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サ「UTAの跡を継ぐ次代の歌姫は一体どちらなのか、世間の関心は専らUTAに継ぐ歌姫を欲してるな。なぁ、＊＊＊」

_「やめてよね、私はUTAを継ぎたい訳じゃない。彼女の完成された曲と歌には敵わないんだから」


そう、世をさった歌姫を想う＊＊＊。


_「はぁー、もう生でUTAちゃん観れないなんて…寂しいよぉ」


サ「実力ある歌姫　waDoと、仮面の歌姫　uruの対決を世の中は望んでる。インタビュー組みたいってさ」

_「…私は趣味で歌を歌ってるの。それに仮面の歌姫の正体は《革命軍です》なんて言えるわけないでしょ！」

サ「顔出してないんだろ？なら良いじゃないか」

_「無責任に言わないで、私は世間に注目されたくてやってるんじゃないし」


サ「そうだな、能力は使わずに勝負してるもんな」



ウルウルの実、
彼女が感情を込めて声を発すると聞いた者は思わず涙を流して、拍手せずには居られないという。


_「難しいんだからね、感情込めないで歌うのだって。世の中にUTAちゃんを真似た歌は沢山あるけど、それだけUTAちゃんは凄い歌姫だったって事。私は、たまたまUTAちゃんの歌を自分なりにアレンジした曲がヒットしただけ、珍しいってね」

サ「なかなかの完成度だと思ったけどな、MIXとかも自分でやってるんだろ？」

_「まぁね、報酬で買ってもらったミキシングの性能のおかげだね」

サ「（それだけじゃないと思うけどな）」


サボは、バサッと新聞をテーブルに置いた。


サ「さてと今日の任務に向かうか、準備できてるか？」

_「オッケーだよ。コアラちゃん別任務だもんね、先輩の分も頑張らなきゃ！」

サ「あまり気負うなよ」


ポン、とサボは＊＊＊の頭を叩く。


_「分かってまーす」





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