運が悪いとは思ってません
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『ドキドキするってどういうこと?紐なしバンジーとか?』
「発想が物騒すぎる…普通に壁ドンとか顎クイとかじゃないのか。」
『なにそれ。』
「………………」
『やっ』
「ヤダ。」
『途中までしか言ってないし!それぐらいやらせてよ!!シュークリーム食べたじゃん!!』
「やる側かよ!!ていうか4個あるうちの3個はセイラの腹の中だから!! 」
嫌がるココを無理矢理壁際に立たせてみたが如何せん身長差があり過ぎた。
セイラが壁に手をつこうとしても挙手してるみたいになった。
「ダサ!」
『ちょっ、笑わないでよ!こんなつもりじゃなかったのに…』
セイラがブツブツ呟いているとココの手がセイラの肩を引くと立ち位置が逆転した。
ココの長い指がセイラの頬にかかった髪に触れると耳にかけられた。
「そっちの方がかわいい。」
『………………』
「………………」
『………………』
「………あの…」
『それで終わり?よくわからなかった。』
部屋の隅で落ち込むココに追い打ちをかけていくセイラはどこか楽しそうに見える。
「ボクだって慣れてない割に頑張ったんだぞ…」
『童貞だしね?』
「ストレートに失礼だな。」
『こんなこともあろうかと思って女性誌を持ってきました!ここに書いてあること全部やろ!』
バッ!と勢いよく雑誌を開いたセイラは開いたページを凝視した後ゆっくり雑誌を閉じた。
『やめとこう。』
「バカだな。」
『こうなることも想定済みなんだっての!ここに取り出したるは最近オープンした水族館のタダ券2枚!カップルの定番水族館デート!!』
「ゆっくりしたい……」