらやましそうに見つめた。
「さっき練習したら少しできるようになって」
「・・・・・・」
ジェノスは楓香を上から下までじっと見た。
「すげえなお前!」
サイタマは信じてくれたみたいで目を輝かせていた。
「それでお願いがあるんだけど、怪人に襲われた時に自分の身を守れるように練習をしたいの。付き合ってくれる?」
楓香はジェノスをまっすぐに見た。
「ジェノスはこの間見たけど火の扱いが上手だったよね。だから色々教えて欲しいの」
「あ、ああ・・・」
ジェノスは複雑な表情で頷いた。