運が悪いとは思ってません
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水族館に来たのはいいが致命的なことを忘れていた。
館内はカップルと家族連れでごった返している。
2人とも人混み苦手!!!
『ごめん……』
「いや、気にしないで。薄暗いし気づかれなくていいだろう。」
今日一日振り回されっぱなしのココは優しく微笑んでくれた。
て……
天使!!!
ココがあんまりにも鈍いから強引な手段に出たけどマジ天使か!!
緊張のあまりふざけてシュークリーム横取りしちゃうし、トリコとゼブラに持たされた雑誌は卑猥だし空回りにも程がある…
耳に掛けられた髪に触れるとみるみるうちにセイラの顔が桜貝のようになっていく。
かわいいって!かわいいって言われた!!
水族館が暗くて助かった……本当は動物園で小動物と戯れるココを見たかったけど私もココもバレると大騒ぎになるし、なにより……
「セイラ寒くない?大丈夫?」
最っっ高!!
そんなとこまで心配してくれるとか優しすぎ!クマノミ見つけて○モだよ!って言ってるココがかわいすぎる!
あーーーーっ、好き!!!
『平気です…』
「そう?震えてるけど。」
『クマノミは群れの中で一番体の大きな個体がメスでそれ以外はオスなんだよ。逆ハーレムだよね!』
なに言ってんだ私ーーーー!!
困ったらボケるか下ネタの2択しかないのか!!
「メスと交尾できるのは二番目に大きい個体だけだからハーレムじゃないからな。」
『クマノミの交尾事情に詳しいようで。さすが童貞。知識はあるよね。』
「普通にヒドい。」
自分で話題振っておいて何やってんの?!!
今日こそ……今日こそはこの関係を何とかするんだから!!