「始まり」
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…
ーーーーーーーーーー カッ!!
最後に見たのは、辺りを包む眩い閃光。
それ以前の記憶は、
思い出せなかった。
..
…
ーEP1ー
ヒヒーン、
ハンジ、エレン、アルミン、ミカサの4人を乗せた四頭の馬が壁外調査の為、門から程近い巨木の森に訪れていた。
ハ「駐屯兵団の報告によると、この辺りで原因不明の光を目撃したらしいんだよ」
アル「特別、変わったところはないみたいだけど」
ハ「巨人が出るかもしれないから、気をつけて周囲を見てくれ。あまり離れ過ぎないように、お互いの姿が見える位置でね」
ハンジの指示通りに散開して辺りを見回る3人。
エ「アルミンの言った通り、特に怪しいものは無さそうだな」
ふと、エレンは上方を見上げる。
そして木々の葉に埋もれている何かを見つけた。
エ「なんだ、あれ。布みたいのが見えるな」
真下に行けば分かるかと思い、馬を歩かせる。
エ「よく見えねぇな」
ズシンッ..
突如、地面が揺れた。
巨人が近くを通ったのかと、ギクッと緊張した時、上からガサササッという音がして何かが降ってきた。
それは先程、木の上に見つけたオレンジ色の布だと理解するよりも早く、落下の衝撃に驚いた馬が混乱して走り出してしまった事にエレンは驚いた。
エ「うわっ、ヤベ!」
..
ハ「うーん、何もないなぁ」
特に収穫もなく、そろそろ集合して戻ろうかと考えていた頃、叫び声が近づいてきた。
ハ「え、エレン?どうしたんだ!」
エ「うわぁあああああ!!」
ハンジの呼びかけを無視して、エレンを乗せた馬は森の出口へと。門の方向へ走り去って行く。
ハ「ミカサ、アルミン!戻ってくれ!!エレンの馬が門の方に走っていった。急いで追いかけるよッ」
アル「あ、はいっ」
ミ「っ、エレン」
集まった3人は、エレンを追いかけるべく馬を走らせた。
..
…
3人が調査兵団の厩に着くと、そこには馬を落ち着かせているエレンが居た。
ミ「エレン!!」
馬から飛び降りたミカサがエレンに駆け寄る。
ミ「大丈夫!?」
エ「ん?あぁ、オレは何ともねぇよ」
ミ「…良かった」
心底、安心したように笑むミカサ。
ハ「驚いたよ、何があったんだ?」
エ「あぁ、木の上に何か引っかかってるのが見えたから、その木の下に行ったらコイツが落ちてきて」
そう言ってエレンは、馬の背に被さっているオレンジ色のものを指した。
ハ「それって人だよね、気絶してるのか」
エ「はい、揺さぶってみたけど起きません」
ハ「ふぅん、閃光と関係あるかもしれないな。とりあえず救護室に運ぼうか、手伝ってくれ」
アル「はい」
..
…
聴き慣れた声が遠くで騒いでいる。
『またムチャしやがって』なんて、君は言うのだろう。
スゥ…と浮かび上がる感覚がして、意識が呼び起こされた。
視界に入った見覚えのない天井に、まず溜め息が漏れた。
ハ「エレン、それを取ってくれるかい?」
声がしたので、チラリと視線を移す。
そこには知らない人物が立っていた。
_「はぁ…」
今、自分が置かれている状況が理解できず頭を押さえる。
ハ「あ、目が覚めたみたいだね」
その仕草に気付いたハンジが#を覗き込む。
ハ「起きられそう?」
_「えぇ」
返事をして上体を起こし、部屋を見回す。
他に黒髪の少年が棚の前に立って自分を見ているのに気付いた。
ハ「彼が君を見つけたんだ」
_「見つけた…どこで?」
ハ「壁外の森さ、君は枝に引っかかっていたんだ。どうして、そんな所に居たのか覚えてる?」
_「…、…?」
#
は思い出そうとして顔を顰めた。
何故、自分がそんな所に居たのか、
まるで記憶にないどころか、それ以前に何をしていたのかすら分からなかったからだ。
ハ「記憶が混乱しているのかもしれないね。焦らなくて良いよ、ゆっくり思い出してくれ」
_「あぁ…」
コンコン、部屋のドアがノックされる。
ガチャと開いて入ってきたのは黒髪の少女と金髪の少年だった。
アル「ハンジさん、団長が呼んでいるそうです」
ハンジは分かったと言うと、
に向き直った。
ハ「ちょっと移動するよ、立てるかい?」
_「はい」
ハ「エレンはアルミンたちと戻ってくれ」
エ「はい」
ハ「じゃ、着いてきてくれ」
⇒
ーーーーーーーーーー カッ!!
最後に見たのは、辺りを包む眩い閃光。
それ以前の記憶は、
思い出せなかった。
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ーEP1ー
ヒヒーン、
ハンジ、エレン、アルミン、ミカサの4人を乗せた四頭の馬が壁外調査の為、門から程近い巨木の森に訪れていた。
ハ「駐屯兵団の報告によると、この辺りで原因不明の光を目撃したらしいんだよ」
アル「特別、変わったところはないみたいだけど」
ハ「巨人が出るかもしれないから、気をつけて周囲を見てくれ。あまり離れ過ぎないように、お互いの姿が見える位置でね」
ハンジの指示通りに散開して辺りを見回る3人。
エ「アルミンの言った通り、特に怪しいものは無さそうだな」
ふと、エレンは上方を見上げる。
そして木々の葉に埋もれている何かを見つけた。
エ「なんだ、あれ。布みたいのが見えるな」
真下に行けば分かるかと思い、馬を歩かせる。
エ「よく見えねぇな」
ズシンッ..
突如、地面が揺れた。
巨人が近くを通ったのかと、ギクッと緊張した時、上からガサササッという音がして何かが降ってきた。
それは先程、木の上に見つけたオレンジ色の布だと理解するよりも早く、落下の衝撃に驚いた馬が混乱して走り出してしまった事にエレンは驚いた。
エ「うわっ、ヤベ!」
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ハ「うーん、何もないなぁ」
特に収穫もなく、そろそろ集合して戻ろうかと考えていた頃、叫び声が近づいてきた。
ハ「え、エレン?どうしたんだ!」
エ「うわぁあああああ!!」
ハンジの呼びかけを無視して、エレンを乗せた馬は森の出口へと。門の方向へ走り去って行く。
ハ「ミカサ、アルミン!戻ってくれ!!エレンの馬が門の方に走っていった。急いで追いかけるよッ」
アル「あ、はいっ」
ミ「っ、エレン」
集まった3人は、エレンを追いかけるべく馬を走らせた。
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3人が調査兵団の厩に着くと、そこには馬を落ち着かせているエレンが居た。
ミ「エレン!!」
馬から飛び降りたミカサがエレンに駆け寄る。
ミ「大丈夫!?」
エ「ん?あぁ、オレは何ともねぇよ」
ミ「…良かった」
心底、安心したように笑むミカサ。
ハ「驚いたよ、何があったんだ?」
エ「あぁ、木の上に何か引っかかってるのが見えたから、その木の下に行ったらコイツが落ちてきて」
そう言ってエレンは、馬の背に被さっているオレンジ色のものを指した。
ハ「それって人だよね、気絶してるのか」
エ「はい、揺さぶってみたけど起きません」
ハ「ふぅん、閃光と関係あるかもしれないな。とりあえず救護室に運ぼうか、手伝ってくれ」
アル「はい」
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聴き慣れた声が遠くで騒いでいる。
『またムチャしやがって』なんて、君は言うのだろう。
スゥ…と浮かび上がる感覚がして、意識が呼び起こされた。
視界に入った見覚えのない天井に、まず溜め息が漏れた。
ハ「エレン、それを取ってくれるかい?」
声がしたので、チラリと視線を移す。
そこには知らない人物が立っていた。
_「はぁ…」
今、自分が置かれている状況が理解できず頭を押さえる。
ハ「あ、目が覚めたみたいだね」
その仕草に気付いたハンジが#を覗き込む。
ハ「起きられそう?」
_「えぇ」
返事をして上体を起こし、部屋を見回す。
他に黒髪の少年が棚の前に立って自分を見ているのに気付いた。
ハ「彼が君を見つけたんだ」
_「見つけた…どこで?」
ハ「壁外の森さ、君は枝に引っかかっていたんだ。どうして、そんな所に居たのか覚えてる?」
_「…、…?」
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は思い出そうとして顔を顰めた。
何故、自分がそんな所に居たのか、
まるで記憶にないどころか、それ以前に何をしていたのかすら分からなかったからだ。
ハ「記憶が混乱しているのかもしれないね。焦らなくて良いよ、ゆっくり思い出してくれ」
_「あぁ…」
コンコン、部屋のドアがノックされる。
ガチャと開いて入ってきたのは黒髪の少女と金髪の少年だった。
アル「ハンジさん、団長が呼んでいるそうです」
ハンジは分かったと言うと、
に向き直った。
ハ「ちょっと移動するよ、立てるかい?」
_「はい」
ハ「エレンはアルミンたちと戻ってくれ」
エ「はい」
ハ「じゃ、着いてきてくれ」
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