第二話
夢小説設定
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洞窟の奥へと4人が進んでいくと分かれ道に差し掛かった。
「あっ!道が2つに分かれてますよ!!どっちに行きましょうか!?」
「…どーだ、二人とも?」
「…ふむ…どちらの穴からも死臭がハンパねーが、右の穴からはヤスデ特有のツンとする匂いが混じってる…恐らく巨大ヤスデの巣がある。」
『ん…潮の香りがするのは左の方。』
「オーケー。左だ。」
「よし。」
「ス…スゲ……」
途中似たような分かれ道や上り下りを経ていくとカサカサという音が聞こえてきた。
『……前方から嫌いな音がする…』
「なんだよ、それ…ぼやっとしてるな……いや…なるほど。」
口にするのも憚られるんだよ、ヤツは。ココからも見えたらしく、わかってくれたようだ。
「どーした?ココ、セイラ。」
「待て。ストップだ。」
「どーかしたんですわぁっ!!?わあぁあぁあ、落ちるーーー」
足を滑らせて崖から落ちかけた小松の腕をトリコが掴んだ。もう少し気をつけてほしい……
「一人で何してんだ、お前は。」
「あ…ありがとうございます!…何ですか、この音?わあぁあぁあ!」
「サソリゴキブリ……!!猛毒を持つゴキブリの巣か!!」
崖下には大量のサソリゴキブリがガサガサと音を立てている。この巣に通じている通路はたくさんあるようであちこちの壁に穴が開いていた。
『チッ…誰か落ちるよ。』
セイラが向けた視線の先をココとトリコも見つめていると、その先の穴から美食屋らしき男が巣へと落ちた。
「美食屋か!」
「マズイな、巣に落ちるぞ!」
巣へと落ちた美食屋にサソリゴキブリが集ると一瞬で骨に代わった。
何度遭遇しても吐きそうになるがこれが美食屋。仕方のないことだ。
「…………ここを通らなきゃいけないワケだが……ココ。」
「ああ…ボクが先に降りる…後に続いてくれ。」
「えっ?ちょっ…ココさん、降りるって…」
『ココなら平気だから小松くんは落ちついて。』
ココが包帯を取ると皮膚が紫色を変わる。帽子を取るとココは崖下へと降りていった。
「あっ!ココさん!」
猛毒を持つサソリゴキブリもココが降り立つと早々と避けていった。
「え!?あれ?避けた?」
「フン…猛毒を持つ凶暴なゴキブリも危険を察知したらしいな…ココの持つ毒の脅威を…!!」
『……二人とも、降りよう。』